シティーハンター
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シティーハンター | |
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ジャンル | ハードボイルド・少年漫画 |
漫画 | |
作者 | 北条司 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
発表期間 | 1985年13号 - 1991年50号 |
巻数 | 35冊(JC) 18冊(文庫版) 32+3 (X,Y,Z) 冊(完全版) |
テレビアニメ | |
監督 | こだま兼嗣 |
アニメーション制作 | よみうりテレビ、サンライズ |
放送局 | 日本テレビ系列 |
放送期間 | 1987年4月6日 - 1988年3月28日 |
話数 | 51話 |
映画: シティーハンター 愛と宿命のマグナム | |
監督 | こだま兼嗣 |
制作 | よみうりテレビ、日本ビクター、 サンライズ |
封切日 | 1989年6月17日 |
上映時間 | 87分 |
テレビアニメ : シティーハンター2 | |
監督 | こだま兼嗣 |
アニメーション制作 | よみうりテレビ、サンライズ |
放送局 | 日本テレビ系列 |
放送期間 | 1988年4月2日 - 1989年7月14日 |
話数 | 63話 |
テレビアニメ : シティーハンター3 | |
監督 | こだま兼嗣 |
アニメーション制作 | よみうりテレビ、サンライズ |
放送局 | 日本テレビ系列 |
放送期間 | 1989年10月15日 - 1990年1月21日 |
話数 | 13話 |
映画: シティーハンター ベイシティウォーズ | |
監督 | こだま兼嗣 |
制作 | よみうりテレビ、日本ビクター、 サンライズ |
封切日 | 1990年8月25日 |
上映時間 | 45分 |
映画: シティーハンター 百万ドルの陰謀 | |
監督 | こだま兼嗣 |
制作 | よみうりテレビ、日本ビクター、 サンライズ |
封切日 | 1990年8月25日 |
上映時間 | 45分 |
テレビアニメ : シティーハンター'91 | |
監督 | 江上潔 |
アニメーション制作 | よみうりテレビ、サンライズ |
放送局 | 日本テレビ系列 |
放送期間 | 1991年4月28日 - 10月10日 |
話数 | 13話 |
小説: CITY HUNTER | |
著者 | 外池省二 |
イラスト | 北条司 |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 1993年4月26日 |
巻数 | 1冊 |
映画 | |
監督 | バリー・ウォン |
制作 | レイモンド・チョウ、 レナード・ホー |
封切日 | 1993年 |
上映時間 | 100分 |
小説: CITY HUNTER SPECIAL | |
著者 | 天羽沙夜 |
イラスト | 北条司 |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 1995年12月15日 |
巻数 | 1冊 |
テレビアニメ : シティーハンター ザ・シークレット・サービス |
|
監督 | こだま兼嗣 |
アニメーション制作 | よみうりテレビ、サンライズ |
放送局 | 日本テレビ系列 |
放送期間 | 1996年1月5日21:18 - 22:54 |
話数 | 1話 |
テレビアニメ : シティーハンター グッド・バイ・マイ・スイート・ハート |
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監督 | やまざきかずお |
アニメーション制作 | よみうりテレビ、サンライズ |
放送局 | 日本テレビ系列 |
放送期間 | 1997年4月25日21:03 - 23:12 |
話数 | 1話 |
映画: 孟波 | |
監督 | |
制作 | 香港 |
封切日 | 1996年10月18日 |
上映時間 | |
小説: CITY HUNTER 2 | |
著者 | 稲葉稔 |
イラスト | 北条司 |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 1997年4月24日 |
巻数 | 1冊 |
小説: CITY HUNTER SPECIAL 2 | |
著者 | 岸間信明 |
イラスト | 北条司 |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 1999年4月2日 |
巻数 | 1冊 |
テレビアニメ : シティーハンター 緊急生中継!? 凶悪犯冴羽獠の最期 |
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監督 | 奥脇雅晴 |
アニメーション制作 | よみうりテレビ、サンライズ |
放送局 | 日本テレビ系列 |
放送期間 | 1999年4月23日 - (スペシャル) |
話数 | 1話 |
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『シティーハンター』 (CITY HUNTER) は、北条司によるハードボイルド漫画作品。及びこれを原作としたアニメ・映画等のメディアミックス作品。
『シティハンター』と誤記される事も多い。
目次 |
[編集] 概要
読切りとして描かれ好評であった『シティーハンター -XYZ-』、『シティーハンター -ダブルエッジ-』(後述)を元に「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)誌上において1985年13号から1991年50号にかけて連載。前作『キャッツ♥アイ』に続く北条司2作目となる連載作品。単行本はジャンプコミックスより全35巻。1996年から1997年にかけて文庫版が全18巻で発売されている。また、2004年から2005年にかけて完全版が徳間書店より全32+3 (X,Y,Z) 巻で発売。完全版では未収録ページ(扉絵など)の復活収録やカラーページの再現、加筆修正などが行われている。
東京・新宿で殺し・ボディーガード・探偵等を請け負うスイーパー「シティーハンター」の活躍を描くハードボイルドコメディ。現代劇として描かれた為、連載時の80年代後半が舞台となっている。
「シティーハンターが美人の依頼人から仕事を受け、その依頼を数話をかけてこなす」というのが基本構成となっている。全体を通しての伏線などはあるものの、依頼人・仕事の内容はその都度異なり、問題を解決した依頼人は原則として再登場しない。この為、各依頼毎の繋がりは原則としてない。
本作のパラレルワールドを描いた作品として『エンジェルハート』がある。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
最高の銃の腕を誇る伝説のスイーパー「シティーハンター」。依頼方法は新宿駅東口の伝言板に「後が無い」という意味を込めた「XYZ」という暗号を書くこと。様々な問題を抱えた依頼人達の問題を冴羽獠と槇村香のコンビが解決する。
[編集] 登場人物
- 冴羽 獠(さえば りょう)(声:神谷明)
- 本作の主人公。スイーパー(始末屋)で、裏の世界でNo.1と呼ばれる程の腕を持つ。同時に、この世の物とは思えない程の無類の女好きで、美女絡みの依頼しか受けず、依頼人に手を出そうとしては相棒の香に天誅を食らっている。また、依頼主への自己紹介で「20歳(ハタチ)」と強調する面もある。香に対しては、当初は妹の様な感覚しか持っていなかったと思われるが、共に過ごすうちに仕事上の相棒以上の感情を抱くようになる。しかし愛情表現が屈折しており、そっけない態度をとるかと思えば、悪口を言ったりしてからかっていた。
- 生い立ち・経歴も作品が進む中で語られていくようになる。幼少時代とある中米の国で飛行機事故に遭い天涯孤独の身となり、反政府ゲリラの村に拾われ、それ以来戦闘の世界に生きることになる。傭兵時代の獠はメキシコでの内戦で30分で一個師団を壊滅させる程の腕前を誇っていた。しかし、政府軍に敗れゲリラ組織は離散、その後渡米しスイーパーの仕事を始め、ミック・エンジェルやブラッディ・マリィ等とパートナーを組んで活躍した。しかし、やがて身に危険が迫り、日本に密入国。やがて新宿で槇村や冴子と出会い、スイーパー「シティーハンター」としての活動を開始する。そして、相棒槇村の妹・香と出会う前日あたりから物語は始まる。香や依頼人の美女とは明るく能天気な掛け合いを見せるが、そんな姿とは裏腹にアメリカ時代の相棒だったミックによれば、かつては暗い瞳をしていて、戦いの中に死に場所を求めるような破滅的な生き方をしていたそうである。物心ついた頃からゲリラ兵士として地獄のような戦場で戦うことしか知らず、唯一人間らしい絆を感じていた育ての父に裏切られ、スイーパーになってからも仕事上以外は人と深い関わりを持たずに独りで危険な世界に生きてきたが、槇村兄妹や仕事を通しての様々な人物との出会いによって人間的な温かさを取り戻していき、やがて香の想いにも応えていく。誕生日は香が決めた、3月26日(香と初めて出会った日)。なお年齢もアニメ版シティーハンター2にて、香が30歳と決め付けた。愛銃はコルト・パイソン357。愛車はミニクーパー1275S。
- 槇村 香(まきむら かおり)(声:伊倉一恵)
- 本作のヒロイン。獠の親友、槇村の妹で槇村が麻薬組織に殺害された事を機に獠の相棒となる。依頼人のもっこり美女に負けない程の美人だが、本人に自覚はない。それどころか、依頼人に手を出す獠を100tハンマーで殴る等、かなりの怪力である。男っぽい所がある為に男性と間違えられることがあり(原作・アニメ共に初期の一人称は「オレ」だった)、本人はそれを非常に嫌っている。香もまた獠に対して素直ではないが健気な愛情を抱いており、家事全般をこなし、仕事の依頼を取り付けてくる等、いい加減な獠をよくアシストしていた。槇村の形見の拳銃を獠から護身用に渡されているが、獠の計らいにより細工を施されている為、標的に当てる事が出来ない。それでも必死に練習を積み、元々センスもあったのか、実際の射撃の腕はそう悪くはない。また海坊主直伝のトラップの腕前もかなりのものであり、殺し屋の銀狐を相手に善戦した(依頼人の美女に夜這いをかけようとした獠もよく引っかかっていた)。しかし香自身は自分の腕が成長しない(と思い込んでる)上、しばしば敵にさらわれる等、獠の足手まといになっている事に苦悩している。思い悩む余り、単独で無茶な行動をとることもあった。しかし、打ち合わせなしで獠の作戦を読み取ってそれに合わせて行動する等、息はピッタリであった。獠と会った頃はまだ高校生であり、獠の守備範囲外であったのは仕方のない所だが、年齢を重ねる毎に女性らしさを身につけていった。アニメ版シティーハンター2にて、テロリスト集団ブラックアーミーの手により記憶を一時奪われ、セイラとして獠の前に立ちはだかるものの、やがて記憶を取り戻している。実は兄の槇村とは血の繋がりはなく、槇村の父が追跡中に事故死させた犯人、久石純一の娘である。そしてその久石純一の妻に引き取られた生き別れの姉にはウィークリィ・ニュース誌編集長立木さゆり(声:榊原良子)がいる。誕生日は1965年3月31日。愛銃は槇村の形見のコルトローマンMK-III、S&W M19(文庫本16巻のみ)愛車はホンダ・CR-X。
- 槇村 秀幸(まきむら ひでゆき)(声:田中秀幸)
- 1956年-1985年(アニメ版では1958年-1987年)。獠の親友で相棒。警察官であった父の志を受け継いで自らも刑事となるが、ある人身売買組織の捜査中におとり捜査官の婦人警官が殉職してしまった為、責任をとって警察を辞め獠とコンビを組む。普段はとても冷静(獠曰く「冷静すぎるほど冷静」)だが、妹の香のことになると落ち着きがなくなる。一見さえない風貌に反してかなりの腕利きだったが、全米を牛耳る巨大麻薬シンジケート(ユニオン・テオーペ)の日本進出に伴う事件に巻き込まれ、その組織の手によって作品の序盤でエンジェルダストを撃たれたチンピラに殺されてしまう(アニメ版では麻薬組織(赤いペガサス)に雇われた殺し屋ジェネラルに殺害された)。しかしその後の物語を通して、その存在感の大きさを感じさせた重要人物。冴子とは刑事の時の相棒であり、美人の冴子に対して槇村の容貌が冴えない為、警視庁の月とスッポンとあだ名された。愛銃はコルトローマンMK-III、愛車はマツダ・キャロル(初代)。アニメ版では黄色のフォルクスワーゲンに乗っている。
- 『Angel Heart』では死因が異なる。(冴子につきまとっていたストーカーにより殺害)
- 尚、「秀幸」という名は、彼の声を演じた田中秀幸から付けられた。(当初は槇村の下の名の設定はなかった)
- 海坊主(うみぼうず)/ファルコン/伊集院 隼人(いじゅういん はやと)(声:玄田哲章)
- 元傭兵で獠と互角の凄腕を持つ同業者。後に喫茶キャッツアイの店主。スイーパーとしては、獠とは基本的に敵対関係にあったようだが、日本での仕事(作中)では獠と手を組むことが多かった。獠とは悪友のような間柄になるが、スイーパーのプライドをかけて命がけの決闘を行う局面もあった。元は傭兵であり、亡くなった上官・氷室剛司の遺児で孤児として育った氷室真希を影から支えてきたという一面も持つ。傭兵時代に中米のある国で政府側について参戦していたが、その時、戦場でゲリラ側にいてエンジェルダストを撃たれた獠と対峙した事がある。その際に獠から眼を傷負いにされたせいで弱視(後に失明)になり、屋外ではサングラスを手放せない。バズーカや機関銃などの重火器(M60等)を好んで扱い、トラップの名手でもある。寡黙な男で、女性や猫が苦手。特に、猫は本人曰く泣き声を聞くと力が抜けるらしく、失神することも。「海坊主」は、スキンヘッドで獠の二まわり以上もある巨漢である事から、獠がつけたニックネームである(海坊主も仕返しに新宿の種馬というニックネームを獠に付けた)。尚、裏の世界では海坊主かファルコンと呼ばれており誰も本名を呼ばない。また、38口径程度の銃では筋肉を貫通させることは不可能。愛車はトヨタランドクルーザー60、フォードの4WD(彼の性格や体格に合う車はこれぐらい)。愛銃はS&W M629(アニメではM29)。名前のモデルは、『仮面ライダー』の一文字隼人から。余談ではあるが、鹿児島県の旧自治体で伊集院町と隼人町と言う町があった。
- 野上 冴子(のがみ さえこ)(声:麻上洋子)
- 警視庁の女狐と呼ばれる、妖艶な雰囲気を持つ美人刑事。野上警視総監の長女。槇村秀幸とは同僚だった。獠とも長い付き合いで、色香でつっては危険な仕事を押し付けていた(獠は「もっこりの貸し」等といっていた)。自らも腕が立ち、服の下に隠している投げナイフを自在に操る。“自分より弱い男には興味がない”と言って相手の腕を試し、父(警視総監)の用意した見合い話を何度もぶち壊しにする等、男を寄せ付けない仕事一筋ぶりだが、以前は生前同僚だった槇村と獠を交えた三角関係にあり、いずれかを選ぼうかという矢先に槇村が亡くなってしまう。それによって、冴子は心中に槇村へのこだわりが強く残った。獠に対してあまり気のないような態度をとることもあるが、香には密かに自分が槇村へのこだわりが消えたら、また獠と香と自分との三角関係になるかもしれないと述べる場面もあった。妹に麗香、唯香、双子の妹がいる。本来は左利きのようだが、右手でも銃を撃ち命中させられるスイッチハンダー。バストは87cm。愛銃はニューナンブM60(警察の備品の改造)。尚、作者の次作『こもれ陽の下で…』において主人公達のクラスメートとして名前だけが登場している。
- 野上 麗香(のがみ れいか)(声:鷹森淑乃)
- 野上警視総監の次女。冴子の妹。職業は元刑事で探偵。RN探偵社の責任者。刑事のときに相棒の友村刑事が殺され、その犯人を見つける為に刑事を辞め探偵になり獠のマンションの隣のビルに住む。元々は意地っ張りで図々しく、また宵越しの金は持たない、好き嫌いで人と仕事を選ばない、男嫌い、人を信用しない等、自分なりの主義主張が強く、犯人逮捕の為にわざと標的になる等跳んだ性格であった。しかし、友村刑事の死亡事件を追ううちに次第に獠に惚れ込み、獠と結婚して夫婦探偵になる夢を持つ。その為に、折角、姉の冴子が警官復帰の話を持ってきたにも関わらず、新宿に留まることになる。妹に高校生作家の野上唯香と双子の妹がいる。バストは88cm、Cカップ。愛銃はコルト・ウッズマン COP357。
- 美樹(みき)(声:小山茉美/伊藤美紀)
- 海坊主の相棒の美人スイーパー。後に海坊主と共に喫茶キャッツアイの切り盛りをする。内戦国で孤児になった所を海坊主に育てられ、身を守る術を教えられてきたが、彼女が海坊主の傭兵部隊に加わると言い出した時、海坊主は彼女を戦場から遠ざけ、普通の女性としての人生に戻す為に、嘘をついて彼女を置き去りにした。しかし海坊主と結婚することを夢見て彼を追い続け、日本で海坊主の前に再び現れる。一人になってからも独力で鍛えてきたのか、腕は一流である。海坊主と共に喫茶店を切り盛りするようになり、そこに獠が入り浸るようになる(よく美女絡みでない仕事をサボったり、女性の依頼人を勝手に連れ込んだりしていた)が、そんな獠への香のハンマー攻撃に巻き込まれて、よく店内を破壊されていた。海坊主の視力が悪化した時、二人の関係に転機が訪れ、最後には美樹の念願は海坊主に受け入れられることになる。一度、窮地にたった海坊主を救う為、変装して平山希美子の名で獠に海坊主救援を要請したこともある。愛銃はコルト・KING COBRA
- 『Angel Heart』では、同名(但しカタカナ表記)だが役割の違う形で海坊主の前に現れる(声は小山茉美)。
- ロバート・ハリスン(声:堀秀行)
- アニメでのアメリカNo.1のスイーパー。獠の恩人であり親友でもあった。東京でロバートと再会した獠は、ちょうど来日したフェリダン王国のアンジェラ王女の護衛にあたる。アンジェラ王女は侍従のマルキド将軍に命を狙われていたが、:獠の力で将軍の派遣した暗殺団を壊滅させることが出来た。しかし、実はロバートもマルキド将軍に雇われた暗殺者の1人であり、ロバートは獠と対決し、命を落とした。アニメオリジナルキャラクター(上記の話を収録した2と、後日談を描いた3の最終2話に回想として登場)で原作には登場しない。愛用銃はワルサーP38。
- ミック・エンジェル(声:成田剣<ドラマCD>)
- 原作・ドラマCDでのアメリカNo.1のスイーパーで、獠がアメリカでスイーパーとして働いていた時の相棒。日本に獠を殺す依頼を受けて来日するも結局依頼を果たせず、依頼主である麻薬組織ユニオンテオーペの怒りを買い、帰国の途についていた飛行機もろとも爆破され消息不明となる。組織が瀕死のミックを利用しまた生き返らせる為に、新型のエンジェルダストを使うことで怪物的なパワーを得るが、ミックは理性を失い、残虐なユニオンの番人となって再び登場する。ユニオンとの最後の戦いでは海坊主を赤子の手をひねるかのごとく打ち倒すも、香の活躍によってわれに返り、組織のボスである海原を倒そうと突撃し、端末に手を突き刺してしまったことで感電し重度の火傷を手に負ってしまう。教授の自宅で奇跡的な回復を遂げるもスイーパーとして致命的な“引き金を引けない”事態を知って愕然とし、復帰後本家シティーハンターを名乗り手首に仕込んだダーツを武器として使うも、拳銃を使えないことから一時的な“パートナー”であった香を敵にさらわれてしまい、自身がスイーパーとしてやっていけないことをここで完全に思い知らされる。その後、療養中に知り合った教授の助手であるかずえと意気投合し、新聞記者として新たな生活を始める。愛銃はデザートイーグル。
- 教授(きょうじゅ)
- 世界中の情報を覗ける老人であり、獠のゲリラ時代の軍医であった。獠のもっこりの師匠であり、自身ももっこりすけべで、気絶しててもお尻を触ってくるほど。獠の過去を知る数少ない人物の1人。獠は彼に敬語を使って話す。原作にのみ登場する。
- 名取 かずえ(なとり かずえ)(声:山本百合子)
- 元T大研究室に籍をおいた免疫学者。かずえの恋人は、かつて医薬品会社喜田川産業の指示で兵器となることを知らず殺人バチの開発をし、それに気づいて解毒剤の開発をした為に殺された恋人の遺志を次いで解毒剤を開発すべく単身、喜田川産業に乗り込んだかずえは帰りの途に、獠に助けられ、獠の協力を得て、喜田川産業の殺人バチの開発を阻止させた。次第に獠に心を寄せたかずえは獠の師である教授の元でアシスタントとなり、獠への接近を試みるものの、獠と香の関係に入り込む余地がないと知るとやがて諦める。その後、獠のかつてのパートナーであるミックが、エンジェルダストに侵されて教授の元に運ばれてきた時、かずえは彼のリハビリを手伝ったが、その過程で互いに心を通わせるようになった。アニメ版での登場は1話のみ。
- 麻生 かすみ(あそう かすみ)(声:冨永みーな)
- 通称・怪盗305号。麻生家は代々泥棒請負業の家系。獠とは高校生の時、警察に追われている所に遭遇する。この時、レオタード姿ですばしこく跳びながら警察の追及を交わしていた為、獠からは「空跳ぶオシリ」と呼ばれるようになる。獠との関係は、とある老花師が育てた黒いチューリップが超常現象研究家の不律乱寓に奪われた為、これを奪い返すべく、獠に協力を依頼したことに始まる。その後、成人したかすみは、泥棒一族の掟により、祖母の麻生やよいから許婚の麻生崇司との結婚を迫られており、この掟を逃れようと獠にニセ恋人を演じてもらいたいと再び依頼してきた。獠はかすみの依頼を受託し、許婚の崇司と勝負しこれに勝利。見事、かすみを婚約の掟から解放することが出来た。しかし、この一件により、獠に心を奪われたかすみは再び祖母より掟を言い渡され、獠の心を盗むまで一族の元に帰ってはならぬと宣告された。これにより、かすみは海坊主の喫茶キャッツアイを住み込みで手伝いながら、獠の心を奪うべく虎視眈々と機会を狙う。同じく獠に心を寄せる麗香と時に共闘しながらも獠をめぐって競う。因みに誕生日は美樹と同じ。尚、レオタード姿は作者の前作である『キャッツ♥アイ』の主人公とそっくりであり、作者本人もそれを認めている。
- ブラッディ・マリィー(声:高坂真琴)
- 獠の元パートナーでアシスタントだった。裏の世界ではブラッディ・マリィーの名で知られる。その後、引退しローズ・マリィ・ムーンの名でアメリカのトップモデルとなるが、スイーパーの世界を脱しモデルの成功への機会を与えてくれた恋人・エリックが、獠とマリィーに怨みを持つデビッド・クライブに誘拐され、マリィーはデビットの指示で獠の殺害を試みる。しかし、途中で翻意し、デビットの元からエリックを救い出すべく単身、デビットに挑んだ。獠と海坊主の協力を得たマリィーは再びエリックと再会し、アメリカへと帰って行った。その際、モデルとしてのローズ・マリィ・ムーンは誘拐殺人で亡くなった事になっている。尚、余談であるがマリィーの父親は獠の最初のパートナーだった。使用拳銃はワルサーPPK(文庫本11、12巻)グロック17(文庫本17巻)。
- 海原 神(かいばら しん)
- 麻薬組織ユニオンテオーペの長老で、獠の育ての父。ゲリラ時代、獠を裏切ってエンジェルダストを打ち、洗脳した獠を独断で戦場に送って一部隊を全滅させる(獠はこの時海坊主と対峙する)。しかしゲリラ組織は陰惨な殺害の仕方に恐れをなし、海原を追放した。ミックに獠を殺す依頼をしたのは彼。本来は理想に燃えた善良な人間だったが、戦場の中いつの間にか狂気に走ってしまい今に至る。そして獠の最終決戦で逃げ場を失った獠を助ける事になる。使用拳銃はコルト・アナコンダ。左足は獠を助ける時に切断、義足には高性能の爆弾を積んである。
- 尚、作者の前作である『キャッツ♥アイ』にも同名のキャラが登場するが、同姓同名の別キャラクターである。(CITY HUNTER完全版12巻 北条司100問100答Part3)
[編集] その他
- シティーハンターへの依頼をする為の暗号「XYZ」には、アルファベットの並び順より「もう後が無い」という意味が込められている。因みに「X-Y-Z」という名のカクテルも存在し、エピソードの小道具として使われている。
- 『シティハンター』は誤記であるが、作中に作者の字で「シティハンター」と書いてある所がある。
- 獠のマンションの住所は東京都新宿区区役所通り4-25という架空の住所になっている。(アニメ「シティーハンター」第32話)
[編集] 読切版
シティーハンター(読切版) | |
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ジャンル | ハードボイルド・少年漫画 |
漫画: シティーハンター -XYZ- | |
作者 | 北条司 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
発表期間 | 1983年12月増刊号 - (読切) |
巻数 | 『天使の贈りもの 北条司短編集1』、 『シティーハンター完全版』のZ巻に収録 |
漫画: シティーハンター -ダブルーエッジ- | |
作者 | 北条司 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | フレッシュジャンプ |
発表期間 | 1984年2月号 - (読切) |
巻数 | 『天使の贈りもの 北条司短編集1』、 『シティーハンター完全版』のZ巻に収録 |
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「週刊少年ジャンプ」1983年12月増刊号に掲載された、『シティーハンター -XYZ-』と、「フレッシュジャンプ」1984年2月号に掲載された『シティーハンター -ダブルーエッジ-』の2作が存在。共に『天使の贈りもの 北条司短編集1』及びシティーハンター完全版のZ巻に収録されている。
『キャッツ♥アイ』に登場した神谷真人(ねずみ)を主人公にした作品というコンセプトで描かれた『XYZ』が好評であったため、続編として『ダブルエッジ』が描かれ、さらに後の連載作品へと繋がって行くこととなった。こうしたいきさつから、完全版Z巻にはこれら2編の他に獠の元となったキャラクター神谷真人が活躍する2編が『キャッツ♥アイ』より同時に収録されている。また、喫茶店キャッツ♥アイの店主夫婦として瞳と俊夫らしき人物がチョイ役で登場しているが、ファンサービス的な要素が大きい。
どちらの作品も「女好きで普段は節操がないが、仕事ととなると超一流で銃の名手」といった獠の基本設定や、獠・香・美人依頼人という物語の基本構造は既に出来上がっているものの、登場人物の設定や性格などには異なる点も多く、連載作品とは世界設定を共有していないパラレルワールドの話と考えられる。特に香は見た目、性格とも連載作品とは大きく異なり、男っぽさが全くない。
また、読み切り掲載時の依頼の仕方は、掲示板に「清掃人求む」だったが、単行本収録時には連載版と同じものに変えられた。
[編集] アニメ
『シティーハンター』のアニメ化作品は、アニメならではの演出やコミカルさと、安定したクオリティで、好評を博した。当初はミリタリズムやリアリティといった物におおらかな企画だったようで、漫画と比較して荒唐無稽なメカ描写や考証が目立ち、ガンダムしか書いた事のなかったメカデザイナーの明貴美加も修行のためとはいえ自身が選ばれた事への戸惑いがあったと語っている。
アニメでは、漫画と違って1つのエピソードを1話完結か前編・後編として放送されたものがほとんどである。原作がオムニバス形式である為、アニメオリジナルのエピソードが作りやすく、前述の「獠と香が敵対する」といった独創性のあるエピソードも生み出した。また、放送時間の都合上子供も見るため、セリフとして登場するものの、実際に獠が「もっこり」させている「シーン」はない。
毎回登場する女性ゲストには、基本として有名女性声優が出演し、この番組に出ない声優は「美女を演じられない証明」とまで言われていたという。『2』中盤以降、出演できる女性声優が少なくなったため、アフレコの日にちを変更するなどして都合をつけていたという逸話もある。
また、原作では獠は飛行機事故によるトラウマで「飛行機恐怖症」だったが、判明したのが原作終盤だったため、アニメでは普通に飛行機に乗っているシーンがあり(第1シリーズ2話、『2』7話)、差異が生じている。
余談だが第1シリーズの前半では浅田飴の「パッション」、後半ではマスターフーズの「M&M's」。『3』では大塚製薬の「ファイバーヌードル」と、スポンサーの製品が劇中に登場することもあった。
[編集] TVアニメ
『シティーハンター (1) 』、『シティーハンター2 (2) 』、『シティーハンター3 (3) 』、『シティーハンター'91 ('91) 』と4度のテレビシリーズ化がさなれ、『シティーハンター ザ・シークレット・サービス (SP1) 』『シティーハンター グッド・バイ・マイ・スイート・ハート (SP2) 』『シティーハンター 緊急生中継!? 凶悪犯冴羽獠の最期 (SP3) 』と3度のテレビスペシャルが放映されている。
『3』の放映時に一瞬だけオウム真理教代表・麻原彰晃の顔のカットが挿入され、サブリミナル効果を引き起こす映像使用であると問題となった。これ以前はアニメ界においてビデオでコマ送りにしないと、分らない様なメッセージを挿入するのは、スタッフのお遊びとしてよく行われていた事であり、この件はたまたま挿入されていたのが麻原の顔だった為問題となったとされる。
[編集] 放映時期
- シティーハンター
- 1987年4月6日から1988年3月28日にかけて月曜19:00~19:30に讀賣テレビ放送発・日本テレビ系にて放送。
- シティーハンター2
- 1988年4月2日から1989年7月1日の土曜18:00~18:30に 讀賣テレビ放送にて放送。1988年4月8日~1988年9月30日の金曜16:30~17:00、および1988年10月7日~1989年7月14日の金曜17:30~18:00に日本テレビ放送網にて放送。
- シティーハンター3
- 1989年10月15日~1990年1月21日に日曜19:00~19:30に讀賣テレビ放送発・日本テレビ系にて放送。
- シティーハンター'91
- 1991年4月28日~同年10月10日に日曜19:00~19:30に讀賣テレビ放送発・日本テレビ系にて放送。但し、この時間帯での放送は9月22日(10話)までで、11~13話は10月10日木曜16:00~17:30にスペシャルで放送(関東地区)。
- シティーハンター ザ・シークレット・サービス
- 1996年1月5日に日本テレビ系にて放送。
- シティーハンター グッド・バイ・マイ・スイート・ハート
- 1997年4月25日に日本テレビ系にて放送。
- シティーハンター 緊急生中継!? 凶悪犯冴羽獠の最期
- 1999年4月23日に日本テレビ系にて放送。
[編集] スタッフ
- 監督:こだま兼嗣 (1,2,3,SP1) /江上潔 ('91) /やまざきかずお (SP2) /奥脇雅晴 (SP3)
- キャラクターデザイン:神村幸子 (1,2,3,SP1,SP2) /神志那弘志 ('91) /北原健雄 (SP1) /さとうけいいち (SP2,SP3)
- メカニカルデザイン: 明貴美加 (1,2) /小原渉平 (3) /山内則康 ('91) /ヲギミツム (SP1)
- 設定: 山本之文 (1)、秋山浩之 (1,2) /稲荷昭彦 (SP1) /相田和彦 (SP2,SP3)
- 総作画監督:北原健雄 (1,3) /佐藤K、さとうちはる、大河原春男 (SP1)
- 作画監督:谷口守泰、北原健雄 (1,2.3) /神志那弘志 (1,2,'91) /いのまたむつみ、磯野智 (1,2) /神村幸子、遠藤晴、小林ゆかり、鈴木四郎、新井豊、清水恵蔵 (1) /高岡希一 (2,3,'91) /本橋秀之 (2,3) /西沢晋、高橋久美子、佐藤千春 (2) /逢坂浩司 (3) /山内則康、丹澤学 ('91) /羽山賢二、河南正昭 (SP2) /佐久間信一 (SP3)
- 美術監督:東潤一 (1,3,'91) /宮前光晴 (1,3) /田原優子 ('91)
- 撮影監督:古林一太 (1) /伊藤修一 (3)
- 音楽:矢野立美/国吉良一 (1) /西田マサラ (SP2,SP3)
- 音響監督:浦上靖夫/小林克良 (3,'91)
- 音響効果:松田昭彦(フィズサウンドクリエイション) (1,3)
- 演出:江上潔 (1,2,3,'91) / 藤本義孝、今西隆志、山口美浩 (1,2,3) /加瀬充子、冨永恒雄 (1,2) /網野哲郎、武藤裕治 (1) /こだま兼嗣 (2,SP1) /港野洋介、棚橋一徳、西山明樹彦 (2) /山口裕司 (SP1) /杉山慶一、渡邊哲哉 (SP2,SP3)
- 脚本:外池省二、平野靖士 (1,2,3,'91) /日暮裕一 (1,2.3,SP2) /遠藤明範 (1,2,'91) /星山博之 (1,2) /武上純希、井上敏樹、吉川惣司 (1) /こだま兼嗣、加瀬充子、小林準治、鎌田秀美、あまのまあ (2) /今西隆志、港野洋介、久保田圭司、平柳益実 (3) /稲荷昭彦、後藤信平 ('91) /岸間信明 (SP3)
- 構成:星山博之 (1,2) /外池省二 、平野靖士 (2,3,'91) /日暮裕一(2.3) /遠藤明範 (2,'91,SP1) /こだま兼嗣 (2,SP1) /加瀬充子、小林準治、鎌田秀美、あまのまあ (2) /今西隆志、港野洋介、久保田圭司、平柳益実 (3) /稲荷昭彦、後藤信平 ('91)
- プロデューサー:諏訪道彦(よみうりテレビ)、中谷敏夫・山下洋(NTV)、植田益朗・指田英司・赤崎義人(サンライズ)
- 製作:よみうりテレビ、サンライズ/日本テレビ (SP3)
[編集] 放送ネット局
- よみうりテレビ(近畿広域圏)※制作キー局
- 札幌テレビ(北海道)
- 青森放送(青森県)
- テレビ岩手(岩手県)
- ミヤギテレビ(宮城県)
- 秋田放送(秋田県)
- 山形放送(山形県、1~2? )→山形テレビ(3~91)→山形放送(SP1~SP3)
- 福島中央テレビ(福島県)
- 日本テレビ(関東広域圏)
- テレビ新潟(新潟県)
- テレビ信州(長野県)
- 山梨放送(山梨県)
- 北日本放送(富山県)
- ?→テレビ金沢(石川県、91~SP3)
- 福井放送(福井県)
- 静岡第一テレビ(静岡県)
- 中京テレビ(中京広域圏)
- 日本海テレビ(鳥取県・島根県)
- 西日本放送(香川県・岡山県)
- 広島テレビ(広島県)
- 山口放送(山口県)
- 四国放送(徳島県)
- 南海放送(愛媛県)
- 高知放送(高知県)
- 福岡放送(福岡県・佐賀県)
- テレビ長崎(長崎県、1~3)→長崎国際テレビ(91~SP3)
- くまもと県民テレビ(熊本県)
- 大分放送(大分県、1~2)→テレビ大分(3~SP3)
- 宮崎放送(宮崎県、1~2)→テレビ宮崎(3~SP3)
- 鹿児島テレビ(鹿児島県、1~91)→鹿児島読売テレビ(SP1~SP3)
- 琉球放送(沖縄県、SP1~SP3)
[編集] 主題歌
※OP:オープニング曲/ED:エンディング曲
[編集] シティーハンター
- City Hunter ~愛よ消えないで~(OP:1〜26話)
- ゴーゴーヘブン(OP:27話〜)
- Get Wild(ED)
- 作詞: 小室みつ子、作曲・編曲: 小室哲哉、歌: TM NETWORK
[編集] シティーハンター2
- Angel Night ~天使のいる場所~(OP:1話〜26話)
- セイラ(OP:27話〜)
- 作詞・編曲:FENCE OF DEFENSE、作曲:西村麻聡、歌:FENCE OF DEFENSE
- Super Girl -CITY HUNTER 2-(ED:1話〜37話)
- STILL LOVE HER(失われた風景)(ED:38話〜)
- 作詞・編曲:小室哲哉、作曲:小室哲哉・木根尚登、歌:TM NETWORK
[編集] シティーハンター3
[編集] シティーハンター '91
- DOWNTOWN GAME(OP)
- 作詞:松井五郎、作曲:崩場将夫、編曲:清水信之、歌:GWINKO
- SMILE&SMILE(ED)
- 作詞:REDS、作曲:龍巻のPIE、編曲:AURA・佐藤宣彦、歌:AURA
[編集] シティーハンター ザ・シークレット・サービス
[編集] シティーハンター グッド・バイ・マイ・スイート・ハート
- RIDE ON THE NIGHT(OP)
- 作詞:古屋敏之、作曲:福山芳樹、編曲:HUMMING BIRD、歌:HUMMING BIRD
- Get Wild ~CITY HUNTER SPECIAL '97 VERSION~(ED)
- 作詞:小室みつ子、作曲:小室哲哉、編曲:上杉洋史、歌:NAHO
[編集] シティーハンター 緊急生中継!? 凶悪犯冴羽獠の最期
- illusion city(OP)
- 作詞・作曲:Anchang、編曲:SEX MACHINEGUNS、歌:SEX MACHINEGUNS
- Get Wild(ED)
- 作詞:小室みつ子、作曲・編曲:小室哲哉、歌:TM NETWORK
[編集] サブタイトル
[編集] シティーハンター
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[編集] シティーハンター2
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[編集] シティーハンター3
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[編集] シティーハンター '91
放送自体は10話で一旦終了し、後に11~13話は1時間半のスペシャル枠で放映。
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[編集] アニメ映画
1989年6月17日に公開された『シティーハンター 愛と宿命のマグナム (L&D) 』、1990年8月25日に併せて公開された『シティーハンター 百万ドルの陰謀 (M$P) 』と『シティーハンター ベイシティウォーズ (BCW) 』の3本がある。
[編集] スタッフ
- 監督:こだま兼嗣
- キャラクターデザイン:神村幸子
- メカニカルデザイン:明貴美加 (L&D)
- 設定製作:秋山浩之 (L&D) /稲荷昭彦 (M$P,BCW)
- 音楽:矢野立美
- 音響監督:浦上靖夫
- 演出:山口美浩 (L&D) /江上潔 (M$P) /今西隆志 (BCW)
- シナリオ:遠藤明範 (L&D) /外池省二 (M$P) /平野靖士 (BCW)
- 作画監督:北原健雄/神志那弘志 (L&D) / 神村幸子 (M$P,BCW)
- 制作・配給:よみうりテレビ、日本ビクター、サンライズ
[編集] 主題歌
[編集] シティーハンター 愛と宿命のマグナム
[編集] シティーハンター 百万ドルの陰謀
- MORE MORE しあわせ (ED)
- 作詞:川村真澄、作曲:Mark Davis、編曲:井上Brothers、歌:荻野目洋子
[編集] シティーハンター ベイシティウォーズ
[編集] DVD
2005年12月21日、初のDVD化となるコンプリートDVD-BOX 『CITY HUNTER COMPLETE』 が完全予約限定商品として発売された。テレビシリーズ全140話に加え、劇場版・テレビスペシャル各計6本を収録。価格は10万5000円(税込)。
[編集] 実写映画
2作が製作されており、いずれの作品も香港での製作となっている。
[編集] シティーハンター
内容は「シティーハンター (映画)」のとおり。
[編集] 孟波
香港で1996年製作された、マイケル・チョウ(周文健)主演の冴羽獠の香港名「孟波」を使った作品。以下本稿では「孟波」を「獠」と記述する。
[編集] 特徴
- 獠の設定
- 香は登場しないが、海坊主(演:呉康寧)や冴子(演:葉芳華)が登場する場面がある。特に海坊主は喫茶店(店名は不明)を経営しており作品中ではカウンターに置かれたテレビに007が放映されていた。
- 獠が作品中で使用する銃
- コルトパイソン357マグナム6インチ(ステンレスシルバーだったのでアナコンダの可能性もある。)とスタームルガースーパーレッドホークである(同じくステンレスシルバーで6インチ)。レッドホークを発射するには右腕に特性のギプスを装着しなければ衝撃を吸収しきれないらしくギプスの奪われたラストのシーンでは海坊主の頭に銃を置き海坊主がそれを両手で支えるという間抜けな姿で撃つことになる。
作品中、パイソンとレッドホークが一緒に登場するときがあるがおそらくこれはミスである。
- 獠の住まい
- 高層ビル群にあるマンションの一室で地下射撃場などは存在しない。部屋の一部が衣裳部屋になっていていつも着ている赤のノースリーブTシャツと青いジャケット(正確には水色系)と黒のズボンが何着も置かれている。
- 獠の車
- 作品中は一括してスズキカプチーノ(確認済み)にのっておりミニクーパーは最後の最後で登場する。
- シティーハンターの宣伝活動
- 獠は依頼を集めるためにチラシを作って地下鉄駅前でビラを配るなどしている(作品中のラスト部分でミニクーパーが登場したのもこの時)。配ったチラシは無残にも本人の前で丸められ捨てられているのも原作と同様である。
- 獠の過去
- 獠はシティーハンターを始める前まで警察官だった。署内でトップレベルの腕前を誇る先輩の石松(演:陸劍明)に銃のすべてを習った。しかし、ある事件をきっかけに石松は獠に殺されてしまう。作品中、石松の娘・恵香(演:宣萱)が登場し獠を殺そうとする。
- 獠を殺そうとする殺し屋はもう一人存在し獠の前によく現れる。ちなみに石松の娘との関係は無い。
- その他
- 依頼人が敵に誘拐された後、獠はレッドホークとギプスの入った木製ケースを取り出して調整を行う。その時、部屋のベランダから部屋の奥にぶら下げた的に向って撃つというとんでもないことをやってのけた(サイレンサーも無いので銃声は広範囲にわたって聞こえたはず)。
[編集] 神鳥伝説
香港映画神鳥伝説(原題:九一神鵰俠侶)。冴羽獠、槇村兄妹、野上冴子、銀狐似てるキャラ主演。
[編集] 小説
ジャンプ j-BOOKSより4度のノベライズがなされている。
- CITY HUNTER
- 外池省二著、1993年4月26日発売。
- CITY HUNTER 2
- 稲葉稔著、1997年4月24日発売。
- CITY HUNTER SPECIAL
- 天羽沙夜著、1995年12月15日発売。
- 96年のスペシャル『ザ・シークレット・サービス』のノベライズ版。セリフの中にスペイン語が頻繁に登場する。
- CITY HUNTER SPECIAL 2
- 岸間信明著、1999年4月2日発売。
- 99年のスペシャル『緊急生中継!?凶悪犯冴羽獠の最期』のノベライズ版。アニメではオミットされていた過去のサユリやジャック等との関係が描かれている。
[編集] ドラマCD
[編集] 関連項目
- エンジェルハート
- 「週刊コミックバンチ」(新潮社)に連載されている事実上の続編。本作のパラレルワールドとなっている。詳細は『エンジェルハート』の項を参照。なお、『シティーハンター』と同じく、よみうりテレビ・日本テレビ系列各局でテレビアニメ化された(制作会社はサンライズからトムス・エンタテインメントに変更)。
- 神谷明
- アニメの冴羽獠の声優。獠が自身の演じた中で最も好きなキャラクターである事を公言しており、自分の事務所の名前も獠の姓から「冴羽商事」としている。
[編集] 外部リンク
[編集] 番組の移り変わり
日テレ系 月曜19時台前半 | ||
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前番組 | シティーハンター (ここまではytv制作枠) |
次番組 |
ボスコアドベンチャー | 追跡 (ここからは日テレ制作枠) |
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ytvローカル 土曜18時台前半 | ||
ローカル枠 | シティーハンター2 | ローカル枠 |
日テレローカル 金曜17時台後半 | ||
欽きらリン530!! | シティーハンター2 | 昆虫物語 みなしごハッチ (第2期) |
日本テレビ系 日曜19時台前半(ytv制作枠) | ||
鈴木健二の人間テレビ | シティーハンター3 | 丹波・山瀬のパニックTV |
日本テレビ系 日曜19時台前半(ytv制作枠) | ||
丹波・山瀬のパニックTV | シティーハンター '91 | ザ・ラスベガス |
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