四国開発フェリー
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四国開発フェリー(しこくかいはつフェリー)は、瀬戸内海と豊後水道に航路を持つフェリー会社。
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[編集] 四国オレンジフェリー
[編集] 航路
- 上り
- 下り
- 下り1便 神戸港 - 新居浜東港(土・祝祭日運休)
- 下り2便 大阪南港 - 新居浜東港 - 東予港
- 下り3便 大阪南港 - 東予港 - 新居浜東港
[編集] 船舶
ファンネルマークはオレンジ地に青・オレンジ・緑色のアルファベットの「S」をあしらったマークが描かれている
船体の塗装は白地にオレンジの帯と青・オレンジ・緑色のカモメをあしらった絵が描かれている
- おれんじ7
- おれんじ8
- おれんじホープ
[編集] 引退した船舶
- フェリーおおさか
- フェリーえひめ
- フェリーおれんじ
- おれんじ2
- ニューおれんじ
- おれんじエース
[編集] 利用状況
- 松山、今治、西条(合併前の市部)などからの連絡バスが充実しているうえ、船が豪華であったり、上等級の料金が安いなどの理由で特に大阪南港発着の夜行便に人気がある。
- 新居浜、瀬戸内運輸の高速バスいしづちライナーと競合しているが、夜行便は無いため、同じく大阪南港発着の夜行便に人気がある。なお、上り3便は、新居浜東港への連絡バスがなく、東予港ゆき連絡バスのみとなるため、旅客のみの利用では、新居浜市街地からの利用者も、東予港から乗船するケースが多い。逆に下り3便も、東予港からの連絡バスは無料だが、新居浜東港からの連絡バスは有料の上、新居浜駅へは東予港からの連絡バスが先着するため、旅客のみの場合やはり東予港で下船する利用者が多い。ただ、新居浜東港からの連絡バスは、東予港からのバスが経由しない新居浜市東部を通ること、東予港から約1時間船内でゆったりできることを理由に、有料バスを利用する旅客もいる。
- 2等を含め全席指定であるが、多客期など満席になると自由席(指定席より若干安い)の発売がある。自由席用の部屋はなく、デッキなどで毛布を引いて寝ることになる。特にお盆や正月は多数の乗船客で大変混み合う。
- 大阪南港を発着する下り2便と折り返しの上り3便を2等寝室(差額を払えば上級等級への変更も可)で往復通し利用する「瀬戸内ワンナイトクルーズ」と呼ばれる乗船ができる。
- 上り3便は大阪南港到着(朝5時50分)後、朝8時まで船内に滞在できる。但し車と乗船する場合は乗船手続き時に申告する必要がある。レストランも朝食営業をしている。
[編集] 連絡バス(四国側)
下り3便と上り3便に接続する1往復が運行される路線。
- 松山-東予港
- 伊予鉄道が運行。有料。
- 今治-東予港
- 瀬戸内運輸(せとうちバス)が運行。フェリー利用者は運賃無料。路線バス併用となっているのが特徴。
- 小松総合支所前・西条駅前・住友病院前・新居浜駅
- 瀬戸内運輸(せとうちバス)が運行。路線バス併用となっているのが特徴。停留所も、路線バスのものを併用している。原則としてバスが経由するどの停留所でも乗降可能。フェリー利用客は運賃無料。その他区間間の旅客は路線バス利用客として運賃有料。新居浜駅発東予港ゆき上り3便接続便は、小松方面への最終バスとしても機能している。なお、フェリー利用客に対して、フェリー側から特別な乗車券などの発行はなく、整理券番号によってフェリー利用客かどうかを判別しているようである。
下り3便から接続する1便が運行される路線
- 新居浜南港発 住友病院前・新居浜駅ゆき
- 瀬戸内運輸(せとうちバス)が運行。有料。
他にも、壬生川駅と東予港を結ぶ路線がある。運賃は接続するフェリー便により、有料と無料の場合がある。
詳細な情報および時刻は、四国開発フェリー公式ホームページを参照されたい。 またせとうちバスホームページでは、フェリー連絡バスの停留所ごとの時刻も参照できる。
[編集] 連絡バス(大阪側)
上り3便に接続する、関西国際空港ゆき、ユニバーサルスタジオ・ジャパンゆき連絡バスが運行されている。いずれも有料。利用客はフェリーの予約時、乗船券購入時、船内(夜の受付窓口終了時まで)で予約および乗車券の購入が必要である。詳しくは、四国開発フェリー公式ホームページを参照されたい。
[編集] 船内設備
- おれんじ7、おれんじ8共通の主な共用設備
- レストラン、売店
- 浴室(シャンプー・ボディソープは備え付け)
- 自動販売機(飲料、インスタントラーメンなど)
- 携帯電話充電器(コイン式、有料)
- ゲームコーナー
- マッサージ機(有料)
- 船舶公衆電話
- 2等指定席の施設
- 毛布
- 簡易枕
- 2等寝台の施設
- 寝具一式
- ゆかた
- カーテン
- 小型照明
なお、上等施設の詳細は、ホームページを参照されたい。
[編集] 船内サービス
- 貴重品預かり
- まごころトランクサービス(大型荷物預かり)※個数等制限あり。
[編集] 九四オレンジフェリー
[編集] 沿革
[編集] 航路
[編集] 船舶
- ニュー四国
- 九州 旧東日本フェリー「びすば」
- おれんじ九州 2007年7月就航予定の新造船
[編集] 引退した船舶
- ニュー九州 (韓国Sea World Express Ferry へ)
- はやぶさ
[編集] おれんじ会
四国オレンジフェリー・九四オレンジフェリーに共通した、会員割引システム。割引率、申し込み方法など詳しくはホームページを参照されたい。年度単位の会員制度をとっており、年度途中の入会した場合、当該年度末までとなる。年度会費は1,000円。入会金は不要。たとえば四国オレンジフェリーで、旅客の運賃は2割引となるため、2等寝台なら1回で年度会費は取り戻せる。ただし、乗船当日の発行は発行できないため、事前に乗船窓口および、本社内の「おれんじ会事務局」に申し込む必要がある。会員証は青色発色のリライタブルカードで、会員番号、会員氏名、年齢と、割引制限期間(四国オレンジフェリーの繁忙期で車なしの旅客に限る)が記載される。同居家族を1枚のカードに登録できるが、登録できる家族の範囲には規定がある。毎年、2月から3月の年度末にかけて更新の案内が届く。更新は郵送で手続きでき、1000円分の定額小為替と会員カードを、同封の返信用封筒(郵送料受取人払い)で事務局に送付する。なお、年度内であれば、更新のためにカードが手元に期間も、あらかじめ電話予約することを条件に割引を受けられる。電話予約の際は、カード記載の会員番号を申し出ることにより、スムーズに予約ができる。