十日市場駅 (山梨県)
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十日市場駅(とおかいちばえき)は、山梨県都留市十日市場769番地3にある富士急行大月線の駅である。
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[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅である。線路はほぼ東西に走りホームは線路の北側に設けられている。ホームの中ほどには待合所が設置されておりこの脇から駅へ出入りが出来る。駅前は急斜面の道路となっており、下りきると国道139号に出る。
無人駅。自動券売機は設置されておらず、当駅で切符を購入することは出来ない。
[編集] 駅周辺
駅の都留文科大学前方で線路は桂川を渡るがこのとき下を覗き込むと蒼竜峡の渓谷美を一瞬眺めることが出来る。この景色はホームの都留文科大学前方の端からも見ることが出来る。蒼竜峡は、当駅の附近から上流1.5キロメートルほどのところまでの桂川に展開しており、その名は徳富蘇峰によって付けられたものである。
駅から西、桂川下流へ200メートルほど行ったところの桂川には田原ノ滝がある。柱状節理の発達した岩の上を数段になって水が落ちており、この滝を詠んだものとされる松尾芭蕉の俳句が刻まれた石碑が佐伯橋のたもとに建立されている。
- 都留市総合運動公園
- 国道139号
[編集] 利用状況
昭和57年の年間乗降客数は295574名であった。これを一日平均にするとおよそ810名になる。