TOQ-BOX
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TOQ-BOX(トークボックス)は、東京急行電鉄が運行する広告を統一した電車および東急バスが運行する広告を統一したバスのこと。
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[編集] 概要
車体にはカラフルな虹や音符・楽器、または先頭車のみシャボン玉のステッカーが装飾されており、他の車両と容易に区別することができる。
中吊り、窓上、ドア上、車両仕切り部の広告は統一できるが、客用ドア窓ガラスのステッカー広告は、原則としてすべて東急の「東急東京メトロパス」(2006年までは「パスネット」)の広告となっている。ただし例外として、2005年12月2日~2006年1月5日のの東横線用9000系9013F「映画ふたりはプリキュア Max Heart2 雪空のともだち」広告統一車は、客用ドア窓ガラスのステッカー広告についても統一されていた。
田園都市線用の8500系8634Fは当初、三色で描かれたビルのステッカーで装飾されていた。
- 田園都市線で運行されている青帯の8500系8637Fは元々、東急グループの企業である東急ケーブルテレビジョン(現・イッツ・コミュニケーションズ)の広告専用車両ケーブルテレビ号であったが、2002年頃に専用車でなくなった。当初は、先頭車前面に「TV TOKYU CABLE」の文字も表記されていた。
[編集] 8637編成の沿革
- 1986年10月登場。
- 1989年 6~8号車を8642Fと交換。元の車両はVVVF化されて8642Fに入った。(当初は青帯がそのままだった)
- 初期~2001年ごろ…青い「CATV」のステッカーを前面非常用貫通扉と側面窓の一部に貼り付け。2001年頃に行先表示器を幕式からLED式に変更した。
- 2001年~2002年…白い「iTSCOM」のステッカーを同じ位置に貼り付け。側面窓の広告は途中で廃止した。
- 2003年…東武鉄道への直通運転を開始。LED行先表示器の日本語書体を明朝体からゴシック体に変更した。2003年4月ごろからしばらく非常用貫通扉に「多摩田園都市50周年」の広告を掲示した。「多摩田園都市」の広告掲示は、8637Fでは比較的早期に終了した。これ以降8637Fでは、車外への広告掲示は行われていない。
- 2004年2月~現在…2004年2月頃に排障器(スカート)を装備した。2005年にドアチャイムと2段式のLED式旅客案内表示器を設置した。
東急は「TOQ-BOX」を商標登録していない。
[編集] 車両と運行路線
- 9000系
- 9006F(虹・音符・楽器柄)
- 9013F(シャボン玉柄)
- 8500系
- 8634F(虹・音符・楽器柄・行先表示器のフルカラーLED化・車内表示装置(千鳥配置)・自動放送装備)
- 8637F(シャボン玉柄 青帯・車内表示装置(千鳥配置)・自動放送装備)
[編集] 関連項目
- ADトレイン
- U-Liner
- アド・ギャラリー
- Train Simulator+電車でGO! 東京急行編(9013F、8637Fが広告統一を行ったプレイステーション2用ゲーム)
- きかんしゃトーマス(9013Fが生誕60周年記念車両となった)
- ふたりはプリキュア Max Heart(9013Fが映画宣伝車両となり、試写会への臨時列車にもなった)