第一貨物
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 〒990-0033 山形県山形市諏訪町2-1-20 |
設立 | 1941年3月15日 |
業種 | 運輸業 |
代表者 | 代表取締役社長 武藤 幸規 |
資本金 | 21億1900万円 |
売上高 | 723億9900万円(平成18年3月期) |
従業員数 | 4,738人(平成18年3月現在) |
外部リンク | http://www.daiichi-kamotsu.co.jp/ |
第一貨物株式会社(だいいちかもつ)は、山形県山形市に本社を置く運送会社。国内で小口貨物を中心に企業間物流まで貨物全般を扱う。特別積合せ事業者の大手。
目次 |
[編集] 概要
元々、東北を中心としたネットワークに強みを持つが、近年全国展開を推進中。 現在は企業の物流アウトソーシングの受け手として、ロジスティクス・サービス・プロバイダー業態に進出。 トラック側面に描かれたゾウのマークがトレードマーク。
[編集] 沿革
- 1941年3月 「山形合同貨物自動車株式会社」設立
- 1942年4月 15社を合併して「山形県第一貨物自動車株式会社」に商号変更
- 1951年1月 仙台市~東京都の一般路線貨物運送事業開始
- 1951年9月 第一貨物自動車に商号変更
- 1954年9月 宮城県一円に事業網を拡大
- 1959年9月 秋田県一円に事業網を拡大
- 1959年11月 東京都~大阪市の一般路線貨物運送事業開始
- 1972年12月 札幌市に進出
- 1975年6月 東京都・仙台市~札幌市のフェリー輸送を開始
- 1978年2月 航空貨物の営業開始
- 1980年6月 コンピュータの全店オンライン開始
- 1983年1月 山形県・宮城県一円の軽車両等運送事業開始
- 1984年6月 VAN事業開始
- 1985年2月 自動車運送取扱事業を登録
- 1986年10月 利用航空運送事業免許を取得
- 1987年2月 東京日本橋浜町セントラルビル竣工、営業本部発足
- 1987年8月 保税上屋による通関業務開始
- 1988年3月 総合通信システム開通
- 1988年10月 警備業の資格取得、輸送警備開始
- 1991年5月 第二次オンライン開始
- 1991年8月 貨物オンラインシステム(POS)開始
- 1990年7月 「第一貨物株式会社」に商号変更
- 1991年12月 テレフォンサービス、FAXサービス開始
- 1992年11月 出荷支援システム『サポートI』サービス開始
- 1995年4月 新出荷支援システム『サポートII』サービス開始
- 1997年5月 3PL(サードパーティー・ロジスティクス)事業開始
- 1998年8月 新出荷支援システム『サポートIII』サービス開始
- 1998年10月 郵政省と提携、チルドゆうパック輸送開始
- 1999年5月 医薬品の共同配送開始
- 1999年9月 (株)イー・ネット設立に資本参加
- 2002年4月 愛川物流センターにてISO9001取得
[編集] 支社・事業所
国内に77箇所設置。
[編集] 関連会社
- 大阪第一物流株式会社(大阪府)
- 名古屋第一物流株式会社(愛知県)
- 長野第一物流株式会社(長野県)
- 新潟第一梱包運輸株式会社(新潟県)
- 都留貨物自動車株式会社(山梨県)
- 東京第一物流株式会社(東京都)
- 福島第一物流株式会社(福島県)
- 東北第一物流株式会社(山形県)
- 日本アバカス株式会社(山形県)
- デパートサービス共栄株式会社(山形県)
- 第一チルド輸送株式会社(宮城県)
- 第一梱包運輸株式会社(宮城県)
- 株式会社東北第一コロナ(宮城県)
[編集] 関連事項
- トラック車体に描かれたゾウのマークの他に、トレードマークとして「D1マ-ク」というマークもあるが、これは第一貨物の「第」の英頭文字と「一」の表記を組み合わせたデザインである。
- 同社が保有する車両の1日の走行距離を合計すると、地球をおよそ20周する距離にもなり、これは地球と月とを往復する距離に匹敵する。
- 同社が保有する車両は、ほぼ全てが三菱ふそう社製である。
- 同社が保有する車両は、法令に従って制限速度厳守の走行を実施していることでも知られる。よって高速道路等において同社の車両を先頭にいわゆる「大名行列」が出来たり、他社の速度違反の車両に煽られることもしばしばである。
- 秋田県雄勝郡東成瀬村に、「秋田第一貨物自動車」という法人が存在するが、第一貨物とは関係がない。