ロバート・ガルシア
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ロバート・ガルシア プロフィール
ロバート・ガルシア(Robert Garcia)は、SNKの対戦型格闘ゲーム『龍虎の拳』などに登場するキャラクター。
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[編集] キャラクター設定
- 主人公であるリョウ・サカザキの親友、そしてライバル。リョウと同じく極限流空手の師範代であり、「最強の虎」と呼ばれる。『龍虎の拳 外伝』では主人公になった。
- イタリアのガルシア財団(作品により「財閥」となっている場合も)の御曹司であるが、父・アルバートの教育方針に反発し奔放、極限流の門下生になった。
- 以上の設定には、カプコンの格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズのケンとの類似が見られるが、また逆にケンにもロバートから設定に影響を与えたと思われるものもある。このためか、『CAPCOM VS. SNK』シリーズではガルシア財閥とマスターズ財団が共同出資して格闘大会を開催した設定になっている(ただし、ケンが選手として出場しているのに対し、ロバートは作品中に一切登場しない)。
- リョウの妹・ユリに好意を抱いており、ユリがさらわれたと知りリョウと共にサウスタウン中を奔走する事に(『龍虎の拳』)。『外伝』では逆に窮地を救われる場面も。また同作のEDではユリを伴ってイタリアへ里帰りをした。
- 髪型は後ろで結っているのは共通だが、真ん中分けであったり、オールバックであったり、真ん中分け風オールバックだったりと曖昧である。顎もまた、割れていたりなかったりする。
- 一人称は基本的に龍虎の拳シリーズでは「俺」、KOFシリーズでは「わい」となっているが、時折混じる事もある。
- 言語は関西弁表記であるが、これはイタリア訛りの英語を表現するためである(また、『ザ・キング・オブ・ファイターズ'97』などでは椎拳崇との関西弁のやりとりが見られる)。モデルとされる映画俳優、スティーブン・セガールも、長年大阪の十三に住んでおり関西弁がペラペラである。
- 『ザ・キング・オブ・ファイターズ』でもリョウと共に常に出場していたが、『XI』でついに出場を逃す事になった。不参加の理由は、ガルシア財団のプロジェクトに参加するためだと、XIの公式ストーリーで語られている(外伝的作品である『KOF EX2』でも、大会の主催にガルシア財団も加わっている事で不参加となっている)。
- 『ネオジオバトルコロシアム』では『武力』の年齢設定で登場するリョウ(Mr.カラテ)に対応し、同様に年を経た姿で登場した(この時のストーリーもストリートファイターシリーズのケンと類似している)。なお、この設定でもまだユリとは一緒になっていないらしい(大切なものにユリを挙げているが)。また、こちらのロバートは、PS2版『KOF XI』に隠しキャラとして登場する。
- ラッキョウが嫌いな理由は「昔リョウに死ぬほど食べさせられた」からである。
- 『KOF完全読本』の付録CDにも収録された『美形会議』では龍虎の拳の美形キャラとして登場。アンディ・ボガードと共に会議のまとめ役を担当している。何かと血を吐く橘右京や、時折痛い所を突く八神庵に手を焼きながら、自身もたまにアンディをからかう事がある。一時期はNBCの美形キャラとして登場していた。アンディと同様、調子に乗り出すと会議とは全く無関係な不規則発言を飛ばして来ることがある。また上記のPS2版『KOF XI』でも「大事な会議を抜け出してきた」という発言があり、この美形会議をネタにしたものと考えられる。
[編集] キャラクターの特徴
- 『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズでは、必殺技がコマンド入力式であったり溜め方式であったりと変更されることが多い。
[編集] 必殺技
詳細は極限流空手参照。
- 龍撃拳
- 龍撃閃・上段
- 龍撃閃・下段
- 飛燕疾風脚
- 飛燕龍神脚
- 飛燕旋風脚
- 飛燕旋風脚フィニッシュ
- 幻影脚
- ビルトアッパー(龍牙)
- 極限流連舞脚
- 極限流連舞拳
- 旋円連舞脚
- 龍斬翔
[編集] 超必殺技
- 覇王翔吼拳
- 龍虎乱舞
- 絶!!龍虎乱舞
- 無影疾風重段脚
- 無影旋風十段脚
- 九頭龍閃
- 背牙龍
- 地龍背穿脚
- 飛龍跳襲脚
[編集] 声の出演
- や乃えいじ(初代龍虎の拳)
- Kay稲毛(龍虎の拳2、KOF'94・'95・XI、NBC)
- 小市慢太郎(龍虎の拳外伝、KOF'96~2003)
- 池田政典(アニメ「バトルスピリッツ 龍虎の拳」)
- 小板橋篤記(美形会議)
[編集] 関連人物
- アルバート・ガルシア ― 父
- シェリー・ガルシア ― 母
- フレア・ローレンス ― 幼馴染み