綱島理友
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
綱島 理友(つなしま りとも、1954年8月15日 - )は、神奈川県横浜市出身のコラムニスト・エッセイスト。
東京都立桜町高等学校から日本大学芸術学部美術学科(デザイン専攻)卒業。勁文社勤務の後、フリーとして執筆活動を開始する。
ペンネームの「綱島」は住んでいた横浜市港北区の地名「綱島」、また「理友」はイタリア、FIAT社の小型車リトモから採っている。
1963年、9歳の時に大洋ホエールズ子供会に入会して以来の横浜ベイスターズファンである。綱島が子供会に入会した当時の大洋は名将と呼ばれた三原脩が監督を務めていたものの、大洋監督に就任した1960年以降の成績は日本一→6位→2位→5位→2位と、まさに乱高下を繰り返していた。1962年・1964年は優勝に手が届く位置につけながらも、土壇場で阪神タイガースに逆転を許している。当時の阪神のビジターユニフォームは背番号が明朝体。川崎球場に通い詰めた綱島は今でも明朝体の数字を見るたびに子供時代の悪夢がよみがえるという。ちなみに憧れの選手は近藤和彦で、同じ横浜ファンのやくみつるが著書「ベイスターズ心中」の企画で近藤から天秤打法を直接指導されていることに対して、「罰当たりなほど羨ましい」と評している。
プロ野球のユニフォーム研究の第一人者でもあり、1999年に週刊ベースボールで「ユニフォーム物語」をスタートして以来、同誌での連載は8年目を迎えている(2006年6月からは「ベースボール意匠学」を連載)。
[編集] 著書
- 女の子エスニック図鑑(勁文社、みうらじゅんとの共著)
- 街のイマイチ君(マガジンハウス、後に講談社から文庫化)
- イマイチ君の理由なき探検(マガジンハウス)
- プロ野球の素(マガジンハウス)
- 出動! イマイチ探検隊(東京書籍)
- お菓子帖(マガジンハウス、後に朝日新聞社から文庫化)
- イマイチ君の東京トボトボ探検隊(サンマーク出版)
- 東京タワーのペンキ塗り(マガジンハウス)
- 元ポパイ少年と元JJガールの新東京リポート(朝日新聞社、山田美保子との共著)
- ぼくらは愉快犯(双葉社)
- 体育のめし(同文書院)
- 全日本荒唐無稽観光団(講談社)
- マスコット物語(スターツ出版)
- 猫メシのサジかげん(朝日新聞社)
- 全日本お瑣末探偵団(講談社)
- 全日本なんでか大疑問調査団(講談社)
- ボクを野球場に連れてって(朝日新聞社)
- もの食うスポーツマン(同文書院)
- マスコット物語2(スターツ出版)
- アトム・シールと鉄人ワッペン(淡交社)
- 体育の着こなし(イースト・プレス)
- それマジ!?(講談社)
- よろず古本綱島探書堂(実業之日本社)
- プロ野球ユニフォーム物語(ベースボール・マガジン社、綿谷寛との共著)
[編集] 外部リンク
- リトモ・ベースボール・クラブ
- 球団旗や愛称などプロ野球の歴史がわかる「綱島プロ野球研究所」と、球団の過去の意匠をアロハシャツにデザインして販売する「リトモ・ベースボール・ストア」がある。
- 阪神タイガース公式サイト内・綱島理友のユニフォーム物語