北ゲルマン語群
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北ゲルマン語派 |
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話される地域 | ヨーロッパ |
言語系統 | インド・ヨーロッパ語族 ゲルマン語派 |
下位言語 | 西スカンジナビア語群、東スカンジナビア語群 |
北ゲルマン語群とは、インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派の一分派。この中でも東西に分かれて発達してきた。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 死語
- ノルド祖語 : 北ゲルマン語族の祖語。ゲルマン民族の大移動にの時代に話されていたと推定される。
- 東スカンディナヴィア祖語 : 東スカンディナビア諸語の祖語。ヴァイキング時代に使用されたとされる。
- 西スカンディナヴィア祖語 : 西スカンディナビア諸語の祖語。ヴァイキング時代に使用されたとされる。
[編集] 活語
この中で、アイスランド語は他の諸語と異なり、10世紀にノルウェーからアイスランドに移住したときとほとんど変わらない姿を保っており、ノルド祖語と大部分の単語を共有したりしている。言語学的にも非常に重要な存在である。
デンマーク語・ノルウェー語(ブークモール・ニーノシュク)・スウェーデン語は言語連合を形成しており、この3ヶ国語間であれば通訳なしでも意思疎通に事欠かないことも少なくない。ただ、デンマーク語に関しては独特の声門閉鎖音があることもあり、他言語話者には聞き取りにくい。また、ノルウェー語はデンマーク語に近い正書法のブークモールと、スウェーデン語に近い正書法のニーノシュクの2つがあるが、実際にはブークモールのほうが幅広く使われている。また3ヵ国の政府によって正書法を共通化させる努力が常に行われている。
[編集] 文法
アイスランド語やフェロー語は、ドイツ語同様に名詞も格変化を行ったり、男性名詞・中性名詞・女性名詞の3つの性を持つなど非常に複雑だが、それ以外の言語では男性名詞と女性名詞が一緒になって共性名詞という扱いになっており、名詞の格変化も消滅している(ニーノシュクは3性を持つこともあるが)。この点はオランダ語と共通しており、非常に興味深い。
また、大陸の3言語では敬称二人称がほとんどなくなり、本来は親称であったduが幅広く使われる傾向にある。