玉木宏樹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
玉木 宏樹(たまき ひろき、1943年3月13日 - )は兵庫県神戸市出身の作曲家、指揮者、ヴァイオリン演奏家。別名、多摩 零。
目次 |
[編集] 略歴
1965年、東京芸術大学音楽部楽器科卒業。在学中から東京交響楽団に所属して演奏家としての活動を開始。また、大学の先輩である山本直純に作曲と指揮を学んだ。
卒業後、楽団「アルキカルテット」を主宰。当時としては革新的な演奏で注目を浴びたが、同時に批判的な意見も少なくなかった。この頃から山本直純の事務所に所属して映像作品の音楽を手伝うようになる(当時は山本の名義で弟子が作曲や編曲に携わることも少なくなかった)。元来は純正律を採り入れた作曲方法を用いていたが、この頃から「商業としての音楽」を意識するようになる(但し、今でも著書やCDを通じて純正律の普及に努めている)。1968年、『アニマル1』で初めて本人の名前が表に出るようになった。
「しゃべるヴァイオリン」(ヴァイオリンの音色が人語を発しているかのように聞こえる奏法)などの冗談音楽でも知られる。
[編集] 音楽担当作品
[編集] テレビ
- アニマル1(1968年)
- 怪奇大作戦(1968年)※音楽監督:山本直純
- 大江戸捜査網(1970年)
- NHK朝の連続テレビ小説『おていちゃん』(1978年)
- 義父のいる風景(2000年)
- NHK教育テレビ小学校低学年道徳教育番組『おおきくなる子』
[編集] 映画
- 非行少年 若者の砦(1970年)
- 新宿アウトロー ぶっ飛ばせ(1970年)
- 反逆のメロディー(1970年)
- 野良猫ロック 暴走集団71(1971年)
- 関東幹部会(1971年)
- 影狩り ほえろ大砲(1972年)
- 大人のオモチャ ダッチワイフレポート(1975年)
- 仁義と構想(1977年)
- 天使を誘惑(1979年)
- 隠密同心・大江戸捜査網(1979年)
- 女帝(1983年)
[編集] CD
- 「朝・昼・夜」の音楽、「作曲家の香り」シリーズ、「旅の音楽」シリーズ
- 「ゆかいなコンサート」コロムビア
- 「古城の詩」(玉木弦楽四重奏団)クラウン
- 「琥珀色のサティ」「音楽のグルメシリーズ」CBSソニー
- 「ユーミン・コンチェルト」構成編曲。英国録音 東芝EMI
- 「音楽浴」5枚シリーズ、コロムビア
- 「肌にやさしいクラシック」6枚シリーズ、コロムビア
- 「純正律によるストレス解消」CD、ソニーレコード
- 「玉木宏樹の大冗談音楽会」CD、コロムビア、
- 「天台宗声明幻想<AMINADAB>」、コロムビア
- 「光の国へ」(純正律、ミネラル・ミュージック)シリーズ、アルキ
- 「響きの苑へ」(純正律、ミネラル・ミュージック)シリーズ、アルキ
- 「聖夜」(純正律による讃美歌集)アルキ
- 「母と娘とヴァイオリン」コロムビア、編曲、音楽監督
- 「光」「響」「時」純正律シリーズ、キングレコード
- 「m i l k」(水野母娘ヴァイオリン・デュオ)アットマーク、プライエイド・レコーズ
- 「For the Marriage Blue~最高にハッピーな結婚式を迎えるために」キングレコード
- 「春へのあこがれ」ミーントーンハープとヴァイオリンによる純正律でモーツァルトを アルキ
[編集] サウンドトラック
- 怪奇大作戦ミュージックファイル
- 大江戸捜査網オリジナル・サウンド・トラック
[編集] 著書
- 猛毒! クラシック入門
- 革命的音階練習
- 音の後進国日本 純正律のすすめ
- 純正律は世界を救う
カテゴリ: 人物関連のスタブ項目 | 日本の作曲家 | 日本の指揮者 | 日本のヴァイオリニスト | 兵庫県出身の人物 | 1943年生