東北福祉大前駅
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東北福祉大前駅(とうほくふくしだいまええき)は、宮城県仙台市青葉区国見1丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)仙山線の駅。東北福祉大学の福祉大ビルが隣接している。
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[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線(6両対応)を有する地上駅。但しS字カーブ上にホームがあるのでホームの形状は歪んでいる。反向曲線区間および縦断勾配(25%)が厳しい箇所であるため、JR東日本の実施基準に基づき「特別の構造承認」の社内手続きをおこない施工された。
みどりの窓口(営業時間:6:40~21:00)、自動改札機(Suica対応)、自動券売機設置駅。
北仙台駅管理。東北総合サービスに業務委託。
営業形態 出面1名
建設費 約10億円(東北福祉大学)(Suicaソフト改修費除く)
[編集] 利用状況
利用者1日約3200人を見込んでいる。
[編集] 歴史
東北福祉大学の最寄駅としては隣駅の北山駅が機能していたが、同駅からでは坂道となるため同大学が2000年頃から新駅設置に動き出し、JRや仙台市との間で協議した結果、設置が決まった。
- 2005年9月 新駅設置要望
- 2005年10月 新駅設置に関する覚書締結
- 2005年11月 施行協定締結
- 2006年(平成18年)3月頃 - 着工。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 開業。東北福祉大学OBで、プロ野球および大リーグの投手として活躍した佐々木主浩が一日駅長をし、開業記念セレモニーのくす玉開花、テープカットに加わった。平日1日当たり上下92本の普通列車が停車する。
[編集] 駅名の由来
駅の近くにある東北福祉大学が由来である。
計画当初は「貝ヶ森駅」の仮称が与えられていたが、東北福祉大学が建設費(約11億円:駅隣接のステーションキャンパスを含む)を全額負担することになり、「東北福祉大前駅」の正式名称が決まった。大学名がそのままJRの駅名になることはJR全体でも例が少ない。
大学名がつくJRの駅としては、下記の駅がある。
- 北海道医療大学駅(JR北海道)
- あいの里教育大駅(JR北海道)
- 自治医大駅(JR東日本)
- 新潟大学前駅(JR東日本)
- 久留米大学前駅(JR九州)
- 九産大前駅(JR九州)
- 教育大前駅(JR九州)
- 崇城大学前駅(JR九州)
- 鳥取大学前駅(JR西日本)
- 同志社前駅(JR西日本)
- (本庄早稲田駅(JR東日本))
[編集] 駅周辺
- 東北福祉大学
- 国見台病院
- 仙台市立国見小学校
- 仙台市立第一中学校
- 大崎八幡宮
- 貝ヶ森団地
- 恵通苑団地
- 土橋通り(土橋通り迷宮案内)
[編集] バス乗り場
- 仙台市営バス870系統 JR東北福祉大前駅バス停
- 専用のバス発着所を設けている。
- 貝ヶ森団地、女子商前、国見ヶ丘、中山台経由実沢営業所行
- 八幡町、青葉通経由仙台駅前