忍者ハットリくん+パーマン 忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵
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『忍者ハットリくん+パーマン 忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵』(にんじゃハットリくんプラスパーマン にんじゃかいじゅうジッポウたいミラクルえっぐ)は、藤子不二雄Aの『忍者ハットリくん』並びに藤子・F・不二雄の『パーマン』が登場する漫画及び劇場用アニメ作品第二弾である。
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[編集] 概要
1985年3月16日、『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』と同時上映された中編アニメーション。1984年の『忍者ハットリくん+パーマン 超能力ウォーズ』に引き続き、ハットリくんとパーマンが共演。原作は1984年に藤子不二雄Aが執筆し、コロコロコミックに連載された。単行本はてんとう虫コミックス版『忍者ハットリくん』13巻に収録(「超能力ウォーズ」と同時収録)されたが、現在は絶版。権利問題のせいか、現在入手できる『新忍者ハットリくん』には未収録となり、『オバケのQ太郎』と同じく幻の作品となりつつある。今度は宇宙からやって来た謎の卵が騒動を引き起こし、やがて大パニックを引き起こすというストーリー。前回の「超能力~」と同じくハットリくん側中心に物語が進行する。また、「忍者怪獣ジッポウ」がアニメに初登場した。この作品は「地球の自然を守る」というテーマであるが、前年からの劇場版『ドラえもん』の緑化運動に影響されたものと思われる。主題歌も、前作に引き続いて『ハットリ忍法ニニンのニン』の替え歌となっている。またオープニングでは『怪物くん』がゲスト出演した。
[編集] ストーリー
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
ある夜、東京中に流れ星の様なものがあちこちに落ちてくる。それはピンク色の卵のようなものだった。翌日、道端でそれを拾った獅子丸は、卵だと思い大事に温めた。
一方、ケン一の家の庭に岩の様なものが落ちて来た。それは伊賀の里からやってきた、ハットリくんの幼馴染みである「忍者怪獣ジッポウ」であった。ハットリくんとジッポウは再会を喜んだが、ジッポウ曰く、世界に大異変が起こる夢を見たという。そして自分の夢は正夢になるので、心配になり上京して来たというのだ。一方獅子丸はジッポウに嫉妬して、ますます拾った卵に執心する。
ところが次の日、獅子丸が拾って来た卵が動き出し、ケン一の担任の小池先生の口の中に入ってしまった。先生に憑依した卵は、自分は地球の緑を求めてやって来た宇宙怪物「ミラクルエッグ」だと語り始めた。やがて東京中に落ちた謎の卵は、木の様な怪物に孵化して大パニックに陥る。いよいよパーマン達も出動し始めて、ハットリくん達と一緒に退治に当たる。果たして地球の運命やいかに。
[編集] スタッフ
- 総監督:笹川ひろし
- 監督:原田益次
- 脚本:桜井正明
- 監修:鈴木伸一
- 絵コンテ:原田益次、青山弘、藤原良二
- 作画監督:なかじまちゅうじ
- 撮影:都島雅義
- 美術:宮野隆
- 録音:大熊昭
- 編集:岡安肇
- 音楽:菊池俊輔
- 製作:シンエイ動画、小学館、テレビ朝日
- 配給:東宝
- 主題歌:「ハットリ忍法ニニンのニン #3」
- 作詞:緒方賢一
- 作曲:菊池俊輔
- 歌:三田ゆう子&緒方賢一
[編集] 声の出演
- ハットリくん - 堀絢子
- ケン一 - 菅谷政子
- シンゾウ - 三田ゆう子
- 獅子丸 - 緒方賢一
- ジッポウ - 滝口順平
- 夢子 - あきやまひかり
- シノビノ博士 - 野本礼三
- トゲ次郎 - 丸山裕子
- オヒメ - 横沢啓子
- 影千代 - 山田栄子
- パーマン1号(ミツ夫) - 三輪勝恵
- パーマン2号(ブービー) - 大竹宏
- パーマン3号(パー子) - 増山江威子
- パーマン4号(パーやん)、ケムマキ - 肝付兼太
- バードマン - 安原義人
- カバオ - 鈴木清信
- サブ - 千葉繁
- ミチ子 - 三浦雅子
- ガン子、ケン一のママ - 梨羽雪子
- ミラクルエッグ - 柴田秀勝