日本製粉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

日本製粉株式会社
Nippon Flour Mills Company, Limited

種類

株式会社

市場情報

東証1部	2001

略称

NIPPN、ニップン

本社所在地

〒151-8537
東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目27番5号

電話番号

03-3350-2311

設立

明治29年12月28日

業種

製粉業

事業内容

製粉事業、食品事業、ペットフード事業，健康食品事業，食品関連機械装置製造，レストラン事業等

代表者

代表取締役会長澤田浩、代表取締役社長青崎済

資本金

122億4100万円（2006年3月31日現在）

売上高

単体1578億2400万円、連結2274億2100万円（2006年3月期）

総資産

単体1742億7500万円、連結2039億5800万円（2006年3月31日現在）

従業員数

単体924人、連結2467人（2006年3月31日現在）

決算期

3月

主要株主

三井住友海上5.4%、三井生命4.0%、取引先持株会3.9%、自己株式3.3%、三井物産2.7%

日本製粉株式会社（にっぽんせいふん）は、製粉業、食品業を営む会社。製粉分野では日清製粉に次いで日本国内シェア2位。欧米式機械を利用した日本初の製粉会社である^[1]。

[編集] 概要

創業以来、小麦粉・ふすま・そば粉等の業務用製粉事業を行っている。その他に家庭用小麦粉・プレミックス粉（ホットケーキ用ミックス等）・パスタ・冷凍食品の食料品事業も大きな柱となっており、2006年現在では業務用製粉事業の売上高を上回る。その他、グループでペットフード、健康食品、食品関連の機械装置の製造，レストラン事業等も行っている。

2006年3月期の連結売上高の構成は製粉事業38.5%、食品事業50.1%、その他11.2%となっている。

イタリアの有名パスタブランド『バリラ（Barilla）』のライセンス契約を保有し日本国内の独占販売を行っている。

同社は戦時中、旧鈴木商店（現在の双日）の傘下に入っていたものの、同社が経営不振のため、台湾製糖（現在の三井製糖）や大日本セルロイド（現在のダイセル化学工業）とともに三井側へ株式を手放すこととなった。このため結果的に、現在は三井グループに属する1社となっている。

[編集] 沿革

1879年（明治12年）実業家雨宮敬次郎が東京府南葛飾郡八郎衛門新田（現在の江東区扇橋）で製粉事業を開始。社名は「泰靖社」。水車製粉全盛の時代のなか、日本初の機械製粉事業であった。
1896年（明治29年）9月26日日本製粉株式会社設立総会、同年12月28日日本製粉株式会社に改組（この日を現会社の設立日とする）
1907年（明治40年）明治製粉株式会社を合併
1909年（明治42年）帝国製粉株式会社を合併
1920年（大正9年）東洋製粉株式会社、大里製粉所、札幌製粉株式会社、東北製粉株式会社を合併
1925年（大正14年）東亜製粉株式会社を合併
1949年（昭和24年）5月東京証券取引所第1部、大阪証券取引所第1部上場
1958年（昭和33年）『オーマイスパゲッティ』を発売
1960年（昭和35年）3月大阪製粉株式会社を合併
1966年（昭和41年）7月城北工業株式会社を合併
1982年（昭和57年）イタリア・バリラ社とライセンス契約、『バリラ』ブランドを独占販売開始
1990年（平成2年）10月オーマイ株式会社を合併
1995年（平成7年）阪神・淡路大震災により神戸工場が被災し閉鎖
1996年（平成8年）コミュニケーションネームを『ニップン』とする。