船坂峠
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船坂峠
舟坂峠
船坂峠(ふなさかとうげ)は、兵庫県赤穂郡上郡町梨ヶ原と岡山県備前市三石との間に位置し、両県の県境を成す峠。標高180m。
[編集] 歴史と文化
- 古くから山陽道の要所として、播磨国と備前国を分けた。明治時代に切り下げられるまで旧街道はもう少し高い地点で越しており、かつての街道と思しき地点に「從是西備前國」と刻まれた国境石(元禄16年建立)が残る。
- 付近では元弘2年(1332年)、元弘の変に敗れ隠岐へ配流される途中の後醍醐天皇を奪回すべく児島高徳が決起しており、石碑が残る。
- 現在でも両県及び近畿地方と中国地方の文化的境界となっており、ここを西に越えると、方言が播州弁(近畿方言系)から岡山弁(中国方言系)へ大きく変化する。
- また、山陽本線にとっては急勾配の難所区間となっており、バイパス線として赤穂線が建設されたりした。
- 新国道2号において、この峠付近を抜ける道路は岡山県内ではなぜか交通事故の名所として知られている。
[編集] 通過する交通路
- 鉄道
- 道路
[編集] 外部リンク
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