添田駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
添田駅(そえだえき)は、福岡県田川郡添田町添田にある九州旅客鉄道(JR九州)日田彦山線の駅。かつては添田線と接続していた。添田町の中心駅。
目次 |
[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線をもつ地上駅。跨線橋があったが撤去され、駅舎は駅の東側に設けられて物産館と合築である。ホームとは構内踏切で行き来する。
かつては添田線との接続駅であり同線のホームは現駅舎の前にあった。現在の日田彦山線のホームは駅舎から約100m離れた位置にある。
JR九州100%出資の子会社九州交通企画による業務委託駅。マルスは無いがPOS端末機の設備がある。
[編集] 駅周辺
駅周辺は添田町の中心部にあたる。駅舎の反対側には住宅団地が多く建つ。
- 添田町役場 - 北西へ約500m
- 添田町立添田小学校 - 東へ約300m
- 添田町立添田中学校 - 北東へ約600m
- 添田郵便局 - 北へ約400m
- 添田バスセンター(西鉄バス筑豊添田支社) - 北へ約400m
[編集] 歴史
もともとは小倉鉄道が後の添田線の前身にあたる東小倉~上添田間を開通させた際、その終点として開業させた駅である。その後、1942年に日田彦山線の前身である田川線が延長された際、1.2kmほど北西の西添田駅から当駅を経由するルートで開業した。西添田~添田間ではあまり離れていない2点間に線路を敷いたため、区間内に急カーブが2ヶ所あり、添田駅の日田彦山線ホームは駅舎から遠く離れた位置に作らざるを得なかった。
- 1915年(大正4年)4月1日 - 小倉鉄道の上添田駅として開業。
- 1915年(大正4年) - 彦山口駅に改称。
- 1942年(昭和17年)8月1日 - 小倉鉄道が買収され国鉄線となる。添田駅に改称。
- 1942年(昭和17年)8月25日 - 田川線の西添田~彦山間が開通。
- 1960年(昭和35年)4月1日 - 香春~大任~添田を添田線として日田線から分離。
- 1985年(昭和60年)4月1日 - 添田線が全線廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道に承継。
- 1988年(昭和63年) - 現駅舎が竣功。