臨時駅
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臨時駅（りんじえき）とは、ある一定期間のみ営業をする鉄道駅。プラットホームだけで駅舎がないことが多い。
臨時駅が設置される理由としては、水浴場やスキー場、花の名所など季節限定の観光地を訪れるために設置されるものや、付近の催事場でのイベント開催時のみに営業されるものが多いが、積雪の多い地方では利用の少ない駅の除雪の手間を省くために冬季営業休止とする例もある。また、通年営業ではあるが、仮乗降場と同様に一般駅とするには利用が少なく、一般駅に比べて簡素な施設で設置された例がある。
臨時駅の中でも、年間を通して停車する列車が1本もない駅は「長期休止駅」と呼ばれている。
また、臨時駅から一般駅に格上げされたり、逆に一般駅から臨時駅に格下げされる例も見られる。
臨時駅までの運賃計算に関しては、当駅までの営業キロが表記されている場合はそれが適用され、表記されていない場合は次の（営業キロが表記されている）駅までの営業キロが適用される。
日本国有鉄道（国鉄）の臨時駅のうち仮乗降場同様に通年営業する駅については仮乗降場と同じく1987年の分割民営化と同時に一般駅に昇格している。
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[編集] 日本の臨時駅一覧
2006年3月20日現在、現存する臨時駅は、次のとおりである。
類型は以下の通り。
- 春季のみ営業する駅
- 夏季のみ営業する駅
- 春～秋にかけて営業する駅（俗に冬期休止）
- 夏～秋にかけて営業する駅
- 冬期のみ営業する駅
- イベント開催時のみ営業する駅
- その他（通年営業する駅）
*は通年営業休止中の駅
[編集] 北海道旅客鉄道
[編集] 東日本旅客鉄道
- プレイピア白浜駅（八戸線・類型3*）
- 西仙台ハイランド駅（仙山線・類型3*）
- 八ツ森駅（仙山線・類型3*）
- 猪苗代湖畔駅（磐越西線・類型2）
- 田子倉駅（只見線・類型3）
- ガーラ湯沢駅（上越線（上越新幹線）・類型5・時刻表に臨時駅の表示なし）
- ヤナバスキー場前駅（大糸線・類型5）
- 偕楽園駅（常磐線・類型1）
[編集] 東日本旅客鉄道、鹿島臨海鉄道
- 鹿島サッカースタジアム駅（鹿島線、大洗鹿島線・類型6 - 貨物駅としては常設駅である。時刻表に臨時駅の表示なし）
[編集] 東海旅客鉄道
[編集] 四国旅客鉄道
[編集] 九州旅客鉄道
[編集] えちぜん鉄道
[編集] 広島電鉄
[編集] かつて存在した日本の臨時駅
以下に例を示す。
[編集] 一般駅に昇格
- 釧路湿原駅（JR北海道・類型3） - 1996年12月1日一般駅に昇格
- 大成駅（JR北海道・類型7） - 1987年4月1日一般駅に昇格
- 柏林台駅（JR北海道・類型7） - 1987年4月1日一般駅に昇格
- 瀬越駅（JR北海道・類型7） - 1987年4月1日一般駅に昇格
- 東清川駅（JR東日本・類型7） - 1987年4月1日一般駅に昇格
- 行川アイランド駅（JR東日本・類型7） - 1987年4月1日一般駅に昇格
- 岩原スキー場前駅（JR東日本・類型5） - 1987年4月1日一般駅に昇格
- 競輪場前駅（富山ライトレール・類型6） - 2006年3月1日に富山港線廃止の後、4月29日富山ライトレール開業時に一般駅として開業
[編集] 廃止
[編集] 北海道旅客鉄道
- 静内海水浴場駅（日高本線・類型2） - 1992年廃止
- フイハップ浜駅（日高本線・類型2） - 1993年9月24日廃止、JR企画の団体旅客専用
- 浜中海水浴場駅（留萌本線・類型2） - 1995年8月8日廃止
- 智東駅（宗谷本線・類型3） - 2006年3月18日廃止
- 張碓駅（函館本線・類型2） - 長期休止後、2006年3月18日廃止
[編集] 東日本旅客鉄道
- 万博中央駅（当時国鉄、常磐線・類型6） - 1985年3月14日～9月16日、つくば万博の期間のみ営業（現在は同位置にひたち野うしく駅がある）
- フォトデッキ駅（当時国鉄、小海線・類型6） - 1986年7月16日～9月1日の間、小海線の国鉄最高標高地点にイベントで設置
[編集] 東海旅客鉄道
[編集] 西日本旅客鉄道
- 緑化フェア梅小路駅（山陰本線・類型6） - 1994年9月23日～11月20日の間のみ、第11回全国都市緑化フェア会場の最寄駅として営業
- きりはまビーチ駅（山陰本線・類型2） - 1996年8月22日廃止
[編集] 九州旅客鉄道
- 食と緑博覧会駅（類型6） - 1990年8月8日～9月16日、食と緑博覧会の開催中のみ営業
[編集] 仙台臨海鉄道
- 東北博覧会前駅（臨海本線・類型6） - 1987年7月18日～9月30日、未来の東北博覧会の開催中のみ営業。仙台駅から旅客列車が運行された。
- ゆめ交流博前駅（臨海本線・類型6） - 1997年7月19日～9月30日、国際ゆめ交流博覧会の開催中のみ営業。仙台駅から旅客列車が運行された。
[編集] 阪急電鉄
[編集] 北大阪急行電鉄
- 万国博中央口駅（東西線(会場線)・類型6） - 1970年2月24日～9月13日、日本万国博覧会の開催に向けて設置。
[編集] 関連項目
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