新中小国信号場
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新中小国信号場(しんなかおぐにしんごうじょう)は、青森県東津軽郡外ヶ浜町字蟹田小国にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)津軽線および北海道旅客鉄道(JR北海道)海峡線の信号場である。
北緯41度03分43秒東経140度34分36秒(日本測地系)
津軽線と海峡線およびJR東日本とJR北海道の、線路上の分界点でもある(津軽線・海峡線の分岐ポイントの地点にJR会社線の分界点標識が立っている)。尚、営業上(運賃計算上)の境界は中小国駅である。本信号場の所属および管理はJR北海道(木古内ブロック青函トンネル工務所今別管理室)である。
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[編集] 構造
中小国駅より大平駅方向に約2.3kmにある4線の信号場。大平駅方より海峡線が津軽線に合流する。 電化部分(海峡線)は、北側3線。南側1線が非電化(津軽線)となる。
海峡線は長大な貨物列車が通過するため、非常に長い構内となっている。
両線ともに、大平駅・津軽今別駅方から来た場合、列車交換でいったん停止する場合がある。
津軽海峡線の列車は、ここでATS-SN型からATC-L型に列車保安装置を切り替える(切り替え指示の音声アナウンスが入る ATCは男声でATSは女声のアナウンスである 木古内駅も同様)。
構内配線図の通り、本信号場は「複合型信号場」であり、日本国内における信号場としては、他に例を見ない複雑な配線構造となっている。海峡線側は上下線+中線(待避線)の「複線待避型」、かつ津軽今別方が複線で中小国方が単線の「複線始終端型」という構造である。一方の津軽線側は、海峡線側が単線に収束された後に津軽線へ合流するという、単純な「分岐型」の構造である。上記のような配線のため、津軽線の列車同士の交換・待避は不可能である。尚、津軽線蟹田駅~三厩駅間の駅は全て棒線となっており、列車交換設備は存在しない。
[編集] 周辺
- 集落がある。
- 青森県道12号鰺ヶ沢蟹田線
[編集] 歴史
[編集] 隣の施設
- 北海道旅客鉄道
- 海峡線
- (津軽線:中小国駅 - )新中小国信号場 - 津軽今別駅