CHARA
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CHARA | ||
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基本情報 | ||
愛称 | チャラ | |
生年月日 | 1968年1月13日 | |
血液型 | AB型 | |
出身地 | 埼玉県川口市 | |
ジャンル | J-POP | |
職業 | シンガーソングライター | |
活動期間 | 1991年~ | |
レーベル | A&Mレコード | |
事務所 | スターチャイルド | |
影響 | 岡村靖幸、プリンス、リッキー・リー・ジョーンズ | |
公式サイト | 公式サイト(スターチャイルド) |
CHARA(ちゃら、本名:綿引美和→佐藤美和、1968年1月13日 - )は日本のミュージシャン、女優。埼玉県川口市生まれ。
2006年より、ユニバーサルミュージック(ユニバーサルシグマ・A&Mレコード)所属。(デビュー時~2004年頃までは、エピックレコードジャパン)
目次 |
[編集] 人物像
小学生の時、先生にチャラチャラしてるところから「チャラ」と命名され、このあだ名が定着する。小学校高学年のころから作曲をはじめ、高校2年からキーボード担当としてバンドに参加。20歳の時に自作の歌を歌うためにボーカルに転身、渋谷CLUB QUATTROなどで歌うようになる。1991年9月シングル『Heaven』でデビュー。1995年浅野忠信と結婚。1995年生まれの娘、1999年生まれの息子がいる。
1990年代には若い女性の間でファッション面でも話題になり、『アンアン』『オリーブ』などの雑誌に登場。『ロッキング・オン・ジャパン』の表紙を女性で初めて飾った。歌手のUAは親しい友人。
特徴的なささやくような歌声(ウィスパーボイス)で知られる。喋り声は低めで、歌声とのギャップが大きく、本人も歌は意識的に作った声で歌っていると述べている。
[編集] 作風
非常に癖の強い、甘いウィスパーボイスと、力強いソウルフルな歌い方が特徴的。ライブではつぶやくようなしっとりした歌から、激しいシャウトを交えたパワフルなステージパフォーマンスまでを見せる。恋愛や自己愛、母性愛を歌い、女性の美しさと脆さ、快活さと鬱屈、イノセンスと母性といった両極端的な要素を強烈に感じさせる。
現実に空想の入り混じったような特異な感覚に満ちた歌詞でも知られ、オリジナル曲の大半の歌詞を自作している。楽曲も自作がメインであるが、岡村靖幸、浅田祐介、渡辺善太郎、ジェームス・イハらから提供をうけている曲もある。
個性的な作風で他の歌手のイメージになじみにくいためか、楽曲の提供は一部に限られるが、中山美穂に「いたずらにまねしたり…」(1994年発表『Pure White』収録)やりょう、2004年にはMISIAにオリジナル楽曲「Mama Says」を提供している。
音楽的にはロック、ハウス、テクノ、ゴスペル、ブルース、オルタナティブ・ミュージックなどポップ・ミュージックの多様なスタイルを取り込んでおり、時とともに作風を大きく変えているが、美しくメランコリックなメロディーとファンクの影響を受けた独特のビートが全体を貫いている。1997年のアルバム『Junior Sweet』ではソウルミュージックの影響を消化したポップで華やかなメロディーが人気を呼んだ。
[編集] ディスコグラフィ
[編集] シングル
- Heaven / X'mas (1991/9/21)
- Sweet / うそつくのに慣れないで (1992/1/22)
- No Toy (Re-mix) / Rainbow Gossip (1992/4/22)
- 大きな地震がきたって / No Promise (1992/7/1)
- 愛の自爆装置 / 愛のかたち (1992/11/1)
- 無人島に私をもっていって・・・ / ・・・してちょうだい (1993/3/21)
- シャーロットの贈り物 / PRIVATE BEACH (1993/5/21)
- 恋をした / Ice Cream (1993/9/9)
- Gifted Child / 青い鳥 (1993/11/21)
- 罪深く愛してよ / まばたき (1994/5/1)
- あたしなんで抱きしめたいんだろう? / 右手を私の右手の上に重ねて [Remix] (1994/9/7)
- Tiny Tiny Tiny / のうみそGoodハッピー (1995/7/21)
- THE SINGLES RE-MIXED (シャーロットの贈り物IN THE MIX / あれはね IN THE MIX / 愛の自爆装置 IN THE MIX) (1995/9/21)
- Swallowtail Butterfly ~あいのうた~ / Mama's alright (1996/7/22) (YEN TOWN BAND)
- チャラのブギーシューズ / EYELINE (1996/11/21)
- やさしい気持ち / Junior Sweet (1997/4/23)
- 『やさしい気持ち』 資生堂“ティセラJ”CMソング
- Charaソロ名義では唯一のトップ10入り、最高7位。同時に売上も自己最高。
- 収録アルバム『Junior Sweet』はミリオンセラー。
- タイムマシーン / 私はかわいい人といわれたい (1997/7/21)
- ミルク / ミルク (Acoustic Version) (1997/11/6)
- DUCA / DUCA (ACOUSTIC VERSION) (1998/7/18)
- 光と私 / タイムマシーン (Acoustic Version) (1998/10/21)
- 70% ─夕暮れのうた / 小さな手のひら (1998.10.22) (1999/2/17)
- 愛の火 3つ オレンジ / 愛の火 3つ オレンジ (RE-MIX) / (Instrumetal) (1999/11/26) (CHARA+YUKI)
- 月と甘い涙 / KANA (Acoustic Version) / 月と甘い涙 (Instrumental Version) (2000/8/23)
- 『月と甘い涙』 よみうりテレビ制作・日本テレビ系連続ドラマ“リミット もしもわが子が…”主題歌
- 大切をきずくもの / 月と甘い涙 (remix version) (2000/10/12)
- レモンキャンディ / 悲しみと美 (2001/04/25)
- スカート / あいしたいの (2001/7/4)
- 『スカート』 Produced by James Iha & Andy Chase
- 「あいしたいの」 Produced by Andy Chase
- ボクにうつして / LULU / イエローバルーン (2001/10/11)
- 初恋 / 心の水 / ボクのスター (2002/10/9)
- みえるわ / sunlight (2003/2/8)
- サファイアの星 / White Sand Beach / Happy Birthday Ska (2006/2/15) (東京スカパラダイスオーケストラ feat. Chara)
- 世界 / 甘い鳥 / あなた (2006/9/13)
- Crazy for you / 恋はみずいろ (2006/11/15)
- 『Crazy for you』 Produced by 田中知之(FPM) 曲:松井亮(the brilliant green)
- FANTASY / YES-NO (2007/1/17)
[編集] アルバム
- Sweet (1991年) - デビューアルバム
- SOUL KISS (1992年)
- Violet Blue (1993年)
- Happy Toy (1994年) - 以上4枚が初期作品とされる。その後結婚、出産、YEN TOWN BANDでの活動をへて、作風が大きく変化することとなった。
- MONTAGE (1996年)(YEN TOWN BAND)
- Junior Sweet (1997年) - 大沢伸一(モンド・グロッソ)のプロデュース。ミリオンセラーを記録。
- STRANGE FRUITS (1999年)
- マドリガル (2001年) - エドツワキによるジャケットデザイン。
- 夜明けまえ (2003年)
- A Scenery Like Me (2004年)- 初期のナンバーを中心にセルフカバーを収録。
- something blue (2005年) - インディーズ盤。Chara自身によるセルフプロデュースで、録音は自宅で行われた。2000枚限定生産でファンクラブ会員のみの販売し、その後、僅かながらホームページ上とライブ会場でも販売。既に完売済み。
- UNION (2007年) - ユニバーサルシグマ・A&Mレコード移籍後第一弾、4年ぶりのオリジナル・フルアルバム。初心に戻り、「音楽と結婚したChara」というデビューアルバムのような気持ちで制作。ジャケットはスプーンを持ちウエディングベールをかぶったCHARA。
[編集] ライブアルバム
- CHARA LIVE 97-99 MOOD (2000年)
[編集] 参加ユニット
- 岡村靖幸 ボーカル:(1992年) シングル『パラシュート★ガール』
- YEN TOWN BAND ボーカル:(1996年)
- CHARA+YUKI(ちゃらゆき) (1999年) シングル『愛の火 3つ オレンジ』CHARA詞・曲。“サッポロ冬物語”CFソング。
- テイトウワ ボーカル:(1999年)シングル『Let Me Know』 Towa tei feat.Chara
- Mean Machine ドラム:CHARA・YUKI、ボーカル:伊藤歩、ギター:ちわきまゆみ、ベース:YUKARIEで結成。2001年10月にMaxiシングル『スーハー』を、翌11月にアルバム『CREAM』をリリース。『スーハー』は、Charaが妊娠時、ラマーズ法にインスパイアされ作った曲であり、そのため曲の冒頭ではラマーズ法特有の「スーハー、スーハー」という呼吸音を聞くことができる。メンバー全員が女性というMean Machineを代表するナンバーである。ちなみに『スーハー』のPVは確認できるだけで2種類存在する。ひとつは、いかがわしいライブハウスでMean Machineが演奏するタランティーノなテイストのパターン。もうひとつは、リムジン内で談笑するシーンから曲が始まり、途中なぜか疾走する5匹のイノシシを延々捉えるシュールなパターン。どちらのPVもファンなら必見であろう。
- Cold sugar (2005年~)新居昭乃とのユニット。"あきのちゃら"から2006年名称変更。
- a quiet alertness(2005年)
- 東京スカパラダイスオーケストラ ボーカル:(2006年)『サファイアの星』
- m-flo(2007年) m-flo loves Chara:『Love to Live By 』 アルバム「COSMICOLOR」
[編集] 主な出演作品
- PiCNiC (1994年、岩井俊二監督) - 浅野忠信との出会いのきっかけになった
- スワロウテイル (1996年、岩井俊二監督) - 主演作。
- 「ルミ姉」CM - 声はCHARAによるもの。
- 「CHARA ONE OCTAVE」(1992年、スイッチ・パブリッシング刊) - ライブ写真集。
[編集] 著書
- 「のうみそGOODハッピー」 (1995年、ソニー・マガジンズ刊)- エッセイ集。雑誌「PeeWee」での連載をまとめたもの。
[編集] 外部リンク
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