楠田枝里子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
楠田 枝里子(くすた えりこ、1952年1月12日 - )は、三重県伊勢市出身のタレント、司会者、エッセイスト、翻訳家、サイエンスライター。身長170cm。名前を「くすだ えりこ」と読み間違えられることも多い。
目次 |
[編集] 略歴・人物
伊勢市立厚生中学校、三重県立伊勢高等学校、東京理科大学理学部第一部応用化学科を卒業し、1974年日本テレビにアナウンサーとして入社。1981年秋に退社し、フリーアナウンサー、エッセイストに転身。科学エッセイなど、彼女ならではの持ち味を発揮している。
日本テレビ退社後は、フジテレビ系『なるほど!ザ・ワールド』や日本テレビ系『世界まる見え!テレビ特捜部』など、海外情報系番組に多く出演しているのが特徴。
女性司会者の代表格の一人である芳村真理と、ファッショナブルな雰囲気や男性司会を立てつつ進行し、番組を格上の存在へと成長させる「調整型」の司会術で類似するところから、「第2の芳村真理」との呼び声も高い。日本テレビ系『金曜娯楽館』とフジテレビの年末の大型イベントである『FNS歌謡祭』においては、芳村の後任として彼女が抜擢された。1988年にフジテレビ系『夜のヒットスタジオ』の司会を芳村が勇退した際、当時のスタッフから真っ先に後継候補として名前が出たのも楠田であった(最終的には「男性中心の路線で」という当時の上層部の意向で実現しなかった)。
長身で声のトーンが常に一定なこと、爆発などを伴うドッキリにもまるっきり動揺しないことから「実はロボットでは」などとネタにされることがある。清水ミチコが楠田のものまねをすることで有名。
無類のチョコレート好きで知られ、カカオ分を多く含んだチョコレートを常にストック・携帯している。2004年に著書『チョコレート・ダイエット』を発表、時折テレビ番組でも持論を展開している。その縁で2006年3月から明治製菓「チョコレート効果」のCMに出演している。また、消しゴムコレクターでもある。
ナスカの地上絵の保護運動に熱心であることでも知られ、マリア・ライヘを現地に何度か尋ね、日本マイア・ライヘ基金の代表をつとめる。
知的センスが高すぎるからか、それが嫌味に見えるため、上沼恵美子や山口美江に嫌われている。
[編集] 主な出演番組
[編集] 司会
- おしゃれ(日本テレビ系、1976年4月~1981年9月)
- 金曜娯楽館(日本テレビ系、1980年10月~1981年3月)
- なるほど!ザ・ワールド(フジテレビ系、1981年10月~1996年3月) - 日本テレビ退社後最初の司会担当番組
- 枝里子と鶴太郎のデータブティック(TBS系、1984年10月~1985年9月)
- 世界まる見え!テレビ特捜部(日本テレビ系、1990年7月~9月、1991年4月~)
- 大相似形テレビ!!(日本テレビ系、1991年10月~12月)
- 驚きももの木20世紀(テレビ朝日系、1993年10月~12月)
- 輝く!日本レコード大賞(TBS系、1989年)
- FNS歌謡祭(フジテレビ系、1990年~2004年)
- 広告大賞(フジテレビ・関西テレビ、1991年~)
- 24時間テレビ 「愛は地球を救う」(日本テレビ系、1992年~1994年)
- クイズスーパースペシャル(日本テレビ系、1994年)
[編集] 司会以外での出演
- 象印クイズ ヒントでピント(テレビ朝日系、1983年~1984年) - 中島梓の妊娠による休業に伴う代理の女性軍キャプテンとして出演
- デーモン小暮 ニッポン全国 ラジベガス(ニッポン放送、2005年) - ゲスト講師として出演
[編集] 外部リンク
カテゴリ: アナウンサーのスタブ項目 | 日本のタレント | 日本テレビのアナウンサー | フリーアナウンサー | 1952年生 | 三重県出身の人物