BELOVED

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BELOVED
GLAY のアルバム
リリース	1996年 11月18日
ジャンル	J-POP
レーベル	ポリドール・レコード
プロデュース	佐久間正英
チャート順位
最高順位1位（オリコン）
売上枚数
累計売上152万枚（オリコン）
GLAY 年表
BEAT out! （1996年）	BELOVED （1996年）	REVIEW-BEST OF GLAY （1997年）

『BELOVED』（ビーラヴド）は、日本のロックバンド、GLAYの3作目のオリジナル・アルバムであり、本作の収録曲の1つ。同名シングルも先行リリースされているが、ここではアルバムについて記述する。

1996年 11月18日にポリドールよりリリースされた。

シングル『BELOVED』『a Boy～ずっと忘れない～』や、『春を愛する人』等を含む全12曲が収録されている。

[編集] 解説

1996年、シングル『グロリアス』のヒットによって一躍人気が上昇したGLAYが前作『BEAT out!』に続き、同年2枚目に出したのが本作品である。
アルバムタイトル曲である『BELOVED』や、GLAY史上の最高傑作に数えられる『春を愛する人』や『都忘れ』が収録され、ファンの間では最も人気の高い作品のひとつになっている。

余談だが、以降（『灰とダイヤモンド』を含めなければ）3の倍数回目に発売されたオリジナル・アルバムは必ずタイトルに『LOVE』という文字が入っている（『ONE LOVE』、『LOVE IS BEAUTIFUL』）。さらに、一作ごとに単語数が増えている。

[編集] 収録曲

GROOVY TOUR

三菱自動車「PAJERO Jr.」CMソング。歌詞中に出てくる“D.I.E.”とは当時サポートメンバーだったキーボーディストD.I.E.のことである。そのため、彼がサポート・メンバーとしてライヴに参加していない昨今では、ライヴにおいて演奏・披露される機会は無いものと思われている。
Lovers change fighters, cool

速いハード・ナンバーに、恋人同士の諍いや男女関係の業を描いた歌詞が乗せられている、本作収録曲の『RHAPSODY』や『SHUTTER SPEEDSのテーマ』にも一脈通ずる楽曲であり、アルバム曲ながら人気も高い。
BELOVED

同年発売のシングル曲であり、本作のタイトル・チューンでもある。
SHUTTER SPEEDSのテーマ

JIROが初めて作曲した曲であり、冒頭の部分はJIRO自らがボーカルを担当している。ライヴにおいて演奏される確率はかなり高めであり、後にベスト・アルバムにも収録されるほどの人気曲である。ベストアルバム『DRIVE-GLAY complete BEST』にも収録されている。
Fairy Story

いきなりノー・イントロでスタートする、冬の或る物語を綴った楽曲。GLAYの楽曲においては珍しい、楽曲の展開に沿って歌詞中の物語も展開してゆく、ストーリー・テリング要素を含む歌詞である。リスナー間の人気は高いものの、作詞者のTAKURO自身の評価は厳しいものであるため、ライヴにおける演奏される確率はかなり低いものと推測されている。
カナリヤ

４曲目と同じくJIROによる曲であるが、曲調は全く異なる。なお、歌詞が人気が高く、作詞者であるTAKUROからも高評価を得た楽曲。2004年秋期に行なわれたアリーナ・ツアー「THE FRUSTRATED -extreme-」において、何箇所かで久方振りに披露された。
HIT THE WORLD CHART！

当アルバムにおいては、やや浮いた曲調のハードロック・ナンバー。男性からの人気が高く、TERUが不定期に開催する男性限定ライヴ・イベントにおいて、頻繁に演奏される。
a Boy～ずっと忘れない～

NHK「ポップジャム」エンディングテーマにも採用された、本作の先行シングル。
春を愛する人

当アルバムにおける人気曲のひとつであり、特に女性リスナー間に人気を博している。歌詞も長めでこそあるが、完成度も高く、TAKURO自身、絶賛し得るものであったと云われる。ミュージック・ビデオも制作され、「VIDEO GLAY3」に収録されている。ベストアルバム『DRIVE-GLAY complete BEST』にも収録されている。
カーテンコール

この曲の原型はTAKUROが中学生のときに出来ており、YOSHIKIに絶賛されたといわれている。
都忘れ

『春を愛する人』と同じく本作の人気曲であるが、『春を愛する人』とは逆に2006年現在、ベスト・アルバムには未収録である。この曲が出来たのは『グロリアス』とほぼ同時期であり、どちらをシングルとするかで悩んだという。なお、タイトルが演歌のようだという理由で一度はメンバーから収録を反対されたものの、「このアルバムで一番自信のある部分」ということでTAKUROが収録を押し切った。
RHAPSODY

本来は『都忘れ』を最後とするつもりであったが、「激しい曲で終わらせよう」ということでこの曲が最終曲になった。TAKUROはミュージック・ビデオ制作後に、この曲が好きになったという。ライヴでは長期未演奏状態であり、ライヴでの演奏・披露を望む声を多い楽曲のひとつである。ベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』にも収録されている。

作詞：TAKURO(#1～12) 作曲TAKURO(#1～3,#5,#7～12)、JIRO(#4,#6)

前作	GLAYのオリジナルアルバム	次作
BEAT out!	GLAYのオリジナルアルバム	pure soul

オリコン週間アルバムチャート第1位 1996年 12月2日付
前作: 浜田省吾『青空の扉～THE DOOR FOR THE BLUE SKY～』	GLAY 『BELOVED』	次作: B'z 『FRIENDS II』