宇宙快速船
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宇宙快速船 | |
監督 | 太田浩児 |
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脚本 | 森田新 |
出演者 | 千葉真一 松本克平 水上竜子 江原真二郎 |
音楽 | 鏑木創 |
撮影 | 藤井静 |
配給 | 東映 |
公開 | 1961年7月19日 |
上映時間 | 75分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
allcinema | |
キネマ旬報DB | |
IMDb | |
『宇宙快速船』(うちゅうかいそくせん)は、1961年の日本映画。ニュー東映制作の特撮映画である。
副題はアイアンシャープ。モノクロ映画。
目次 |
[編集] 概要
東映が日活の無国籍アクション映画に対抗すべく、千葉真一らを擁して設立したニュー東映(前身は第二東映)の作品。ニュー東映は、深作欣二に『風来坊探偵』で監督デビューのきっかけを与え、千葉真一とのコンビで東映版アクション映画の礎を築くなど、それなりの功績はあったが短命に終わった。
本作は子供向けのストーリーで内容的に評価されている訳ではないが、東映が低予算ながら特撮映画に挑戦し、円谷英二を擁して一定の評価を得ていた東宝特撮映画と比較される特異な作品となった。
本作に助監督として参加した佐藤純弥(現・佐藤純彌)は、その後『新幹線大爆破』(1975年)を監督し、東映特撮映画の新たな可能性を示している。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
宇宙科学者の立花真一は、少年宇宙研究会の少年達と交流する頼りない青年である。ある日、少年達は宇宙船と遭遇し謎のスーパーヒーローに救われる。そのことを訴えようとする少年達であったが、信じる大人はいなかった。唯一聞く耳を持った立花真一によって分析がなされ地球侵略を企む海王星人の襲来を予見するが、宇宙船の攻撃を受け地球は危機に陥る。
そこへ再びヒーローが現れ、宇宙船と対決する。アイアン・シャープと呼ばれるそのヒーローの正体は、実は立花真一であった。アイアン・シャープは宇宙快速船に乗り込み、総攻撃を開始した無数の小型宇宙船を迎え撃つ……。