京阪宇治交通
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京阪宇治交通(けいはんうじこうつう)は、かつて京都府南部、滋賀県大津市、大阪府枚方市などでバスを運行していた京阪グループのバス会社。営業エリアの殆どは京都府内だが、末期(1980年以降)の本社は大阪府枚方市にあった。
2006年4月1日、京阪宇治交通田辺とともに京阪バスに吸収合併され、84年の歴史に幕を下ろした。
本項では京阪宇治交通田辺についても記述する。
スルッとKANSAIのカード印字は、京阪宇治交通が「宇交バス」、京阪宇治交通田辺が「宇田バス」であったが、京阪バス吸収合併時にいずれも「京阪バス」に変更された。ただし、旧京阪バス車と旧京阪宇治交通(京阪宇治交通田辺を含む)とでは印字のフォントが異なる。
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[編集] 車体
車体の色は路線バスについては1983年度の新車から白にワインレッドのラインが引かれている(京阪宇治交通創立60周年記念)。2002年3月1日に導入されたノンステップバス(並びに一部のワンステップバス)は、緑を中心としている(緑は宇治茶の緑、三本の線は八幡市の木津川・宇治川・桂川の三点合流をイメージしている)。最近新車のシートが京阪グループ共通のシートに統一されている。また1994年9月4日から運行を開始した関西空港リムジンバスと貸切バスについては一般から公募(公募当時、宇治市内の公立高校3年生の女子生徒が発案)した「十二単」をデザインした塗装を採用した。
[編集] 歴史
- 1922年(大正11年)10月1日 宇治田原自動車商会として設立。後に宇治田原自動車株式会社に改組。
- 1959年(昭和34年)6月25日 京阪グループ入り。社名を現在の京阪宇治交通株式会社に変更する。
- 1980年(昭和55年)7月17日 旅行業その他を業務とする子会社「京阪宇治交サービス株式会社」を設立する。
- 1999年(平成11年)1月11日 宇治営業所の路線バス(関西空港リムジンバスを除く)と貸切バス、特定バス業務を京阪宇治交サービス株式会社に譲渡する。
- 2002年(平成14年)5月11日 田辺営業所の一部系統を新会社「京阪宇治交通田辺株式会社」に譲渡する。
- 2003年(平成15年)4月1日 京阪宇治交サービスのバス事業を京阪宇治交通の系列会社「京阪宇治バス株式会社」に譲渡する。
- 2006年(平成18年)3月31日 会社解散(京阪バスに吸収合併)。
[編集] 本社・営業所など
- 京阪宇治交通グループ本社(大阪府枚方市)
- 京阪宇治交通/京阪宇治バス 宇治営業所(京都府宇治市)
- 京阪宇治交通 男山営業所(京都府八幡市)
- 京阪宇治交通田辺/京阪宇治交通 田辺営業所(京都府京田辺市)
- 京阪宇治バス 松井山手旅行案内所(京都府京田辺市)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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