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小月航空基地(おづきこうくうきち)は、山口県下関市に所在する海上自衛隊の飛行場である。海上自衛隊の全航空機搭乗員の基礎教育を行う小月教育航空群が置かれている。
また、航空基地周辺の水域は「小月泊地」と呼ばれており、海上自衛隊艦船やUS-1飛行艇の停泊・離着水区域になっている。
小月飛行場 |
IATA:N/A- ICAO:RJOZ |
概略 |
空港種別 |
軍用 |
航空管制 |
海上自衛隊 |
運用時間(JST) |
7:00-17:00 |
滑走路閉鎖(JST) |
第2週・第3週金曜7:30-8:30 |
海抜 |
13ft(4m) |
位置 |
北緯34度02分43秒東経131度03分08秒 |
滑走路 |
方向 |
ILS |
m×幅 |
表面 |
12/30 |
NO |
899×46 |
舗装
舗装 |
17/35 |
NO |
1201×61 |
舗装 |
[編集] 沿革
1937年に逓信省「下関飛行場」として開港。1940年に大日本帝国陸軍に移管、「下関陸軍飛行場」と呼ばれ、戦中に「小月飛行場」へと改称される。戦後は、アメリカ軍 -( 警察予備隊 - 保安隊 - 陸上自衛隊) - 航空自衛隊と管理者がめまぐるしく変わり、1964年に海上自衛隊航空基地となった。
[編集] 航空管制
TWR |
122MHz,126.2MHz,228.2MHz,236.8MHz,302.2MHz |
ATIS |
245.8MHz |
[編集] 航空保安無線施設
局名 |
種類 |
周波数 |
識別信号 |
OZUKI |
NDB |
253.0KHz |
OC |
OZUKI |
TACAN |
|
OCT |
[編集] 所属部隊
- 小月航空教育群
- 小月教育航空隊:航空機操縦のための基礎教育(座学)を担当する部隊。防衛大学校及び一般大学の卒業者等からなる幹部候補生学校一般幹部候補生課程修了者が入る「幹部航空基礎課程(12週)」と一般高等学校卒業者が入る「航空学生課程(2年)」の2種類の課程教育を実施している。
- 第201教育航空隊:「固定翼基礎課程」として、T-5練習機を使って練習を行う。この課程を修了すると、将来搭乗する航空機の種類に応じて、第203教育航空隊・第205教育航空隊(下総航空基地)、第202教育航空隊(徳島航空基地)、第211教育航空隊(鹿屋航空基地)へと進む。
- 第201教育補給隊
- 小月航空基地隊
- 小月警務分遣隊
[編集] 航空祭
- 「スウェル・フェスタ」という名称で、毎年10月下旬の土・日曜に連続で開催される。小月駅前から臨時バス(有料)の運行あり。
- 当基地所属の教官によるアクロバットチーム、ブランエールの展示飛行が目玉である。
- 音楽演奏が充実している。
[編集] 外部リンク