DAITA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
DAITA(ダイタ、本名:伊藤大太)は日本のロックミュージシャン。東京都杉並区出身。1971年6月19日生まれ。1990年代に活躍したロックバンド・SIAM SHADEのギタリストと知られる。
目次 |
[編集] 経歴
- 中学時代に当時聞いていたハードロックの影響などでギターを弾き始める。また当時から栄喜やNATINと知り合いであった。
- 高校時代はコンテストなどに多数出場し、卒業後はモデルや化石発掘などの様々なバイトをしながら多数のバンドに参加し、一時期は「武者修行」と称して行方不明になっていた時期もあったらしい。
- 1993年7月にSIAM SHADEに参加。その後のバンドとしての活動はSIAM SHADEの項を参照のこと。
- 2002年3月10日にSIAM SHADEが解散した後、ソロ活動に入る。
- 2002年に韓国映画、「火山高」のサントラを手がける。サントラ発売の12月4日にはその曲をライブで披露する。
- 2003年9月19日に本人の公式サイトからの通信販売限定でプロジェクトアルバム「DIRECT CHORD」を発表。
- 2003年11月19日に初のソロアルバム「EUPHONY」を発売する。本人の演奏映像などが納められたDVDとの二枚組。テレビ朝日系列で放送された「スカイハイ」(原作・高橋ツトム、主演・釈由美子)のBGMだった「Suna no Shiro」など全7曲を収録。
- 2003年以降、氷室京介のツアーギタリストを務めている。氷室からも絶賛されている。
- 2004年6月28日にShibuya O-East(旧ON-AIR EAST)にてライブを行う。その模様はDVDに収録され、同年9月より本人のサイトからの通信販売で発売された。
- 2005年5月5日、Zepp Tokyoにてジョー・サトリアーニ率いる、ロックギタリストの饗宴と言われる「G3」の日本初公演にゲストながらも参加し、日本人で最初に「G3」の舞台を踏んだギタリストとなる。なお、このときのメインギタリストはメインのジョー以下、ジョン・ペトルーシ、スティーヴ・ヴァイの計3人でツアーを回っていた。
- 2005年7月現在、オリジナルのインストのライブやアルバム発表のほか、他アーティストへの楽曲提供などを中心に音楽活動を行っている。
[編集] 音楽性
- 洋楽のハードロックを好んで聴いていたことを度々公言している。好きなアーティストはドリーム・シアター、ジョン・ペトルーシ、ラッシュ、アレックス・ライフソン、エリック・ジョンソン、スティーヴ・ヴァイ、ジョー・サトリアーニ、ザック・ワイルド、山本恭司など、テクニカルなギタリストやバンドが多い。ドリーム・シアターのジョン・ペトルーシとは来日公演のときによく雑誌での対談をしている。また、カナダのトリオバンド、ラッシュの熱狂的なファンであり、彼らが日本公演を行わない事から、わざわざアメリカまで彼らのライブを見に行った事がある。
- ハードロックを基調として、切ないメロディーやコード進行を得意とする。
- SIAM SHADE時代からギターテクニックには定評があり、日本人屈指のテクニシャンとして知られる。変拍子・速弾き・タッピング・フィンガーピッキング・アーミング・スウィープまで幅広く、またオリジナリティのある音を生み出し高く評価され、当時から若手No.1と言われる事もあった。作曲では切ない曲を書くのを得意としていた。
- SIAM SHADE時代は主にESP製の自身のモデルのギターを使用していたが、バンド末期からPRSやトム・アンダーソンといったギターを愛用するようになる。ちなみにG3参加時に使用していたのはPRS。本人のサイトにて所有するギターを多数見ることが出来る。
[編集] 性格
- 格闘技やバスケや野球をはじめ、様々なスポーツが好きであるために、熱い性格をしており、SIAM SHADE時代から「まだまだいけるよなー!!」「ついてこれるかー!!」といった観客をあおるようなMCが多かった。また中学、高校とバスケをやっていた名残で、ライブの時には腕にリストバンドをしている。ちなみに野球は大の巨人党。
- 自他共に認める大のアニメファン。SIAM SHADEの6thシングル『1/3の純情な感情』(フジテレビ系列放送アニメ、「るろうに剣心」エンディングテーマ)が発売されてバンドがブレイクした時にはそのマニアックぶりが当時の「岩男潤子と荘口彰久のスーパーアニメガヒットTOP10」でその事実がアニメラジオなどを通じて世間のアニメファンに知られる事になった。そのすごさにはリスナーも舌を巻くほどであった。自宅にはうる星やつらの限定LDなどの貴重なアイテムが多数あるらしい。そういった縁なのか、1998年頃から椎名へきるのアルバム等に楽曲提供やギター演奏などで参加している。
[編集] ディスコグラフィー
[編集] オリジナルアルバム
- ユーフォニー - EUPHONY (2003年11月19日)
[編集] プロジェクトアルバム
- ダイレクト・コード - DIRECT CHORD (2003年9月19日)
- ダイレクト・モード - DIRECT MODE (2006年11月19日)
[編集] ライブアルバム
- ギター・イミッション:セカンド・インパクト - THE GUITAR EMISSION:DAITA SECOND IMPACT (2005年10月11日)
[編集] DVD
- ギター・イミッション:ファースト・インパクト - THE GUITAR EMISSION:DAITA FIRST IMPACT (2004年9月)
- ギター・イミッション:セカンド・インパクト - THE GUITAR EMISSION:DAITA SECOND IMPACT (2006年1月11日)
[編集] サウンドトラック
- ヴォルケーノ・ハイ(「火山高」日本公開版BGM集) - VOLCANO HIGH (2002年12月4日)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- .. DAITA ..本人の公式サイト