松崎神社 (多古町)
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松崎神社 | |
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所在地 | 千葉県香取郡多古町東松崎1747 |
主祭神 | 倉稲魂命、邇邇芸命、大宮比売命 |
社格等 | 郷社 |
創建 | 宝亀3年 |
本殿の様式 | 流造 |
松崎神社(まつさき じんじゃ)は千葉県香取郡多古町(下総国香取郡)にある神社。旧社格は郷社。倉稲魂命・邇邇芸命・大宮比売命を祀る。
宝亀3年(772年)の創建で、五穀および歌舞音曲の神々として、古くから人々の信仰を集めている。
延暦16年(797年)には坂上田村麻呂が東征の途中に参拝し、鏡一面および征矢を献じ木鼓一箇を奉納をした。鏡と征矢はその後兵火によって失われたが、木鼓は現在社宝として保存されている。また弘仁年間には諸国行脚の僧空海が参拝、携えてきた公孫樹の杖を上下逆さまに地中に挿し「後世まで繁盛せよ」と念じて立ち去ったという伝説があり、社殿前には周囲約6mの古木「空海の逆さ公孫樹」がある。
平忠常の乱(1028年-1030年)で兵火にかかり建久2年(1191年)に再興され、旧号を「坂東稲荷本宮」と称したが、北条氏や里見氏などの武将の尊敬が篤く、徳川家康も朱印地30石を寄進した。現在の本殿は万治元年(1658年)、中殿および拝殿は宝暦6年(1756年)の改築である。
明治2年(1869年)「松崎神社」と改号し、明治6年(1873年)郷社に列した。
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