LOVEマシーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
LOVEマシーン | ||
---|---|---|
モーニング娘。 の シングル | ||
リリース | 1999年9月9日 | |
録音 | 1999年8月 | |
ジャンル | J-POP | |
時間 | 15分23秒 | |
レーベル | zetima | |
プロデュース | つんく | |
チャート順位 | ||
|
||
売上枚数 | ||
|
||
モーニング娘。 年表 | ||
ふるさと (1999年) |
LOVEマシーン (1999年) |
恋のダンスサイト (2000年) |
LOVEマシーン(ラブマシーン)はモーニング娘。の7枚目のシングル。
目次 |
[編集] 概要
- 前作『ふるさと』の不振を受け、プロデューサーのつんく♂が明るい曲を提供。ダンス☆マンの編曲で臨んだ。
- 後藤真希にとっては最初のシングル、石黒彩にとってはモーニング娘。としては最後のシングルであった。
- 元々は、1999年9月9日に9人のモーニング娘。による歌として発売する予定であった。そのため、発売日が通常の水曜日ではなく木曜日になっている。しかしメンバーを2人増員して9人にする予定でオーディションを行ったところ、追加メンバーオーディションの合格者が「1人だけレベルが違いすぎる。」との理由で後藤真希1人になったため、8人のモーニング娘。で歌うこととなった。
- オリコンシングルチャートで3週連続1位、売上枚数も164万枚と言う大ヒット。オリコンカラオケチャートでは当時の新記録である17週連続1位。それまでのモーニング娘。のイメージを一変させ、非常にポップかつコミカルな要素を含むダンスチューンの路線が定着した。
- ジャケットは12cm仕様だったが、ディスクは8cmのシングルCDだった。
- モーニング娘。&平家みちよ妹分第3回デビューオーディション募集要項が封入された。
- 2005年3月2日に12cm盤が発売された。
- 2007年2月に、オリコンにおいて「オリコン歴代シングル、“1000作目"の1位は!? 」なる企画が実施され、この曲のオリコンシングルチャート第1位が、オリコンの集計が始まってから丁度700作目の第1位に当たることが明らかになった[1]。
- エステティックサロン「エルセーヌ」CMソングにも使用された。
- 2007年1月現在、モーニング娘。として、ハロー!プロジェクトの曲として、つんく♂プロデュースの曲として、最大のヒット曲であり、モーニング娘。の代表曲であるとされる事が多く、モーニング娘。やハロー!プロジェクトのコンサートでもしばしば歌われている。ハロー!プロジェクトのライブ写真集「Hello! Project 2006Winter ~全員集GO!~」では、「国民的定番曲」と紹介されている。
[編集] 豆知識
- モーニング娘。やハロー!プロジェクトの代表曲であるとされる事が多いため、様々な場面で、時にはアレンジを加えて、この曲が歌われている。
- 2000年4月23日の美浜五木ひろしマラソンでは中澤裕子と保田圭の2人でこの曲を披露している。
- 2000年8月に放送された24時間テレビ 「愛は地球を救う」では「手話バージョン」が披露された。
- 2002年春の市井紗耶香 in CUBIC-CROSSのツアーではこの曲がセットリストに入っていた。
- 2003年9月4日に死去した福田一郎を送る会ではハロー!プロジェクトに在籍する卒業生を含めたモーニング娘。全員でこの曲を歌った。
- 2003年10月4日放送のめちゃ×2イケてるッ!の企画「私立岡村女子高等学校。」の「岡女体育祭」では競技終了後にハロー!プロジェクト・キッズのメンバー全員が岡女中等部としてこの曲を披露した。
- 2005年7月のハロー!プロジェクトのコンサートでは矢口真里を除くハロー!プロジェクトに在籍するモーニング娘。の卒業メンバーによってこの曲が歌われた。
- 2005年7月31日のよみうりテレビ主催の天保山10デイズわくわく宝島イベントでは「中澤裕子&後藤真希と”LOVEマシーンを一緒に歌おう”」なるイベントが実施され、中澤・後藤がオーディションによって一般から選ばれたメンバーと一緒にステージ上で歌った。
- 第56回NHK紅白歌合戦アンケート「スキウタ」投票にて総合では第4位、紅組(女性)では第1位を獲得し、ハロー!プロジェクトに在籍する卒業したメンバーを含めた19人のメンバーでこの曲を披露した。卒業メンバー9人が一番の歌詞を歌った後、現メンバー10人が二番の歌詞を歌い、最後に19人全員で歌う形をとった。この時のアーチスト名の表記は公式には「モーニング娘。」であったが、一部のマスコミでは「ドリームチーム」或いは「スペシャルモーニング娘。」等と呼ばれていた。なお、この19人と言う人数はNHK紅白歌合戦に出場したグループの人数としては最大人数となる(紅組としては単独トップ、紅白通しては米米CLUBと同数タイ)。
- 2006年にTBS系列で放送されたテレビドラマ「銭湯の娘!?」の中で、矢口が演じる水沢ユメがこの曲を口ずさむシーンがある。
- 後につんくはこの曲に付いて、「音楽の神が降りて来て作った。」と語っている。
- この曲以降、モーニング娘。の曲の振り付けはそれまでとは比べ物にならない位に動きの激しい物になった。また、後に関係者によって語られた所によると、当初この曲に付けられた振り付けは「普通にかっこいい」物であった。しかし、それを見たつんく♂が「自分の考えていた物と違う。」と言い出し、色々と注文を付けた結果、ほとんど全部やり直しになった。その結果出来上がった現在の物は、メンバーが最初は「本当にこれをやるのか」と思ったほど奇妙な物になった。この、「ダンスの奇妙さ」は出演した歌番組等でも様々な形で取り上げられており、1999年12月23日放送のとくばん(TBS系)に於いては「LOVEマシーンが転んだ」と言ったゲーム企画の元にされた。
- 中澤は後に「モーニング娘。からの卒業を考え始めたのはLOVEマシーンの頃である」と語っている。その理由を「激しいダンスに自分だけがついて行けなくなった」からであると語っており、この曲の激しいダンスが中澤が卒業を考えるきっかけになったと見られる。
- それまでのモーニング娘。の曲のプロモーションビデオが屋外でのロケを中心とした物だったのに対して、この曲以降はスタジオ内で撮影し、CGを多用したものになった。次の曲である「恋のダンスサイト」のPVはLOVEマシーンのPVのラストと同じシーンから始まっている。また「ザ・ビデオ LOVEマシーン」として、初めてプロモーションビデオが商品化されて発売された曲でもある(1999年10月14日発売、VHSのみ)。なお、この次にスタジオ外でロケを行ったPVが作成されたのは約6年後の2005年7月22日に発売された女子かしまし物語である。
- 「LOVEマシーンの法則」に関してはモーニング娘。#ラブマの法則を参照のこと。
[編集] 収録曲
8cm盤
- LOVEマシーン
- 作詞・作曲:つんく 編曲:ダンス☆マン
- 21世紀
- 作詞・作曲:つんく 編曲:鈴木俊介 ストリングアレンジ:村山達哉
- LOVEマシーン(Instrumental)
12cm盤
- LOVEマシーン
- 21世紀
- LOVEマシーン(Instrumental)
- LOVEマシーン(Early Unision Version)
[編集] 参加ミュージシャン
- ダンス☆マン&THE BAND☆MAN (1)
- HYU HYU - ドラム
- TOCA - ベース
- JUMP MAN - ギター
- BOMB - ギター
- WATA-BOO - キーボード
- STAGE CHAKKA MAN - パーカッション、雄叫び
- D.J.ICHIRO - ターンテーブル
- ダンス☆マン - Yoo Yoo
- つんく - コーラス(1)
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
オリコン週間シングルチャート第1位 1999年9月20日付~1999年10月4日付(3週連続) |
||
前作: 浜崎あゆみ 『A』 |
モーニング娘。 『LOVEマシーン』 |
次作: 鈴木あみ 『OUR DAYS』 |