山崎弘也
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山崎弘也(やまざき ひろなり、1976年1月14日 - )は、日本のお笑い芸人。お笑いコンビ「アンタッチャブル」のボケ担当。
埼玉県春日部市出身。プロダクション人力舎所属。人力舎のタレント養成所・スクールJCAの第3期生で、同期の柴田英嗣と1994年にコンビを結成。埼玉県立春日部工業高等学校卒業。高校時代は野球部に在籍していた。但し、控え捕手。血液型B。身長168cm。体重88kg。
[編集] 特徴
- 漫才ではハイテンションで適当な言動をしてボケる。ラップが得意。
- 顔が大きいのを気にしている。顎が割れている。舌が長い。
- その顎の割れている部分を触られると、声が出なくなる、というギャグを開発。
- トルコのサッカー選手、イルディライ・バシュトゥルクに顔立ちが似ている。
- ワイシャツ・黒スラックス・白ネクタイ(ジャケットなし)という衣装をトレードマークとしており、その風貌は「結婚式の帰り」と形容されている。
- その体格の面白さと物腰の柔らかさから、アンジャッシュの渡部建らに、「ファミレスの店長」と呼ばれることもある。
- 異常な程の低姿勢で相手を怒らせる発言をするキャラクターで人気を博している。かつてテレビ番組の中で「国民の後輩でいたい」とも発言。また、外国人が感心する程、土下座が上手い。
- 少々アバウトなところがあり、アドリブではノープランな事が多い。適当な受け答えのため「第二の高田純次」(関根勤談)などと呼ばれることもある。
- 表情や芸風がくりぃむしちゅーの有田哲平に似ていると言われるが、有田とはプライベートでも仲が良い。デビューして間もないころからの仲で、身の回りの世話も色々行っていた。ただ、あまりの親密さに、上田晋也は「そのうち有田と山崎は結婚するんじゃないか?」と発言したことがある。有田も「矛盾するが、理想の結婚相手は山崎」と発言したことがある。実際、住んでいるマンションは有田と同じである。
- 口癖は「あざ~っす」(ありがとうございますという意味)。
- ホリや関根勤、原口あきまさからものまねレパートリーとして取り上げられている。ホリと原口の物まねを見て山崎の感想は、「客観的に自分見るとウザい」
- 相方の柴田が魚好き・肉嫌いであるのに対して、魚料理が苦手。黄金伝説の「マグロ生活」ではかなりの量を柴田に食べさせていた。逆に肉料理は大好物。柴田曰く、茶色いもの(カレー、カツ丼、ハンバーグ、ステーキ、焼き肉等)が好きらしい。またローマ字表記の頭文字がKの食べ物は殆ど好きで「カレー、カツ丼、から揚げ」を「3K」と呼んでいる。
- いわゆるデブタレの部類に入るほどではないが肥満体型、そのため大食いのイメージがあるが、間食、不摂生による肥満(本人談)なので実際はそんなに食べられない。「Qさま!!」の大食い企画でそれが露呈した。本人曰く、「プライベート(仕事にならない)デブ」「長く追っかけてくれないと俺がデブの理由は分からない」とのこと。
- かなり臆病で「Qさま!!」のSP企画で1番のチキンの称号を得る。その後汚名返上企画をやるも、それでもなお現在メンバーの中で表も裏もチキンな存在である。
- 野球を8年間やっていた。以前Qさま!!の企画でピッチングマシンから時速200キロで球が的に向かい投げられ、その的の横からミットを嵌めた腕を出しキャッチ出来るか、という企画で皆ことごとく恐がって不成功の中、山崎だけは(恐がってはいたものの)成功し野球経験者としてのメンツを保った。
- 「ロンドンハーツ」では、セカンドバック芸人と呼ばれており、本番組でセカンドバッグをプロデュースする予定である。また、同番組の企画『男の着こなしグランプリ』では、過去2回行われて全て最下位であり、トラウマになっている。
- お尻に当たったものが何かを当てるのが得意、タモリ倶楽部ではSMの利きムチを行い12本パーフェクトを達成。アンタッチャブルのDVD内の企画でもお尻でゴボウやネギ、痴漢撃退グッズ(電流が流れる)を当てており、本人曰く「カルピスをお尻にかけられたのを当てたことがある」とのこと。
[編集] エピソード
- 2005年7月5日、くりぃむしちゅー有田・おぎやはぎ矢作兼と食事に行った際、有田がその日「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」の生放送の仕事があるのにもかかわらず、「そんなのいいじゃないっすか」と、矢作と共に有田に飲酒を勧めてしまった。その後ほろ酔いでラジオの生放送に臨んだ有田は相方の上田から怒られる羽目になった。
- 芸人になってからも長らく母親から仕送りを貰っていた事を「笑いの金メダル」で暴露された。ある時、「どうしても必要だから」と母に電話でパソコン購入代金をせがんだ。母は100万円を山崎の銀行口座に振り込んだが、山崎はそのお金でパソコンを購入することはなく、風俗嬢「メロンちゃん」にすべて使ってしまったという。
- くりぃむしちゅー有田を通して伊集院光とも交流が深く、2000年頃から「伊集院光 深夜の馬鹿力」に頻繁に出演。『若手芸人はどこまでプレッシャーに耐えられるか』『メカ山崎事件』等数々のドッキリ企画を仕掛けられていた。
- くりぃむしちゅー有田に「料理を作ってくれないか?」と頼まれたところ、「そんなの出来るわけ無いでしょ」と断ったものの、後日電子レンジを購入し、「有田さん、俺やりますよ!!」と意気込んでいた(有田談)。
- 「伊集院光 深夜の馬鹿力」のスペシャルウィーク企画において、以前付き合っていた女性を呼ばれ、付き合っている時にテレビを買ってもらったこと、彼女そっちのけでそのテレビを使い「パワプロ」をずっとやり続けていた事を暴露されていた。(また、山崎は心の中でこの女性との復縁を望んでいたが、その時点で彼氏がいることを告白され、うちのめされていた。)
- バラエティ番組でトークを披露する機会も多いが、大勢の芸人達の中でも埋もれることなく、積極的に前に出て、効率よく笑いを取る力量を見せ、島田紳助にも一目置かれている。ただし、「ロンドンハーツ」での「格付けしあう若手芸人たち」において前に出すぎて他の芸人の見せ場も自分の見せ場に変えてしまうことが頻発したため、兄貴分である有田哲平から注意を受けた事もあると番組内で暴露された。
- 初体験の相手がアンジャッシュ渡部建の知り合いで、その女性に渡部が「山崎のプレーどうだった?」と聞いた所、「童貞だと言うことを抜かしても下手すぎる」と言われたそう。山崎本人も「緩急がないと言われたんですよ」と認めている。
- ボキャブラ天国に出演した時、くりぃむしちゅー上田の妹をナンパしたことを番組内で暴露された事がある。その時、山崎は上田の事を「晋兄ちゃん」と呼んでいた。
- テレビ出演時は大抵白のワイシャツを着用しており、くりぃむしちゅーらと共に関口宏の東京フレンドパークIIのスペシャルに出演した際、ビッグチャレンジでワイシャツ100枚を希望した。結果、見事ゲットしたものの視聴者プレゼントでも当たってしまい、カメラの前で当選者に謝っていた。
- さまぁ~ずに下の名前(弘也)を忘れられた。しかも、「俺たちは下の名前も知っている」と言われた後だったらしい。
- 「アンジャッシュのカンニングの竹山さんですよね?」と言われたことがある。
[編集] 主なテレビ出演
「アンタッチャブル」の項を参照。