国道43号
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国道43号(こくどう43ごう)は、大阪府大阪市から兵庫県神戸市へ至る一般国道。「第一阪神国道」である国道2号の0.5~1.5kmほど南側に並行していることから、「第二阪神国道」とも呼ばれる。「ニ国(にこく)」という通称はこの国道43号線を指すものであり、国道2号線(「一国(いちこく)」)のことではないが、最近では混同して用いられることが多くなってきている。
西淀川区以西は全線阪神高速道路3号神戸線が頭上を通り、阪神高速道路17号西大阪線のほぼ全区間はこの国道43号と平行に経路をとる。
このため深刻な大気汚染が発生。「西淀川公害裁判」では自動車排気ガスの健康被害が初めて認められた。これを受けて、車線数削減や制限速度規制(40km/h)、逆位相による防音措置、多数のオービス設置などの処置が施された。
出来島(大阪市西淀川区)~安治川大橋(大阪市港区)までの5kmほどはバイパス並みの高架道路がある。ほぼ全線は防音壁が施されている。また、制限速度規制(40km/h)があるが全く守られていない。
国道172号(みなと通)と交差する市岡元町3交差点では渋滞が頻発する。
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[編集] 概要
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[編集] 歴史
- 1953年5月18日:二級国道173号大阪神戸線。(大阪府大阪市~兵庫県神戸市)
- 1959年4月1日:一級国道43号。(大阪府大阪市~兵庫県神戸市) -- 国道173号を昇格。国道173号は一時欠番に。
- 1965年4月1日 一般国道43号。(大阪府大阪市~兵庫県神戸市)
[編集] 通過市町村
[編集] 接続路線
- 大阪府
- 兵庫県
[編集] 別名
- 第二阪神国道
- 略称:よんさん・にこく
- 近年では国道2号を「にこく」と呼ぶことも多いが、元々は阪神間の国道2号→阪神国道→「こくどう」、国道43号→第二阪神国道→「にこく」と呼ばれていた。
[編集] 周辺
- 阪神電鉄(阪神本線・阪神西大阪線・阪神武庫川線)
- JR西日本大阪環状線(弁天町駅・新今宮駅)
- 大阪ドーム
- 交通科学博物館
- 甲子園球場
- 尼崎競艇場
- 西宮神社
- 武庫川女子大学中央キャンパス
- ハーバーハイウェイ
- 阪神工業地帯(神戸製鋼所・JFEスチール・新明和工業・旭硝子・日本硝子・住友金属工業鋼管製造所・三菱電線工業・住友電工・住友化学)