昆虫物語 みなしごハッチ
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昆虫物語 みなしごハッチ | |
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ジャンル | メルヘン |
テレビアニメ | |
監督 | 九里一平、原征太郎 |
アニメーション制作 | タツノコプロ |
製作 | 吉田竜夫 |
放送局 | フジテレビ |
放送期間 | 1970年4月 - 1971年12月 |
話数 | 全91話 |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
昆虫物語 みなしごハッチ(リメイク版) | |
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ジャンル | メルヘン |
テレビアニメ | |
監督 | 鈴木行 |
アニメーション制作 | タツノコプロ |
製作 | 九里一平 |
放送局 | 日本テレビ |
放送期間 | 1989年7月 - 1990年8月 |
話数 | 全55話 |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
昆虫物語 みなしごハッチ(こんちゅうものがたり みなしごハッチ)は、タツノコプロによるメルヘンテレビアニメ。英題はThe Adventures of Hutch the Honeybee、あるいはHoneybee Hutch。
1970年4月7日から1971年12月28日まで、毎週火曜日午後7時00分〜7時30分の時間帯にフジテレビ系で放送された。全91回。再放送されることが多いため世代を問わず知名度の高いアニメ作品の一つである。近年では、キャラクターグッズも多数発売されている。
放映から19年後の1989年にリメイクされた。リメイク版は1989年7月21日から1990年8月31日まで、毎週金曜日午後5時30分〜6時00分の時間帯に日本テレビ系で放映された。全55回。
なお、『昆虫物語 新みなしごハッチ』は本作の続編で、毎日放送系(テレビ放映ネットの腸捻転時代のため、日本教育テレビ=NET・現:テレビ朝日系列)で1974年4月5日から同年9月25日まで放映された(本項目では記載せず)。
目次 |
[編集] 概要
タツノコプロのメルヘンアニメ代表作。タツノコプロは本作以前はどちらかと言うと少年向けと位置づけられる作品を制作していたが、本作でメルヘン路線を開拓した。ストーリー全てを通じて普遍的な母と子の愛情を描いている。
原作・制作者の吉田竜夫は、この作品で1971年に小学館漫画賞を受賞している。
[編集] ストーリー
スズメバチに襲われ母と離れ離れになってしまった主人公ミツバチのハッチがまだ見ぬ母を探して苦難の旅をするストーリー。ハッチがまだ卵の頃にシマコハナバチのおばさんに拾われ育てられていたが、自分がミツバチの子であることを知り、本当の母を探しに旅に出る。ほぼ毎回悪役にいじめられたり、他の虫の死に遭遇するなど子ども向けアニメにしては悲劇的なストーリーが多い。
基本的に鳥やネズミなどの哺乳類や、カエルやトカゲなどの両生類や爬虫類、クモやスズメバチ、カマキリなど虫を食べて生きているものは悪役として描かれていることが多い。しかし、中には心優しいものやハッチの仲間になってくれる悪役もいる。人間が登場するときは首から上は見えないように描かれている。人間は環境を破壊したり捕虫したりするなど一貫して悪役として描かれている。
[編集] 1970年版
[編集] スタッフ
- 原作:吉田竜夫
- 企画:鳥海尽三
- 担当:栃平吉和、染野茂夫
- 脚本:鳥海尽三、陣野修、前里元義
- 演出:原征太郎、九里一平、鳥海永行、 西牧秀雄、芹川有吾、富野喜幸
- 美術設定:五十嵐忠司
- 美術監督:中村光毅
- 音楽:越部信義
- 録音:平野勝
- 効果:イシダサウンド
- 録音プロデューサー:本田保則
- 録音ディレクター:水本完
- プロデューサー:吉田健二
- 総監督:九里一平、原征太郎
- 制作協力:フジテレビ
- 制作:吉田竜夫、タツノコプロ
[編集] 声の出演
[編集] 1989年版
[編集] スタッフ
- 原作:吉田竜夫
- 企画:日本テレビ、成嶋弘毅(タツノコプロ)、嶋村一夫(読売広告社)、堀越徹(日本テレビ)
- 構成:鳥海尽三、鳳工房
- 制作プロデューサー:米田知正
- キャラクターデザイン:九里一平
- 総作画監督:及川博史
- 美術監督:朝倉千登勢
- 撮影監督:横山幸太郎
- 音楽:馬飼野康二
- 監督:鈴木行
- 制作協力:アニメフレンド
- 制作:九里一平、日本テレビ、タツノコプロ、読売広告社
[編集] 声の出演
[編集] キャラクター
- ハッチ
- ミツバチ王国の王子という設定。勝ち気で正義感が強いがどこか間が抜けた性格。ラテン文字表記はHacchi。
- ママ
- やさしくきれいなミツバチ王国の女王バチ。まだハッチが卵の頃にハッチと別れたためいつもハッチのことを気にかけている。
- アーヤ
- ハッチの妹。当然ハッチとは面識がない。ママと共に旅をしている心優しい妹。ラテン文字表記はA-ya。
- シマコハナバチのおばさん
- ハッチをわが子以上に可愛がり、わが子として育ててくれたハッチにとっては育ての親。
- カマキチおじさん
- 初めは悪役。悪事を止めさせようとするハッチと戦い、誤って片目をバラの棘で潰してしまった為、ハッチの命を狙っていたが、病気の妻と息子をハッチに救われた事から改心。終盤はハッチとママの再会に体をはって尽力する。たった一人でスズメバチの襲撃部隊を壊滅させる大活躍をするが、自分も戦死してしまう。その死に様はアニメの最終回特集などで有名。
- ナレーター
- 毎回終了直前と所々音声だけが入る。
[編集] 主題歌
- 「みなしごハッチ」
- 「ママをたずねて」
[編集] 作品リスト
[編集] DVD
- 「昆虫物語 みなしごハッチ セレクション」(東芝デジタルフロンティア:2002年7月)
[編集] 関連項目
フジテレビ系列 火曜19:00枠 | ||
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前番組 | 昆虫物語 みなしごハッチ(第1期) | 次番組 |
夜のゴールデンショー | 樫の木モック |
NET(現・テレビ朝日)系列(毎日放送制作枠) 金曜19:00枠 | ||
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前番組 | 昆虫物語 新みなしごハッチ | 次番組 |
エースをねらえ! | ジムボタン |
日本テレビ系列 金曜17:30枠 | ||
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前番組 | 昆虫物語 みなしごハッチ(第2期) | 次番組 |
シティーハンター2 | 黒船MOCOMOCO |
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