AV端子
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AV端子(AVたんし)とは、AV機器同士を接続し音声・映像等の信号をやり取りするために使われる接続端子の総称。端子形状や流れる信号の規格により様々なものがある。
[編集] 端子の形状による分類
- RCA端子
- 家庭用AV機器において最も一般的に使われるものの一つ。機器間の接続に用いられることが多い。同軸ケーブルの接続に適するが、主として数十kHz以下の低周波領域で用いる。身近な用途としてオーディオ用の赤白ケーブルやビデオ用の黄赤白のケーブルなど。他にデジタルオーディオデータS/PDIFの伝送などにも用いられる。
- 特徴
- 接続が容易である半面、引っ張る力によって抜けてしまう場合がある。
- プラグを差し込む際に信号が通る芯線のほうが外側のシールド(接地)より先に接続されるためオーディオ機器では音量を下げて接続しないとスピーカーを破損するおそれがある。抜くときも同様。
- フォーン端子(ストレートピンプラグ、TRSフォーン)
- XLR端子(XLRタイプコネクター)
- BNC端子
- 業務用AV機器で用いられる。同軸ケーブルの接続に向き、数GHzまでの信号に対応できる。接続を固定することが可能で、着脱も比較的簡単であり、信頼性が高い。AV用途以外ではコンピューターネットワークにおける10BASE2のケーブルの接続や、測定機器などの信号伝送に用いられている。
- S端子
- D端子
- SCART端子
- RF端子
- S/PDIF光角型および光丸型
- デジタルデータを光伝送するために用いられる端子。TOSLINKとも呼ばれる専用の端子である角型のほか、ミニプラグ端子と形状に互換性のある丸型端子も存在し、小型化が優先されるポータブル機器などでは、ミニプラグ端子と共用の端子として実装される。
- AVマルチ端子
- プレイステーション、プレイステーション2、プレイステーション3、一部のソニー製テレビに搭載。
- IEEE1394(FireWire、i.LINK)
- HDMI