Power Mac

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Power Mac G5

Power Mac（パワーマック）はアップルコンピュータが開発、販売していたパーソナルコンピュータ。CPUにアップルコンピュータ、IBM、モトローラ^[1]の三社で開発したPowerPCを採用しており、アップルのフラッグシップ・モデルであった。PowerPC G3を搭載する機種まではPower Macintoshという名称であった。

G4（G4、G3）以前のPower Macintoshシリーズは、IBMやMotorola製のPowerPC601、603（603、603e）、604（604、604e、604ev）を搭載したマシンだった。コンシューマ用としては、各種Macintoshファミリーのなかでももっとも優れたパフォーマンスを持っている。

2006年8月のWWDCで、Intel製Xeon5100プロセッサを搭載した後継機、Mac Proが発表され、Power Macシリーズは終焉した。

[編集] Power Mac G4

Power Mac G4 Mirrored Drive Doors

1999年 8月発表、9月の発売時にCPUの製造問題からクロック周波数を50MHzずつダウンという前代未聞の措置が実施された。形状、素材をPower Macintosh G3 (Blue & White)から引き継ぎつつ、表面はクリア仕上げ、グラファイトとホワイトという配色に変更された。ハンドルは無色透明となっている。モデル名のMacintoshはMacに短縮された。最終モデルは2003年まで販売された。基本的な筐体の構造を変化させないまま、G3から発展させたため、特に後期モデルにおいては冷却ファンの騒音が問題となった。

Power Mac G4 (PCI) PowerPC 7400 350MHz, 400MHz
Power Mac G4 (AGP) PowerPC 7400 350MHz, 400MHz, 450MHz
Power Mac G4 (Gigabit Ethernet) PowerPC 7400 400MHz, Dual 450MHz, Dual 500MHz
Power Mac G4 (Digital Audio) PowerPC 7450 466MHz, 533MHz, 667MHz, 733MHz

以降の筐体はグレーを基調としたシルバーカラー

Power Mac G4 (Quick Silver) PowerPC 7450 733MHz, 867MHz, Dual 800MHz
Power Mac G4 (Quick Silver 2002) 800MHz, 933MHz, 1GHz
Power Mac G4 (Mirrored Drive Doors) PowerPC 7455 Dual 867MHz, Dual 1GHz, Dual 1.25GHz
Power Mac G4 (FireWire 800) PowerPC 7455 1GHz, Dual 1.25GHz, Dual 1.42GHz
Power Mac G4 (Mirrored Drive Doors 2003) PowerPC 7455 1GHz, Dual 1.25GHz

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[編集] Power Mac G5

Power Mac G5

**Power Mac G5**
形態:	パソコン／ワークステーション
メーカー:	アップルコンピュータ
リリース日:	2003年 9月
販売終了日:	2006年 8月
プロセッサ:	IBM PowerPC 970シリーズ (1.6～2.7 GHz )

2003年 6月24日発表、同年9月発売開始。Power Mac G5はスマートなデザインのアルミニウム合金に変更された。前面は吸気を考えたメッシュのデザインになっており、多数のファンを利用し、エンクロージャ内部を通過して効率よく冷却できるようになっている。そのため、Power Mac G4(MDD)では問題だった動作時の騒音が減少している。

Power Mac G5 PowerPC 970 1.6GHz, 1.8GHz, Dual 2GHz
Power Mac G5 (June 2004) PowerPC 970/970FX Dual 1.8GHz, Dual 2GHz, Dual 2.5GHz
Power Mac G5 (Late 2004) PowerPC 970FX 1.6GHz, Dual 1.8GHz, Dual 2GHz, Dual 2.5GHz
Power Mac G5 (Early 2005) PowerPC 970FX Dual 2.0GHz, Dual 2.3GHz, Dual 2.7GHz(with LCS Heatsink)
Power Mac G5 (Late 2005) PowerPC 970MP 2GHz, 2.3GHz, Dual 2.5GHz

[編集] スペック

※Power Mac G5 (Late 2005)

デュアルコアのPowerPC 970MPを一基、または二基搭載（つまり2つ、または4つのプロセッシングコアを搭載）、1コアあたり二次キャッシュ最大1MB
独立した、最高1.25GHzのデュアルフロントサイド・バス(FSB)^[2]
128ビット533MHzのDDR2 SDRAM
4レーンPCI Expressスロット 2つ
8レーンPCI Expressスロット 1つ
16レーンPCI Expressスロット 1つ
シリアルATA ハードディスク
Uni-North 3
HyperTransport
USB2.0
FireWire400
FireWire800
最大16GBの大容量メモリのサポート
最高クロック周波数2.5GHzの64ビットRISC CPUのPowerPC 970MP
GPUにnVIDIA社の『Quadro FX 4500』や『GeForce 7800 GT』、『GeForce6600』、『GeForce6600 LE』の採用。
最高2台のHDDが内蔵できる。

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[編集] 写真集

Power Mac G4 (Quick Silver), (Quick Silver 2002)

Power Mac G4 (Mirrored Drive Doors) オープン時

Power Mac G5 背面

Power Mac G5 横

[編集] 外部リンク

アップル、世界最速のパーソナルコンピュータ、Power Mac G5を発表

[編集] 注釈

ウィキメディア・コモンズに、Power Macに関連するカテゴリがあります。

^ 2004年にフリースケール・セミコンダクタに分社、事業を移管した。
^ FSBは原則CPUクロックの二分の一(2倍速)であった(一部を除く)。最高速はクロック2.7GHz時のFSB1.35Ghzである。

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