瀬戸内運輸
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
略称 | せとうちバス |
本社所在地 | 794-0013 愛媛県今治市片原町1丁目2番地 |
電話番号 | 0898-23-3711 |
設立 | 1916年11月(瀬戸内商船の設立日) 登記上の設立日1945年12月 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 乗合バス事業、貸切バス事業、物品販売業(シャディサラダ館今治店) |
代表者 | 代表取締役社長 野間豊博 |
資本金 | 360百万円 |
売上高 | 4,646百万円(2005年度) |
総資産 | 3,616百万円(2005年度) |
従業員数 | 247名 |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 | 伊予鉄道(19.44%),伊予銀行(5%),愛媛銀行(5%),東石(1.39%),西条市(1.17%)他 |
主要子会社 | せとうち周桑バス、瀬戸内総業、瀬戸内タクシー、石鎚山登山ロープウェイ(持分法適用会社)他 |
瀬戸内運輸(せとうちうんゆ)は、1916年(大正5年)に設立された、愛媛県東予地区を中心に運行するバス会社。通称「せとうちバス」。本社は愛媛県今治市片原町1丁目2番地。 路線バス・観光貸切バスの他、東京・大阪・広島などに高速バスを運行している。
資本金は3億6000万円、年商は約40億円で、従業員数は350人、所有するバスはすべて合わせて229台である。 営業所は今治・周桑・新居浜・川之江・広島に、事務所は東京・名古屋・大阪にある。
目次 |
[編集] 営業所(車庫)の所在地
[編集] 路線
[編集] 高速バス
東京、大阪、広島線は予約制。
- パイレーツ
- いしづちライナー
- 今治駅・今治桟橋・壬生川駅・西条駅・新居浜住友病院前・新居浜駅・三島川之江IC~阪神三宮駅・阪神梅田駅
- 共同運行:阪神電鉄バス
- かつては季節臨時便。定期化の際に明石海峡大橋経由に変更してトイレつきバス(続行便の一部を除く)を導入したことなどから人気が急上昇。増便が行われ現在は今治発着は4往復。また、壬生川駅始終着にて、早朝の上り1便、下り5便(最終便)の1往復はあり、現在合計5往復運行されている。うち、1往復を阪神電鉄バスが担当、残りはせとうちバスが担当している。繁忙期には予備車・貸切車を使用した増発便が運行される。
- 壬生川駅・小松総合支所前・西条駅・新居浜住友病院前・新居浜駅・三島川之江IC~阪神三宮駅・阪神梅田駅
- しまなみライナー (広島~今治線)
- しまなみライナー (福山~今治線)
- 廃止路線
- しまなみライナー (尾道~今治線)
- 上記の因島大橋での乗り継ぎが代替手段となっている。
- しまなみライナー (尾道~今治線)
[編集] 主な一般路線バス
[編集] 中距離系統
概ね営業所間をまたぐものと特急系。
- 新居浜駅~西条駅前~今治駅~今治桟橋~今治営業所
- かつては急行便として走っていたが今は各停。
- 主に今治営業所担当
- 一般路線車を使うものではせとうちバスで最長路線でもあることから、新車が投入されることの多い路線でもある。
- 周桑営業所~西条駅前~新居浜駅~マイントピア別子
- 平日のみ運行。
- 日曜・祝日はこのかわりとして、住友病院前-マイントピア別子の区間便を運行。
- 住友病院前~新居浜駅~土居~三島〜川之江営業所
- 県立三島病院前経由便・豊岡台病院経由便、どちらも経由しない便もある。
- 新居浜営業所と川之江営業所が担当。
[編集] 今治周辺系統
- 今治営業所~今治桟橋~今治駅~小浦~大浜~今治駅~今治桟橋~今治営業所
- 来島海峡大橋歩道入口は「展望台入口」下車。右回りのみの循環線で、本数は少ない。
- 今治営業所~旭方~小浦、今治営業所~大浜~小浦と折り返し運行されていたものが循環ルートに変更された路線。
- 今治営業所~今治桟橋~今治駅~星之浦海浜公園〜菊間
- かつての主要路線の一つ、近年星之浦海浜公園折り返し便が設定された。
[編集] 新居浜・西条・周桑・小松周辺系統
- 西条済生会病院前~西条駅前~石鎚ロープウェイ前~西之川
- 住友病院前~新居浜駅~中萩~西条駅前~西条済生会病院前
- 広瀬公園前~住友病院前~多喜浜駅前
- 住友病院前~多喜浜駅前の区間便あり。
- 住友病院前~市役所前~平形~多喜浜駅前~黒島
- 黒島で大島行き新居浜市営渡船のりかえ。
- 住友病院前~山根グラウンド~マイントピア別子
- 山根グラウンドまでの便もあり。
- 新居浜駅~イオン新居浜ショッピングセンター(シャトルバス)
- 直行便扱いでイオンは住友病院前停留所に程近いが、運賃は片道200円と住友病院前ゆきに比べ割安。
- 新居浜営業所担当
[編集] 川之江周辺系統
[編集] 高虎号
- 2006年4月より運行を開始した「今治観光周遊バス」。土日祝日に1日4便運行。
- 自転車、車椅子を載せることが可能。
- 今治城を築城した藤堂高虎が名前の由来である。
- 大人1人500円で1日乗り放題。当日中なら周遊バスチケットで今治市内の一般路線バス(一部除く)にも片道1回乗車可能。
- 今治桟橋→今治駅→今治国際ホテル→今治城→タオル美術館(旧朝倉村)→野間馬ハイランド→来島海峡展望館→サンライズ糸山→今治桟橋、に停車する循環ルートをとる。
[編集] 回数券
- 組み合わせ回数券 1冊2000円で2200円分。車内販売も行われる。しまなみライナーなど高速バスは利用不可だが、瀬戸内海交通の大三島~今治線にも利用可能。
- 金額式回数券 10枚分の値段で11枚つづり。
- 区間式回数券も存在する。
[編集] フリー乗降バス
- 山根グラウンド~マイントピア別子間など、閑散区間を中心に停留所以外でも支障のない場所なら乗降できるフリー乗降を実施している。該当する場合は車内放送で案内がある。
[編集] オレンジフェリー直通連絡バス(定期バス併用)
路線乗合バスを、オレンジフェリー連絡直通バス(貸切)併用バスとして運行する。 四国オレンジフェリーの利用者が、東予港まで乗車、または東予港から乗車した場合、運賃は無料となる。 それ以外のバス停留所相互間は乗合バス利用客とみなされ、普通運賃で乗車できる。 停留所は、せとうちバスの停留所を併用する。
主に、フェリーの夜行便となる、上り3便への送り(東予港ゆき)下り3便の受け(東予港発)として、次の2路線が運行されている。車両は原則として、せとうちバス路線用の中型車(中乗り・前降り)が使われるが、前乗り降りの観光バスタイプが使われる経路もある。また、繁忙期にはオレンジフェリーが独自でワゴン車を出し、今治桟橋-東予港で直通運行するなどの対応がとられる。なお、利用に当たっては、上下便とも予約は不要で、特に乗車券等を用意する必要もない。ただし、下り3便からの乗車の場合、大阪南港乗船券発券所またはフェリー内案内所にて乗車券をもらう方がよい。
- 新居浜駅~住友病院前~西条駅前~小松総合支所前~東予港
- 今治営業所~今治桟橋~今治駅前~桜井~壬生川駅~東予港
- 下り3便を受ける便は壬生川駅を通らず、別にノンストップの壬生川駅ゆきが用意される。
(松山線は伊予鉄バスによる運行で有料、予約制。)
なお、これとは別に、新居浜東港で下り3便の乗船客を受ける「新居浜東港~市役所前~住友病院前~新居浜駅」が、朝1便のみ運行されている。このバスは、フェリー利用者も有料である。 また、新居浜東港ゆきのバスは運行されていない。 上り3便を新居浜東港から利用する場合、マイカーでの送迎等を別とすれば、最寄のJR多喜浜駅から徒歩またはタクシーを利用するしかなく、新居浜駅からフェリー連絡バスを使い東予港から乗船するのが便利である。
[編集] 車両
- 路線車
- 高速車
- 三菱車
- 東京線「パイレーツ」にスーパーハイデッカーのエアロクイーンが投入されている他は、各路線ともエアロバスが主力。共同運行事業者の1つである阪神電気鉄道から譲渡を受けた車両も活躍する。
- 三菱車
[編集] 参考
- 「西条駅前」停留所における「西条駅」は、当然JR山陽本線西条駅のことではなく、JR予讃線伊予西条駅のことだが、せとうちバスでは停留所名・案内表記ともに「西条駅前」で統一されている。
- 住友病院前バス停前にある新居浜営業所の他に、多喜浜にある「せとうち整備」工場敷地内に貸切車や、路線バスの一部が留置されている。西条営業所閉鎖の影響と、新居浜営業所が手狭なため大型車の取り回しには不便なので、同工場が新居浜営業所のサブ車庫的存在になっていると思われる。
[編集] 廃止された営業所など
- 西条車庫 現在は「西条済生会病院前」停留所。車庫跡地は西条済生会病院駐車場になっている。
- 小松営業所 廃止後は「小松町役場」停留所。市町村合併後現在は「小松総合支所前」に変わっている。
- 菊間営業所 現在の「菊間」停留所。
[編集] 関連会社
[編集] 外部リンク
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