Portal:生物多様性

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Portal Biodiversity

生物多様性とは．．

生物多様性 (英語：biodiversity) とは、生態系・生物群系(biome)または地球全体に、多様な生物が存在していることを指す。

定義

「生物多様性」の最も簡単な定義は「生物学的構造の全てのレベルでの生命の多様性」(K.J. Gaston & J.I. Spicer) 2番目の定義は、「異なる生態系に存在する生物間での相対的な多様性の尺度」。3番目の定義は「ある地域における遺伝子・種・生態系の総体」。

遺伝的多様性－ある1種の中での遺伝子の多様性。同じ種の中での個体間の違いと、個体群間の違いがある（→集団遺伝学も参照されたい）。
種多様性－種間の多様性（簡単に言えば、多くの種が存在すること）。
生態系多様性－より高次の水準、すなわち生態系（遺伝子が究極的に寄与する、異なった諸過程の豊富さ）における多様性。

1992年にリオデジャネイロ市で開催された環境と開発に関する国際連合会議（地球サミット）では、生物多様性は次のように定義された：

「陸上、海洋およびその他の水中生態系を含め、あらゆる起源をもつ生物、およびそれらからなる生態的複合体の多様性。これには生物種内、種間および生態系間における多様性を含む」・・・

（続きは記事を参照）

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生物の多様性に関する条約 (英 Convention on Biological Diversity / CBD) とは、生物の多様性を「生態系」「種」「遺伝子」の3つのレベルでとらえ、(1)生物多様性の保全、(2)生物多様性の構成要素の持続可能な利用、(3)遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を目的とする国際条例である。「生物多様性条約」と略称される。

内容

ワシントン条約やラムサール条約のように、特定の行為や特定の生息地のみを対象とするのではなく、野生生物保護の枠組みを広げ、地球上の生物の多様性を包括的に保全することが、この条約の目的である。また、生物多様性の保全だけでなく、「持続可能な利用」を明記していることも特徴の一つである。

条約加盟国は、生物多様性の保全と持続可能な利用を目的とする国家戦略または国家計画を作成・実行する義務を負う。また、重要な地域・種の特定とモニタリングを行うことになっている。

さらに、生物多様性の持続可能な利用のための措置として、持続可能な利用の政策への組み込みや、先住民の伝統的な薬法など、利用に関する伝統的・文化的慣行の保護・奨励についても規定されている・・・

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歴史

年	NGO他	条約等	国内法等
1948	IUCN発足
1961	WWF発足
1966	IUCNレッドリスト初版
1971		ラムサール条約
1972		渡り鳥条約
1973		ワシントン条約
1991			環境省レッドリスト初版
1992	地球サミット	生物多様性条約	種の保存法
1994	IUCNレッドリスト ver.2.3
1995	WWF, Global 200を制定		生物多様性国家戦略
2000		カルタヘナ議定書
2001	IUCNレッドリスト ver.3.1
2002			新生物多様性国家戦略
2004			外来生物法