春風亭小柳枝
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春風亭 小柳枝(しゅんぷうてい こりゅうし)は落語の名跡。当代は9代目。
- 初代春風亭小柳枝 - 後の4代目春風亭柳枝。
- 2代目春風亭小柳枝 - 後の8代目朝寝坊むらく。
- 3代目春風亭小柳枝 - 後の6代目春風亭柳枝。
- 4代目春風亭小柳枝 - 後の6代目春風亭柳橋。
- 5代目春風亭小柳枝 - 後の3代目桂三木助。
- 6代目春風亭小柳枝 - 後の8代目三笑亭可楽。
- 7代目春風亭小柳枝 - (1921年 - 1962年9月27日)は大正から昭和にかけて活躍した落語家。元林家正太郎。元7代目林家正蔵門下その後6代目春風亭柳橋門下に移り真打で7代目襲名。糖尿病で死去、晩年は病気に悩まされていた。本名は染谷晴三郎。享年41。
- 8代目春風亭小柳枝 - 音源や芸能人名辞典など、正確なデータが残っていないが、落語界では知る人ぞ知る、「奇人変人」という意味での伝説の噺家。当時を知る噺家は弟子だった瀧川鯉昇、同期だった立川談志と極少数(つるんでいた仲間の大半が早いうちに亡くなっていることも、知名度の低さにつながっている)。6代目柳橋に入門。前座名「柳若」。とん橋を経て、小柳枝襲名に至る。
- 9代目春風亭小柳枝 - 本項にて詳述。
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[編集] 9代目
9代目9代目春風亭小柳枝(1936年(昭和11年)1月18日 - )は落語芸術協会所属の落語家で現在常任理事。東京都新宿区出身。本名は臼井 正春(うすい まさはる)。出囃子は『梅は咲いたか』。落語は主に古典落語。
5代目柳昇門下では総領弟子の位置にいるが、元は6代目柳好門下である。
[編集] 略歴
- 1965年 - 3月に6代目柳好に入門し、「笑好」を名乗る。
- 1968年 - 9月に笑好のまま二つ目昇進。
- 1976年 - 5代目柳昇門下に移籍し、「鶏昇」に改名。NHK新人落語コンクール優秀賞を受賞。
- 1978年 - 10月に真打昇進し、9代目小柳枝を襲名。
- 1991年 - 平成3年度文化庁芸術祭賞。
[編集] CD
[編集] 一門弟子
- 春風亭柳之助(弟弟子だったが師の柳昇の死に伴い移門)
- 春風亭昇之進(弟弟子だったが師の柳昇の死に伴い移門)
- 春風亭鹿の子(妹弟子だったが師の柳昇の死に伴い移門)
- 春風亭笑好
- 春風亭笑松