大志田駅
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大志田駅(おおしだえき)は、岩手県盛岡市浅岸字大志田にある東日本旅客鉄道(JR東日本)山田線の駅。
1日に上下合わせて3本しか列車が停車しない。
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[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線の地上駅である。以前は隣の浅岸駅とともにスイッチバック駅であった。急行や貨物列車はそのまま通過できるが、宮古方面行きの列車は本線を分岐してすぐに行き止まりのホームへ停車していた。盛岡行きは本線の山側にあった引き上げ線に入線した後バックして駅に入る構造だった。現在保線車両用の分岐が旧ホームに向かって延びているが、スイッチバック時代の線路位置とは異なる(若干宮古側に移設)。
[編集] 駅周辺
周辺は人家の無い山の中である(県道204号大志田停車場線が盛岡市玉山区外山の国道455号より分岐しているが、この道は未舗装の林道で冬期は積雪のため閉鎖される)。このためこの駅は一部の鉄道ファンに秘境駅と呼ばれている。
[編集] 歴史
- 1928年(昭和3年)9月25日 上米内~区界間の延伸開業時に開業。
- 1971年(昭和46年)1月1日 貨物取扱を廃止。
- 1982年(昭和57年)11月15日 この日に行われたダイヤ改正により、当駅での列車交換を行わなくなる。これに伴いスイッチバック設備が廃止され、同時にホームを本線上に移転し、無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。