寿駅
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寿駅(ことぶきえき)は、山梨県富士吉田市上暮地2930番地2にある富士急行大月線の駅である。
元の名称は暮地(くれち)であったが昭和56年(1981年)に現在の寿に改称された。その理由は元の名称が墓地に通じて不吉であったからであるとも言われている。無人駅であるが、縁起がいい名称であるため、富士急行線内の各有人駅で当駅の入場券が縁起物として販売されている。
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[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。線路はほぼ北東から南西へ走っており、ホームは線路の南東側に設けられている。無人駅で駅舎は無いがホーム上にブロック積みの待合所が設置されているほか、入口には改札の柵を備えた短い上屋が設けられている。自動券売機の設置は無く当駅で切符を購入することは出来ない。
[編集] 駅周辺
駅前を富士急行線の線路に並行して走っているのが国道139号で、この国道に沿って人家や工場などが見られれる。シチズン電子の本社は当駅から非常に近く、徒歩でも5分とかからない距離である。
- 富士吉田市立富士見台中学校
- 富士吉田市立富士小学校
- 上暮地郵便局
- 中央自動車道
[編集] 利用状況
昭和57年(1982年)の年間乗降客数は281,661名であった。これを一日平均にするとおよそ770名になる。
[編集] 歴史
- 1929年(昭和4年)6月19日 - 富士山麓電気鉄道の暮地駅として開業。
- 1960年(昭和35年)5月30日 - 社名変更により富士急行の駅となる。
- 1981年(昭和56年)1月11日 - 寿駅に改称。