マカフィー・ウイルススキャン
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開発元: | マカフィー |
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最新版: | 2007 / 2006年9月20日 |
対応OS: | Windows 2000/Windows XP/Windows Vista |
種別: | アンチウイルスソフトウェア |
ライセンス: | プロプライエタリ |
公式サイト: | マカフィー・ウイルススキャン |
マカフィーウイルススキャン (McAfee Virus Scan) は、マカフィー社が開発・販売を行っているウイルス対策ソフト。
セキュリティーセンター(Security Center)、パーソナルファイアウォール (Personal Firewall)、プライバシーサービス (Privacy Service)、スパムキラー (Spam Killer) がセットになったインターネットセキュリティスイート(Intenet Security Suite)としても販売している。
目次 |
[編集] 概要
世界で初めてトロイの木馬を検知・駆除したアンチウイルスソフトとして知られる。コンピュータウイルスやワームのほか、スパイウェア、ダイアラー、ジョークプログラムなどに対応している。
価格.comのサイトが改竄され、トロイの木馬を混入された事件(2005年5月)で事件発生前の2004年12月22日(米国日時)に定義ファイルがウイルスに対応できていたアンチウイルスソフトの一つである(正式対応は2005年5月16日[1]。定義ファイルで事前に対応できていたソフトとしては他にカスペルスキーなどがある。なお、同事件で有名になったNOD32アンチウイルスの場合、当初は定義ファイルに対応していない未知のウイルスを検知するヒューリスティックエンジンで検出していた)。
Mac OS版のVirusScan For Macintoshも販売しているが日本語に対応しておらず英語のみ。また、企業向けであるがUNIXやLinuxなど複数のOS環境に対応している。
なお、2007年版からは、Windows 98、Windows Meへの対応が終了しており、Windows 2000については、Service Pack 4のみへの対応となっている。
[編集] 歴史
- 1991年 - 日本のジェード株式会社が「ワクチンスキャン」の名前で販売していた。当時は米国マカフィー社(1986年設立)とは無関係であった。
- 1997年 - ジェード株式会社は米国マカフィー社に買収され、商品も「マカフィーウイルスシールド」となった。
- 1998年6月 - ドクター・ソロモン社がネットワーク・アソシエイツ社(現マカフィー社)に買収され、ドクターソロモン・アンチウイルスの後継と位置付けられた。
- 2001年9月 - ソースネクスト株式会社が総販売元となり、同社ブランドで「マカフィーウィルススキャン」として販売される。
- 2003年10月 - ソースネクスト株式会社との代理販売契約が終了、マカフィー日本法人が発足し、同社の直接販売を開始。