三菱・グランディス
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グランディス(GRANDIS)は三菱自動車工業が生産・販売している乗用型ミニバン(普通乗用車)である。 2003年5月のデビューであるが、元となったシャリオシリーズから数えると4代目にあたる。
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[編集] 概要
シャリオとRVRの後継車として、エクステリアやインテリアなどには日本独特の美をイメージさせる曲線が多く用いられ、従来の日本車のデザインのイメージを覆した。デザイン開発の総指揮にはマイバッハやスバルの2代目レガシィのデザイン開発に携わった同社のデザイン本部長(当時)であるオリビエ・ブーレイ(Olivier Boulay)が参加した。
尚、この車の一部の部品はコルトをベースにしている。
また、2003年4月から2004年3月までフジテレビ系で放送された同社が提供するアニメ 『アストロボーイ・鉄腕アトム』にはグランディスをベースにした「エアカー」が番組内に登場し、アトムバージョンのグランディスのCMも製作された。
[編集] 歴史
[編集] 製造工場
[編集] 年表
- 2003年5月14日 - 品川に完成した新社屋のホールにて発表。キャッチコピーは「世界のわがままGRANDIS」。発売当初のCMソングはクレモンティーヌの「男と女 ~Grandis Mix~」(「男と女」は過去にもいすゞ・ジェミニやホンダ・インテグラのCMでも使用された)
- 2003年5月17日 発売開始
- 2003年5月17日-5月18日 - 三菱自動車の新社屋と全国のディーラーにて、手塚プロダクションと共同企画の「アトム・チャリティー」を開催したチャリティーでの寄付金総額は15,054,000円になった。
- 2004年5月25日 - 一部改良を実施、同時に欧州仕様のボディ剛性強化と専用サスペンションを搭載したSport-Eを追加。
- 2005年5月24日 - インテリアやエクステリアデザイン、装備、メカニズム、グレード名などの見直しをした大規模なマイナーチェンジを実施。SUV風モデルのSPORT GEAR(スポーツギア)を追加。
- 独特のデザインやミニバンとしての実力等、車自体はなかなか魅力があるのだが、発売が丁度メーカーのリコール隠しが発覚した時期の重なり、その影響で販売がかなり落ち込んでしまった。今現在も販売は持ち直したとは言えず、ライバルに水をあけられている。
[編集] エンジン・トランスミッション
- 4G69型MIVECエンジン(新開発) 2400cc SOHC方式(シャリオグランディス時代はDOHC方式にGDIが搭載されていた。)
- INVECS-IIスポーツモード付き4速オートマチックトランスミッション
- (ともに全車共通)
[編集] グレード
- 備考:2005年のマイナーチェンジで旧シャリオ時代を髣髴させるグレードネーミングが復活した。
[編集] 現役
2005.5~
- MX(エムエックス)
- EXCEED(エクシード)
- EXCEED-X
- SPORT-E(スポーツ-)
- SPORT GEAR(スポーツギア)
[編集] 廃止
- Standard(スタンダード、03.5~05.5)
- Elegance(エレガンス、同上)
- Sport(スポーツ、同上)
- Elegance-X(03.5~05.5)
- Sport-X(同上)
- Sport-E(04.5~05.5)