葭池温泉前駅
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葭池温泉前駅(よしいけおんせんまええき)は、山梨県富士吉田市下吉田6659番地4にある富士急行大月線の駅。
その名の通り葭之池温泉の最寄り駅となっている。標高およそ739メートル。
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[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。線路はほぼ北東から南西に走り、ホームは線路の南東側に設けられている。ホームからは駅の下吉田方に出るスロープが出ており、これが駅の出入口となっている。
無人駅で駅舎はないが、ホームの上には小さな待合所が設置されている。出口の脇のホーム上には公衆電話が1台設置されている。自動券売機は設置されていない。
[編集] 駅周辺
富士山の鉱泉である葭之池温泉の最寄り駅となっており、駅を出て踏切を渡ると5分ほどで温泉に到達することが出来る。葭之池温泉は葭池温泉とも言われ、駅名はこちらからとられた。また古くは尾垂の湯とも呼ばれていたため、戦前はこの駅も尾垂鉱泉前駅という名称であった。
駅の周辺には人家が散在しており、商店や食堂も見られる。国道139号は駅の南300メートルほどのところを通っている。
- 下ノ水神社
- 中央自動車道
[編集] 利用状況
昭和57年の年間乗降客数は97,013名であった。これを一日平均にするとおよそ270名になる。
[編集] 歴史
- 1930年(昭和5年)1月21日 - 富士山麓電気鉄道の尾垂鉱泉前駅として開業。
- 1934年(昭和9年)までに葭池温泉前駅に改称。
- 1960年(昭和35年)5月30日 - 社名変更により富士急行の駅となる。