宇美駅
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宇美駅(うみえき)は、福岡県糟屋郡宇美町宇美5丁目13番地1号に所在する九州旅客鉄道(JR九州)香椎線の駅。かつては比較的大規模な駅であったが現在は1面1線と大幅に縮小されている。
1985年(昭和60年)に廃線となった勝田線も宇美駅を設けていたが建設会社がそれぞれ別であったことから、同じ国鉄路線にもかかわらず香椎線の駅から100m程度離れた場所に置かれていた。似たような駅として、国鉄時代には尼崎駅・浜川崎駅・石巻駅・宇美駅の4つが存在した。
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[編集] 駅構造
九州交通企画が駅業務を遂行する業務委託駅である。マルスは無いがPOS端末機の設備を持つ。
- のりば
1 | ■香椎線 | 長者原・香椎・西戸崎方面 |
[編集] 駅周辺
駅自体の規模に対して駅前広場がやや広い。これは勝田線跡や勝田線宇美駅の土地を活用しているためである。 勝田線跡は道路の一部となっていたり、自転車道として整備されている。
[編集] 歴史
- 1905年(明治38年)12月29日 - 博多湾鉄道(1920年、博多湾鉄道汽船に改称)が開設
- 1918年(大正7年)9月19日 - 博多湾鉄道の宇美駅から約150m離れた所に筑前参宮鉄道の貨物駅として宇美駅開業
- 1919年(大正8年)5月20日 - 筑前参宮鉄道の宇美駅を新宇美駅に改称し旅客業務開始
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- 12月1日 - 筑前参宮鉄道の新宇美駅を上宇美駅に改称
- 1942年(昭和17年)9月19日 - 博多湾鉄道汽船と筑前参宮鉄道が大同合同し西日本鉄道(合併時まで九州電気鉄道)に合併し両線の上宇美駅と宇美駅を統合し西鉄糟屋線・宇美線の宇美駅となる(然し距離が離れているのは変わらず)
- 1944年(昭和19年)5月1日 - 西日本鉄道糟屋線と宇美線が戦時買収により国有化され運輸通信省香椎線・勝田線に継承
- 1981年(昭和56年)7月30日 - 両線の貨物業務廃止
- 1985年(昭和60年)4月1日 - 勝田線廃止
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承
[編集] 隣の駅
- 九州旅客鉄道
- ■香椎線
- 新原駅 - 宇美駅
[編集] かつて存在した路線
[編集] 関連項目
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