大夕張炭山駅
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大夕張炭山駅(おおゆうばりたんざんえき)は、北海道夕張市鹿島北栄町にあった三菱石炭鉱業大夕張鉄道線の駅(廃駅)である。三菱大夕張炭鉱閉山に伴う大夕張鉄道線の路線短縮に伴い1973年に廃止された。三菱大夕張炭鉱の石炭の他、コークス、メタノール、木材などの搬出で賑わった。三菱鉱業所有のメタノール輸送用タンク車タキ5200形・タキ5249~5262の常備駅でもあった。
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[編集] 駅構造
- 単式ホーム1面1線の地上駅であった。
- 石炭積み込み線の他、営林署岐線も接続していた。駅舎は大夕張鉱業所入り口に位置し、石炭積み込みのポケットの他、鉄道課事務所、機関区も有し大夕張鉄道線の拠点だった。
- 終日駅員が配置されていた。
[編集] 歴史
大夕張炭鉱の北部開発に伴い、専用鉄道が延長。当初は貨物駅だった
- 1929年1月22日 通洞駅と称し旧機関区内に置く
- 1929年6月1日 専用鉄道として発足
- 1938年10月20日 大夕張炭山駅と改称
- 1939年4月20日 三菱鉱業株式会社線として地方鉄道として開業、車扱貨物連絡運輸開始及び小口扱社線内取扱。運炭係内に駅を置く
- 1941年12月1日 小口扱貨物連絡運輸開始
- 1947年12月25日 駅舎新築落成。
- 1952年5月1日 小口扱貨物取扱廃止。
- 1953年12月16日 駅舎移築。
- 1953年12月25日 社線内旅客荷物取扱開始。
- 1963年10月14日 明石町駅~大夕張炭山間通勤列車廃止
- 1973年12月16日 廃止
[編集] 隣の駅
- 三菱石炭鉱業
- 大夕張鉄道線
- 大夕張駅 - 大夕張炭山駅
[編集] 接続路線
- 森林鉄道 (大夕張営林署):主夕張森林鉄道
[編集] 参考文献
- 奥山道紀・赤城英昭『三菱鉱業大夕張鉄道』(ネコ・パブリッシング RM LIBRARY 47、2003年) ISBN 4777050025
- 奥山道紀「RM LIBRARY通信 三菱大夕張鉄道の現在」
- ネコ・パブリッシング『レイルマガジン』2004年8月号 No.251 p104~p107
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 三菱大夕張鉄道保存会
- ふるさと大夕張
- 山史・三菱大夕張鉄道沿革史
- 轍楽之路⇒menu⇒別冊写真帳・三菱大夕張鉄道GALLERY
- バーチャル列車で行こう
- CGのSLで甦る炭轍と故郷夕張
- 吉岡心平のホームページ→私有貨車研究所・形式順索引→タキ5200形5249
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