京福バスターミナル
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京福バスターミナル（けいふく―）は、福井県福井市大手3丁目7-1にある京福バスのバスターミナル。
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[編集] 概要
福井市街中心部、路上で福井鉄道福武線が分岐する五叉路の「大名町」交差点北東角に建つ福井県繊協ビルの1階に位置する。同ビルにはニューまるせん専門店街（旧まるせんデパート）という商業施設が入居していることから、「まるせん」が本ターミナル及びビル全体を指す通称としても用いられている。
「福井」を起終点とする高速バス全便、主に片道30分以上の中長距離系統を中心とする同社一般路線、同じ京福電気鉄道グループの旅行会社が主催し京福バスが運行を担当する、県外都市間連絡タイプの会員制バス（季節運行）が、6時台から22時台の間に出発する。
[編集] 設備
旅客向け設備として券売機（一般路線及び小松空港線の片道乗車券）と有人の出札窓口（座席指定製高速バス及び回数券・定期券等）、売店、清涼飲料及び煙草の自動販売機、公衆電話、コインロッカー、待合用ベンチ、乳児室を有し、トイレや飲食はビルの施設を利用できる。また冬季には待合スペースの一部を半透明のシートで囲いその中へ暖房器具を設置している。出入口は南西側（大名町交差点）・西側（フェニックス通り：福井県道30号福井丸岡線）2箇所のほか、ビル北側玄関（佐佳枝廼社前）が利用可能。
乗車バース及びプラットホームは1番から10番まである。各改札口正面に運転席を向け垂直に近い角度で横並びに駐車し、毎正時から10分毎（ごく一部に下の桁が5の分発の便もある）に一斉発車するダイヤとなっており、発車5分前から各プラットホーム手前の改札口で乗務員による改札が行われる。このため事前に乗車券類の購入が必要。また、同社では2扉車の場合後方の扉から乗車するのが原則であるが、例外として本ターミナルでは前扉から乗車する。
時刻表は改札口上方に路線名ごとに縦書きで並び、各ホームごとの出発案内は1～8番が電照式で10分前の便出発後に当該行先部分が点灯、県外方面便専用の10番は巻取幕式で先発及び次発の時刻付き表示となっている。
[編集] のりば
| 路線 | 行先(特別に記述のない場合は福井市内) | |
|---|---|---|
| 1 | 予備 | 遅れ発生時に使用 |
| 2 | 予備 | 遅れ発生時に使用 |
| 3 | 予備 | 遅れ発生時に使用 |
| 4 | 55 大野線(稲津-花山経由) | ヴィオ(大野市) |
| 55 大野線(荒木新保-川上経由) | ヴィオ(大野市) | |
| 55 大野線(済生会病院止) | 済生会病院 | |
| 56 池田線 | 稲荷(池田町) | |
| 5 | 31 丸岡線(大名町経由) | 本丸岡バスターミナル(坂井市丸岡町) |
| 31 丸岡線(明道校前経由) | 本丸岡バスターミナル(坂井市丸岡町) | |
| 36 丸岡線(開発口経由) | 本丸岡バスターミナル(坂井市丸岡町) | |
| 6 | 15 鮎川線 | 小丹生 |
| 16 川西-三国線 | 三国駅前(坂井市三国町) | |
| 25 川東-三国線 | 三国駅前(坂井市三国町) | |
| 7 | 76 西田中-宿堂線 | 八ッ俣(福井市:旧越廼村) |
| 77 清水山線 | エフエフ福井(福井市:旧清水町) | |
| 78 茱崎線 | 水仙ランド(越前町) | |
| 79 織田線 | 織田(越前町) | |
| 8 | 福井-永平寺線 | 永平寺(永平寺町) |
| 9 | 高速(予備) | |
| 10 | 高速 東京線 ※1 | 新宿駅新南口/東京駅八重洲南口(東京都) |
| 高速 名古屋線 ※2 | 名鉄バスセンター(名古屋市中村区) | |
| 空港特急 中部国際空港線 | 中部国際空港(愛知県常滑市) | |
| 空港特急 小松空港線 ※3 | 小松空港(石川県小松市) |
- ※1－東京線は福井鉄道（昼行・夜行）・ジェイアールバス関東（夜行）と共同運行
- ※2－名古屋線は福井鉄道・ジェイアール東海バス・名鉄バスと共同運行
- ※3－小松空港線は福井鉄道と共同運行
[編集] 入出場
本ターミナルの構造から、入出場の形態も日本国内では珍しいものとなっている。車両は北側の福井市役所方面から回送入場し、原則10分毎一斉の出発時は奇数バースの車両が一旦後退後、バース番号の若い順に南側の中央大通り（福井県道11号福井停車場線）へ左折し福井駅方面へ出場、続いて偶数バースの車両が同様に出場してゆく。バスが大通りへ出る部分の横断歩道は通行者数が比較的多いため、バス出場時にのみ停止現示する歩行者・自転車専用の信号機が設置されている。本ターミナルを出発するすべての一般路線、及び中部国際空港線は、大通りの中央分離帯を挟んで反対側にある福井駅前市内バスのりばへ停車するため、約500m東にある福井駅交差点まで進み180度転回する。
[編集] 降車場
多数の路線が出発する本ターミナルであるが、反対に「京福バスターミナル」ゆきと表示しているバスは存在しない。高速バス及び京福一般路線バスの福井市街中心部方面ゆきは、原則として中央大通り（一部路線は福井駅北側のお泉水通り:福井県道128号福井停車場米松線）にある「福井駅前」おりばを着地としており、かつ本ターミナルに乗客を乗せたまま立ち寄ることもなく、本ターミナルを終着とする東京線の「福井」ゆきが、ここで下車できる唯一の例外となっている。
[編集] 周辺
官公庁、事務所、商店、宿泊施設等が密集している。
[編集] その他
- 京福バスの福井市中心部始発便は、本ターミナルのほか福井駅前市内バスのりば始発便がある。福井駅を参照。
- 同社が運行を担当している福井市街循環のコミュニティバスすまいるは、かつては全系統とも本ターミナルの東北東約100mにある福井市役所前停留所から乗車可能であり、乗務交代も同停留所で行われ、乗務員は本ターミナルで待機していた。しかし、2006年7月に行われた木田・板垣ルートと城東・日之出ルートの路線変更に伴い、この2ルートは福井市役所前停留所を経由しなくなっている。（これらのルートの乗務交代は中央1丁目バス停で実施）
- かつてはバスターミナルが旧生活創庫の場所にあり、それを繊協ビルへ移転した経緯がある。生活創庫が閉店して空きビルになっている現在、一部にバスターミナルを生活創庫に戻せないかという意見がある。
- 2006年10月1日に行われたダイヤ変更に伴い、一般路線の本バスターミナル発着系統が減少したことで、1番から3番バースは予備扱いとなった。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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