レオ・ゴメス
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レオ・ゴメス(Leonard Gomez , 1967年3月2日 - )は、プエルトリコ出身。プロ野球選手(三塁手、一塁手)。
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[編集] 来歴・人物
ルイス・エルナエス・ネボネス高から1985年にボルチモア・オリオールズに入団、1990年にメジャー昇格。1996年にシカゴ・カブスに移籍し、1997年に日本の中日ドラゴンズに入団。勝負強い打撃で主に4番打者として活躍し、1年目から打率.315、31本塁打の好成績を記録した。1999年には36本塁打、109打点で当時の球団外国人選手の最高成績(2006年にタイロン・ウッズが47本塁打、144打点で新記録をマーク)を収めてリーグ優勝に貢献した。2000年に一旦退団したが、チームの打撃が振るわないことから2001年シーズン途中に来日して復帰。2002年に引退。現役終盤は足や膝の炎症に悩まされていた。
[編集] エピソード
- いつもなにやらブツブツ言いながら打席に立って、下向きにバットをふらふら振って投手が投げるのを待っていたのが印象深い。
- 常に豪快なフルスイングで、転びそうになることもしばしば。空振りをした時にバットを杖のようにして体を支えることがよくある。ただ、パワーは相当なもので、バットを折りながらも、ファールポールの左、あと少しでホームランという打球も放ったこともある。
- サードの守備では、素手でボールを掴んでそのままファーストに放るという、見ていてヒヤヒヤするプレーがよくあった。
- 東京ドームと読売ジャイアンツ戦と桑田真澄に強く、同球場では1試合3アーチも記録した(うち2発が桑田から)。
- 敬虔なクリスチャンでロッカーで聖書を読んでいたり、将来の夢は牧師になることと語る。
- 好調時は髭を伸ばし続けるジンクスを行っている。
- パワーヒッターであるにもかかわらず、三振は少ない。
[編集] 日本での年度別成績
- 表中の太字はリーグ最多数字
年度 | チーム | 試合 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四死球 | 三振 | 打率(順位) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1997年 | 中日 | 135 | 483 | 84 | 152 | 23 | 1 | 31 | 81 | 2 | 0 | 2 | 77 | 76 | .316(6) |
1998年 | 中日 | 116 | 420 | 57 | 115 | 14 | 0 | 26 | 76 | 1 | 1 | 5 | 62 | 66 | .274(19) |
1999年 | 中日 | 133 | 474 | 84 | 141 | 19 | 1 | 36 | 109 | 4 | 0 | 9 | 77 | 59 | .297(15) |
2000年 | 中日 | 122 | 440 | 59 | 127 | 19 | 1 | 25 | 79 | 1 | 1 | 5 | 62 | 75 | .289(13) |
2001年 | 中日 | 88 | 291 | 30 | 89 | 13 | 0 | 19 | 61 | 0 | 1 | 4 | 47 | 35 | .306 |
2002年 | 中日 | 66 | 247 | 34 | 66 | 10 | 0 | 16 | 43 | 0 | 0 | 2 | 30 | 39 | .267 |
通算成績 | --- | 660 | 2355 | 348 | 690 | 98 | 3 | 153 | 449 | 8 | 3 | 27 | 355 | 350 | .293 |
[編集] メジャーでの通算成績
- 611試合 打率.243(1916打数 466安打) 79本塁打 259打点 4盗塁