三河港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三河港(みかわこう)は愛知県東部の三河湾に面した豊橋市・田原市・蒲郡市・御津町にわたる港湾である。港湾管理者は愛知県。重要港湾に指定されている。
国内外の多くの自動車メーカーが基幹港とし、自動車の輸入に関して金額・台数とも全国1位で、輸出に関しても金額が1位(台数は1998年から2003年までは1位。現在は名古屋港が1位)で、名古屋港、ドイツのブレーマーハーフェン港、ベルギーのセヴルージュ港と並び世界を代表する自動車港湾。アメリカズカップ日本代表の母港としても知られ、リゾート施設も充実している。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 港概要
[編集] 所轄地区
周囲80km、面積132km²
- 神野地区(豊橋市)
- 大崎(船渡)地区(豊橋市)
- 田原地区(田原市)
- 蒲郡地区(蒲郡市)
- 大塚地区(蒲郡市)
- 御津地区(御津町)
[編集] 関連施設
- 豊橋コンテナターミナル
- 三河臨海緑地
- バリアフリー桟橋海陽
- 神野8号岸壁
- シーパレスリゾート
- ラグーナ蒲郡
- ポートインフォメーションセンター「カモメリア」
[編集] 輸出入総額
- 輸出
- 約2兆2,189億円(全国港湾5位)
- 輸入
- 約4,016億円(全国港湾7位)
[編集] 完成自動車の年間輸出入
- 輸出
- 輸入
[編集] 主な取扱い自動車メーカー
- 豊橋地区
- スズキ、ダイムラー・クライスラー、ランドローバー、フォード・モーター、ジャガー、ボルボ、ゼネラルモーターズ、フォルクスワーゲン(フォルクスワーゲン グループ ジャパンは国内輸入業者として唯一の自社専用岸壁を三河港に保有)
- 蒲郡地区
- 田原地区
[編集] その他
- 国内外を問わず、さらに多くの自動車メーカーの集積を狙う目的で三河港は「国際自動車コンプレックス構想」を打ち出し、「国際自動車特区」として政府の第二次構造改革特区に指定されている。
- 豊橋港区は現在の三河港となる前の名残から、地元では現在も豊橋港という表記が案内板などに記されている。豊橋港区に繋がる県道393号も「豊橋港線」という名称が付けられ、また地域高規格道路である名豊道路には「豊橋港インター」という名称のインターが存在する。