幾寅駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
幾寅駅(いくとらえき)は、北海道空知郡南富良野町字幾寅にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅である。
目次 |
[編集] 駅構造
- 1面1線の単式ホームの無人駅で、駅舎内に男女共用の汲み取り式便所がある。
- 駅舎は映画『鉄道員 (ぽっぽや)』の撮影のため立派な木造駅舎に改装されている。映画の中では石炭輸送路線終端駅の「幌舞駅」として登場。映画のロケーションのため改装され、2005年に廃車となったキハ40 764号気動車(ぽっぽや号。映画ではキハ12 23として登場)車体の一部分が、駅前に設置された。
- 待合室には映画撮影関連の写真等が展示され、多くのファンが訪れる。
[編集] 駅周辺
幾寅の市街地になっており、商店や住宅が立ち並ぶ。
- 南富良野町役場
- 幾寅郵便局
- 撮影に使われた建物のセット
- 北海道南富良野高等学校
- 南ふらのスキー場
- 道の駅『南ふらの』
- バス乗り場
- 南富良野町営バス、占冠村営バス~「幾寅駅前」
- ノースライナー号(道北バス、北海道拓殖バス、十勝バス)~「幾寅物産センター前(道の駅『南ふらの』)」
[編集] 歴史
- 1902年12月6日 北海道官設鉄道十勝線の駅として開業
- 1905年4月1日 官設鉄道に移管
- 1982年11月15日 貨物扱い廃止
- 1987年4月1日 国鉄分割民営化によりJR北海道に承継
- 2003年4月1日 簡易委託廃止、完全無人化。
[編集] 現況
列車本数の少なさと地理的な距離から、旭川へは富良野駅から、札幌・新千歳空港方面へは占冠駅・トマム駅から乗車する町民が多い。かつては、富良野、占冠、トマムを発駅とする硬券乗車券も発売していた。南富良野町営バス、占冠村営バスも占冠・南富良野間を結んでいる。
快速列車もこの幾寅駅に停車する。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
根室本線(滝川~新得)