東京地下鉄
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
略称 | 東京メトロ |
本社所在地 | 110-8614 東京都台東区東上野三丁目19番6号 |
設立 | 2004年(平成16年)4月1日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 旅客鉄道事業 他 |
代表者 | 代表取締役社長 梅﨑壽 |
資本金 | 581億円(2005年3月31日現在) |
売上高 | 3,306億円(単独) 3,573億円(連結) どちらも2005年度 |
従業員数 | 8,721人(2005年3月31日現在) |
主要株主 | 日本国政府 53.4%、東京都 46.6% |
外部リンク | www.tokyometro.jp |
東京地下鉄株式会社(とうきょうちかてつ、英称:Tokyo Metro Co.,Ltd.)は、主に東京都内を走行する地下鉄路線を運営する鉄道会社。
それまでの帝都高速度交通営団(通称・営団)から、2004年(平成16年)4月1日に政府と東京都が出資する、東京地下鉄株式会社法に拠る特殊会社として発足した。2008年(平成20年)度には株式を上場する計画である。
同社の愛称は「東京メトロ」である。また、2007年4月1日から3代目のイメージキャラクターとして女優の宮﨑あおいを起用している(歴代のイメージキャラクターは関連項目を参照)。
目次 |
[編集] 概要
シンボルマークは、メトロ(METRO)の「M」を図案化した「ハートM」。イギリスのデザイン会社である、アテネオリンピックのシンボルマーク開発をも手がけたウルフオリオンズ社に依頼したものである。シンボルマークの背景色であるブライトブルーをコーポレートカラーとする。「東京メトロ」の背景色はダークブルーとし、ブライトブルーを常にメインとしながらも両色を並べて表示する。なお、営団時代はSUBWAYの「S」(他にSAFETY、SECURITY、SPEEDY、SERVICEの「S」を含む)を図案化したものだった。民営化を機に、各駅の出入口、車両などの「S」のロゴを「ハートM」に変更した。また、シンボルマークと愛称を知ってもらうために、基本的に2つのボックスと2つの色を常に並べて表示し、これをコミュニケーションマークとよぶ。
2007年4月からのキャッチコピーは「メトロが心をつないでく。TOKYO HEART」。同年3月までは「東京の楽しみをつなぐチカラ。」で、発足当時は「ココロも動かす地下鉄へ。」だった。
愛称でも使用している「メトロ」という語は、元々はパリ地下鉄の呼称であるが、旧営団地下鉄時代から地下鉄路線図を「メトロネットワーク」と呼び、他にもプリペイドカードのメトロカードや、駅売店の「Metro's」、オリジナルキャラクターでアリの「メトロン」、旧ドメイン名「www.tokyometro.go.jp」などで「メトロ」という言葉を多く使っている。また、諸外国でも「地下鉄」の横文字表記に「METRO」を採用するところが多いこと、アメリカ式英語の「SUBWAY」がイギリス式英語では「地下道」を表す語であるということも影響しているものと考えられる。イギリス式表記で「地下鉄」を意味する「UNDERGROUND」はアメリカ式では単なる「地下」を表す。ちなみに、この「東京メトロ」という愛称は営団末期に社内の公募で採用された。その他、アジアでは韓国に「ソウルメトロ」(旧称・ソウル特別市地下鉄公社)などがあるが、ソウルメトロは公社形態のまま事業者名称を変更したものである。
なお、「東京地下鉄」と呼ぶ場合は、「東京の地下鉄」ということで東京都交通局(都営地下鉄)の路線も含む意味になることがある。
また、東京地下鉄所有の車両は、東武鉄道(日比谷線・有楽町線・半蔵門線)、東京急行電鉄(日比谷線・半蔵門線・南北線)、東日本旅客鉄道(JR東日本)(東西線・千代田線)、小田急電鉄(千代田線)、西武鉄道(有楽町線)、東葉高速鉄道(東西線)、埼玉高速鉄道(南北線)と相互乗り入れを行っているため、埼玉県・千葉県・神奈川県・茨城県までの広範囲で運転されている。
また、パスネット対応カードを「SFメトロカード」という名称で2006年まで発行していた。
[編集] 路線
色 | 記号 | 路線番号 | 路線名 | 区間 | キロ程 |
---|---|---|---|---|---|
G | 3号線 | 銀座線 | 浅草駅~渋谷駅 | 14.3km | |
M | 4号線 | 丸ノ内線 | 池袋駅~荻窪駅 | 24.2km | |
m | 丸ノ内線分岐線 | 中野坂上駅~方南町駅 | 3.2km | ||
H | 2号線 | 日比谷線 | 北千住駅~中目黒駅 | 20.3km | |
T | 5号線 | 東西線 | 中野駅~西船橋駅 | 30.8km | |
C | 9号線 | 千代田線 | 綾瀬駅~代々木上原駅 | 21.9km | |
綾瀬駅~北綾瀬駅 | 2.1km | ||||
Y | 8号線 | 有楽町線 | 和光市駅~小竹向原駅~新木場駅※ | 28.3km | |
Z | 11号線 | 半蔵門線 | 渋谷駅~押上駅 | 16.8km | |
N | 7号線 | 南北線 | 目黒駅~赤羽岩淵駅 | 21.3km | |
未定 | 13号線 | 有楽町線新線※ 副都心線 |
和光市駅~小竹向原駅~池袋駅 池袋駅~渋谷駅(建設中) |
※有楽町線のうち、和光市~小竹向原間と新線区間は東京圏鉄道網整備計画などでは13号線の一部となっているが、東京地下鉄によると副都心線の起点駅は和光市となっている。そのため、和光市~小竹向原間は有楽町線と共有区間となる。また、有楽町新線という名称は開業後すべて副都心線に統一される予定である。
路線番号に欠番(1・6・10・12)があるのは、都営地下鉄と共通の連番にしているためである。
銀座線と丸ノ内線は標準軌(軌間1,435mm)第三軌条方式(600V)で、それ以外の路線は他社線との乗り入れを行うために狭軌(軌間1,067mm)架空電車線方式(1,500V)による電気鉄道である。
なお、東京地下鉄では、起点から終点に向かう下り線を「A線」、終点から起点に向かう上り線を「B線」と呼んでいる。駅ではホームの番号が若い方をA線としている(綾瀬・中野坂上及び半蔵門線各駅を除く東京地下鉄管理駅に限る)。また、列車番号では上下で奇数偶数の区別をしていないため、「A○○△△S」「B○○△△K」(○○はその列車の始発「時」、△△は運用番号、末尾のアルファベットは車両の所属元の符号 / 直通のない銀座線・丸ノ内線を除く)のように頭にA・Bが付く。
ちなみに、2004年の発足時に導入された駅番号(駅ナンバリング)は、基本的に西・南から東・北方面に向かって振られており、路線によっては起点ではなく終点側の駅が「01」である場合もある点に注意が必要である。上表では左側の駅が起点である。なお、各線の記事の駅一覧では駅番号順で記載しているので注意されたい。
[編集] 直通運転区間
()内の駅名は通常のダイヤにおける最長直通運転区間。但し臨時列車の場合はこの限りではない。詳細は各路線の記事を参照。[ ]内の英字は当該社所属車両に割り当てられる運用番号の末尾の記号(列車記号)である(この英字によって所属を区別する)。なお、東京地下鉄の車両はすべて「S」であり、営団時代から引き継がれているので、「M」ではない。概ね、各鉄道会社の所属車両の表示は、東武と東葉高速がT、東急とJR東日本はK、小田急はE、西武と埼玉高速はMである。
- 東急東横線(菊名駅)[K] - 日比谷線 - 東武伊勢崎線(東武動物公園駅)・日光線(南栗橋駅)[T]
- JR中央線各駅停車(三鷹駅)[K] - 東西線 - 東葉高速鉄道東葉高速線(東葉勝田台駅)[T]・JR総武線各駅停車(津田沼駅)[K]
- 東葉高速鉄道の車両は東西線を越えて三鷹まで直通運転を行うことはなく、またJR東日本の車両は東葉高速鉄道には乗り入れない。そのため、JR中央線~東西線~東葉高速鉄道という運用はすべて東京地下鉄の車両で運行され、三鷹~東西線経由~津田沼で運転する運用は東京地下鉄かJRの車両で運行される。
- 小田急小田原線(本厚木駅)・多摩線(唐木田駅)[E] - 千代田線 - JR常磐線各駅停車(取手駅)[K]
- 小田急とJR東日本の車両は千代田線を越えて直通運転を行うことはないが、東京地下鉄の車両は両社の路線への乗り入れや3社に跨る運行(この場合すべて東京地下鉄の車両で運行)もある。
- 東武東上線(森林公園駅)[T]・西武池袋線・有楽町線(飯能駅)[M] - 有楽町線
- 東武の車両が西武線に、西武の車両が東武線に乗り入れることはないが、西武の車両が小竹向原~和光市間を運転することはある。また、基本的に東京地下鉄の車両は東武線内において川越市までの直通運転となるが、精算運転やイベントの際には森林公園まで入線することがある。
- 東急田園都市線(中央林間駅)[K] - 半蔵門線 - 東武伊勢崎線(久喜駅)・日光線(南栗橋駅)[T]
- 東武直通前の東急所属の列車記号はTの表示だった。
- 東京地下鉄車の他、東急(前面に東武乗り入れ非対応を示すKマークの付いた8500系・8590系・2000系を除く)・東武の車両も半蔵門線を越えて相互直通運転を行う。
- 東急目黒線(武蔵小杉駅)[K] - 南北線 - 埼玉高速鉄道線(浦和美園駅)[M]
- 東武東上線(森林公園駅)[T]・西武池袋線・西武有楽町線(飯能駅)[M]-副都心線-東急東横線※
- 東武東上線・西武池袋・有楽町線とは、現・有楽町新線として乗り入れをしている。※東急東横線とは、同線の、渋谷~代官山間地下化事業完成の、2012年度を予定している。
[編集] 歴史
東京地下鉄の歴史は、1927年(昭和2年)東京地下鉄道株式会社が、早川徳次により浅草駅~上野駅間を開業したことによって始まった。その後、新橋駅までの延伸と1938年(昭和13年)に部分開業した東京高速鉄道の新橋駅~渋谷駅間との1939年(昭和14年)の相互直通運転開始を経て、戦時下の政府による交通事業の統制(陸上交通事業調整法)によって、東京市内の乗合バスと軌道は東京市へ、地下鉄両社は1941年(昭和16年)9月1日に新たに設立された帝都高速度交通営団に引き継がれた。
営団とは戦争遂行のための統制管理目的の組織であり、帝都高速度交通営団の運営は帝都高速度交通営団法に規定されている。終戦後、GHQの指令により他のほとんどの営団が解体されたが、帝都高速度交通営団はその運営が戦争目的ではないと認められて存続された。このため、新線建設の資金調達に関しては財政投融資が活用され、公団に近い形で運営が行われて来た。
しかしながら、鉄道の運営に関しては日本民営鉄道協会に所属し大手私鉄に近い形で営業していた。
戦後は、日本国有鉄道(国鉄、国鉄民営化以降は日本政府)と東京都が出資する特殊法人という位置付けにあったが、1986年(昭和61年)6月10日の臨時行政改革推進審議会の答申で営団民営化の基本方針が打ち出され、その後も1995年(平成7年)2月24日と2001年(平成13年)12月19日の閣議決定を経て、2002年(平成14年)12月18日に東京地下鉄株式会社法が公布され、2004年(平成16年)4月1日に東京地下鉄株式会社となった。株式会社化後も引き続き出資比率は政府53.4%と東京都46.6%となっており、2008年(平成20年)6月の副都心線完成後の適当な時期に株式を上場し完全民営化を目指すとしている。そのため、副都心線以降の新規路線の建設はすべて凍結される予定である。
1995年(平成7年)3月20日には地下鉄サリン事件が発生した。当日は営団全線で一時運休、中でもサリンをばら撒かれた日比谷線は終日運休した。霞ケ関駅などの事件現場となった駅は3~6日間営業を中止した。
東京メトロ発足後は、表参道駅に商業施設「エチカ」を展開するなど新しい動きが見られる他、主要駅に「サービスマネージャー」を配し、様々な質問に対応している。また、車内の自動放送も変更され、新たに英語による案内放送が開始された。これは1964年(昭和39年)の東京オリンピック開催中に期間限定でテープ放送されて以来である。さらに、案内サインシステムもすべての乗客のために分かり易くしている。発足時は大手町駅と銀座駅に試験設置、その後2006年3月までに乗り換え駅に設置、翌年2007年3月までに大部分の駅に設置している。なお、副都心線となる有楽町線の各駅と連絡駅は副都心線開業時に設置される予定である。そして、発足当時よりテレビのミニ番組「東京日和」を日本テレビで、さらに2006年4月からテレビ番組「ウチくる!?」(フジテレビ)の中でホームページ連動CM「東京□.net」を放送するなど、沿線以外からも旅客誘致に努めている。また、フリーペーパーにも力を入れており、外部の編集・発行分を含め、自社系列の定期刊行フリーペーパーを7誌紙発行・配布しているほか、2006年秋からは配布ラックをリニューアルさせると同時に、他社にも門戸を開放し、6社18誌の配布を行っている。
[編集] 路線の沿革
- 1927年(昭和2年) 銀座線開業。当時は東京地下鉄道。
- 1938年(昭和13年) 東京高速鉄道開業。
- 1939年(昭和14年) 銀座線全面完成、東京地下鉄道と東京高速鉄道が直通運転を開始。
- 1941年(昭和16年) 帝都高速度交通営団発足。
- 1951年(昭和26年) 丸ノ内線着工、この年から新路線の建設が始まる。
- 1954年(昭和29年) 丸ノ内線が戦後最初の路線として開業。
- 1961年(昭和36年) 荻窪線・日比谷線開業。
- 1962年(昭和37年) 荻窪線が全面完成し、現在の丸ノ内線が全面完成、わずか8年弱で完成した。日比谷線、東武伊勢崎線と直通運転開始。
- 1964年(昭和39年) 日比谷線、わずか3年弱で全面完成、東急東横線と直通運転開始。東西線開業。
- 1966年(昭和41年) 東西線、国鉄中央線と直通運転開始、都内のベッドタウンへ乗り入れ。
- 1969年(昭和44年) 東西線全面完成、営団として初めて千葉県へ路線を延ばす。千代田線開業。営団で5番目の路線開業となった。
- 1971年(昭和46年) 千代田線、国鉄常磐緩行線と直通運転開始、千葉県へ乗り入れると共に6000系電車運転開始。
- 1972年(昭和47年) 荻窪線の名称を廃止し、丸ノ内線に統一。
- 1974年(昭和49年) 有楽町線開業。
- 1978年(昭和53年) 千代田線全面完成。小田急小田原線と直通運転開始。半蔵門線開業。当時は路線距離が短いため営団は車両を持っておらず、東急の車両で新玉川線・田園都市線から直通運転。
- 1981年(昭和56年) 半蔵門線、8000系電車運転開始。
- 1982年(昭和57年) 千代田線、国鉄常磐緩行線の乗り入れ区間を延長、取手駅まで乗り入れる。
- 1983年(昭和58年) 有楽町線、西武有楽町線への直通運転開始。
- 1984年(昭和59年) 銀座線、01系電車運転開始。
- 1987年(昭和62年) 国鉄分割民営化により、東西線と千代田線の直通先は東日本旅客鉄道になる。有楽町線、東武東上線との直通運転開始、初めて埼玉県へ路線を延伸する。東西線、8000系電車運転開始。
- 1988年(昭和63年) 有楽町線全面完成。日比谷線、03系電車、丸ノ内線、02系電車、東西線、05系電車運転開始。
- 1991年(平成3年) 南北線開業、平成初の地下鉄路線として開業、9000系電車運転開始。
- 1993年(平成5年) 千代田線、06系電車、有楽町線、07系電車運転開始。銀座線、2000形電車を全廃。
- 1994年(平成6年) 有楽町新線開業、平成に入り2番目の路線開業となる。日比谷線、3000系電車を全廃。
- 1995年(平成7年) 地下鉄サリン事件に関連し、全路線が午前中の運転を休止。また、丸ノ内・日比谷・千代田の各線は1週間近く運転を休止。
- 1996年(平成8年) 東西線、東葉高速鉄道線と直通運転開始。丸ノ内線、300形電車を全廃。
- 1998年(平成10年) 有楽町線、西武池袋線との直通運転開始。
- 2000年(平成12年) 東西線、新05系電車運転開始。南北線全面完成、東急目黒線と直通運転開始。
- 2001年(平成13年) 南北線、埼玉高速鉄道線と直通運転開始。
- 2002年(平成14年) 千代田線、小田急多摩線と直通運転開始。
- 2003年(平成15年) 半蔵門線が全面完成、東武伊勢崎線・日光線と直通運転開始、営団最後の車両系列となった08系電車運転開始。
- 2004年(平成16年) 帝都高速度交通営団が民営化され、東京地下鉄発足。愛称は「東京メトロ」。
- 2006年(平成18年) 有楽町線、東京地下鉄発足後最初の車両系列となる10000系電車、東西線、07系電車運転開始。
- 2007年(平成19年) 東西線、5000系電車を全廃。PASMOを導入。併せて提携カード「Tokyo Metro To Me Card」を発行。
- 2008年(平成20年) 副都心線開通予定。
- ※各路線の詳しい沿革・乗り入れ区間の延長などは各路線の記事の沿革・歴史の項を参照。
[編集] 車両
現在運用に就いている、または今後運用に就く予定の車両のみ。営団時代に製造された過去の車両についてはこちらの項を参照。
- 銀座線
- 丸ノ内線
- 日比谷線
- 東西線
- 千代田線
- 有楽町線・有楽町線新線・副都心線
- 半蔵門線
- 南北線
07系は新造配置は全車有楽町線であるが、転属により東西線でも使用されている。詳細は07系の項を参照願いたい。
[編集] 運賃
大人普通旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ)。2004年12月1日現在。
キロ程 | 運賃(円) |
---|---|
初乗り6km | 160 |
7~11 | 190 |
12~19 | 230 |
20~27 | 270 |
28~40 | 300 |
- ※都営線との乗り継ぎには割引がある(最も安い経路の運賃から70円値引き。パスネット・PASMO・Suica使用時も対象。)。
- ※千代田線綾瀬~北千住間(2.6km)の相互発着は130円(小児60円)の特定運賃。
[編集] 一日乗車券・回数券について
東京メトロ全線に一日に限り乗り放題の『東京地下鉄一日乗車券』が発売されている。当日券は自動券売機と定期券売り場で、6か月間のうち一日有効の前売り券は定期券売り場のみで販売されている。なお、自動券売機で販売する一日乗車券(発売当日限り有効)はパスネットでも購入可能で、他社が管理する駅(中野、西船橋、日比谷線北千住、中目黒、代々木上原、和光市、目黒の各駅)も含めた東京メトロ全駅で購入できる。
また、都営地下鉄と組み合わせた『東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券』や、23区内の都営交通(都営地下鉄・都営バス(多摩地域を含む)・都電荒川線)やJR線と組み合わせた『東京フリーきっぷ』、各私鉄などと組み合わせた一日乗車券も販売されている。また、東京への訪問者向けに2日間有効の乗車券や、学生の修学旅行のためのオープンチケットも発売されている。
営団地下鉄が民営化されて東京メトロになって以降、『○○東京メトロパス』として自社の一日乗車券と私鉄など各交通機関と組み合わせた多数の企画乗車券が発売されている。
また、一日乗車券の図柄の点でも、民営化以後、映画や美術館などのイベントなどの図柄を印刷したものが、枚数限定で発行されている(2006年春のドラえもん、同年夏のディズニー、同年冬のさようなら東西線5000系など)。
さらに40を超える都内のスポットに一日乗車券を提示するだけで割引などを受けられるサービスを行っている。ただし『東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券』『東京フリーきっぷ』『京急羽田・ちか鉄共通パス』ではこのサービスを行っていない。
回数券は、「同一運賃帯に有効」という方式(券面には運賃のみが記載されており、入場時に入場駅名が印字される。乗り越しの場合は差額のみの精算する。)を採用しており、普通回数券(11枚綴り)、時差回数券(12枚綴り/平日10時~16時の入場か精算及び土曜・休日の全時間帯に有効)、土休日回数券(14枚綴り)の3種類がある。いずれも普通片道運賃の10倍で発売日から3ヶ月有効、自動券売機で現金かパスネットおよびPASMOで購入できる。なお、綾瀬~北千住間の相互発着については両駅でのみ(北千住駅は千代田線のみ)当該区間の130円回数券(普通回数券11枚綴りのみ)を発売している。
[編集] 都市伝説
東京地下鉄(及び前身の帝都高速度交通営団)は、鉄道事業者としても巨大で知名度が高く、また首都・東京という人の多い場所を走っていることからか、都市伝説がいくつか存在する。
[編集] 関連項目
- 日本国有鉄道
- 東日本旅客鉄道
- 東京地下鉄株式会社法
- 帝都高速度交通営団法
- 帝都高速度交通営団
- 地下鉄博物館
- 東京都交通局
- 都営地下鉄
- 地下鉄
- 日本の地下鉄
- メトロプロムナード
- メトロビアスS.A.(アルゼンチンの首都ブエノスアイレス地下鉄)
- イメージキャラクター
- CMソング作曲者
- 菅野よう子(2004年度CMソング「From Metropolis」を作曲)
- リチャード・ロジャース(2005年度CMソング「Happy Talk」を作曲)
- PES(RIP SLYME)(2007年度CMソング「Tales」を作曲)
- 東京メトロがスポンサーの番組及びイベント
- 東京メトロ向け車両を製造したメーカー
[編集] 外部リンク
大手私鉄 | 東京急行電鉄・小田急電鉄・京王電鉄・京成電鉄・京浜急行電鉄・相模鉄道・西武鉄道・東武鉄道・東京地下鉄 |
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中小私鉄・第三セクター等 | 新京成電鉄・北総鉄道・箱根登山鉄道・埼玉高速鉄道・東葉高速鉄道・横浜高速鉄道・首都圏新都市鉄道・伊豆箱根鉄道・関東鉄道・江ノ島電鉄 |
公営事業者 | 東京都交通局・川崎市交通局・横浜市交通局 |
モノレール・新交通システム | 多摩都市モノレール・ゆりかもめ・千葉都市モノレール・横浜新都市交通・舞浜リゾートライン |
バス(発行事業者のみ) | 伊豆箱根バス・神奈川中央交通・関東バス・京浜急行バス・西武バス・東急バス・西東京バス・富士急行・山梨交通・江ノ島電鉄・京王電鉄バス・国際興業・箱根登山バス・船橋新京成バス・小田急バス・立川バス・川崎鶴見臨港バス・京成バス・相模鉄道・千葉交通・東武バスセントラル・日立自動車交通・平和交通 |
相互利用 | JR東日本他(Suica) |
日本の地下鉄 | |
---|---|
公営: | 札幌市 | 仙台市 | 東京都 | 川崎市(計画中) | 横浜市 | 名古屋市 | 京都市 | 大阪市 | 神戸市 | 福岡市 |
民営: | 埼玉高速鉄道 | 東京メトロ | 東京臨海高速鉄道 | 横浜高速鉄道MM21線 | 神戸高速鉄道 |