ミキモト真珠島
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ミキモト真珠島(みきもとしんじゅじま、英語名:Mikimoto Pearl Island)は、三重県鳥羽市鳥羽湾内に浮かぶ小島。英虞湾内にある神明浦と並ぶ養殖真珠発祥の地であり、全島が株式会社御木本真珠島が経営するレジャー施設となっている。島内では真珠工芸品が展示されている他、海女の実演が催される。
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[編集] 沿革
[編集] 施設
[編集] 真珠博物館
真珠工芸品を展示。
主な展示品
- 帯留矢車:1937年パリ万博出品。41個の真珠の他、ダイヤモンド、サファイア、エメラルド等、プラチナ、18金からなり、部品の組み立てで、ブローチ、髪飾り、指輪など12種類のアクセサリーになる。
- 地球儀:12,541個の真珠、377個のルビー、373個のダイヤモンドを使用した直径33cmの地球儀。
- 自由の鐘:1939年ニューヨーク万博出品。12,250個の真珠、366個のダイヤモンドを使用。
- 御木本五重塔:1926年フィラルデルフィア万博出品。12,760個の真珠を使用。
- 姫路城:19,000個の真珠、447個のダイヤモンドのほか、サファイア、エメラルド、ルビーを使用し姫路城を1/90サイズで再現。
- パールクラウン1世:872個の真珠、188個のダイヤモンドを使用して作成した王冠。
- 軍配扇:1907年東京勧業博覧会出品。805個の真珠を使用し、李朝伝来の軍配扇を再現。
[編集] 御木本幸吉記念館
御木本幸吉の生涯を遺品やパネル展示などで表現している。生家の鳥羽のうどん屋「阿波幸」も再現されている。
[編集] パールプラザ
レストラン阿波幸とパールショップが営業している。
[編集] その他
御木本幸吉銅像、珠の宮、野鳥の森、見晴台などがある。
[編集] アクセス
近畿日本鉄道鳥羽線・東海旅客鉄道参宮線鳥羽駅から徒歩5分。島へは橋(パールブリッジ)で渡ることができる。