VOICE21
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VOICE21(ぼいす21)は、山陽放送テレビが、毎週木曜日の19時台に放送する、瀬戸内ローカルの情報番組。1989年4月4日放送開始で、2007年3月15日放送分で放送開始からの放送回数が800回目を迎えた長寿番組である。
山陽放送の地上デジタルテレビジョン放送開始に伴い、2006年12月7日放送分からハイビジョン製作となり、地上デジタル放送ではハイビジョン映像による放送と番組連動データ放送を実施している(尚、直近3回の放送データとキャスター日記の最新分は番組放送時間外でもデータ放送で見る事が出来る)。
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[編集] 番組概要
- 番組開始当初は「瀬戸大橋開通後の岡山・香川の将来像を探る」というテーマで、前年(1988年)に開通した瀬戸大橋によって地域の一体感が増した岡山・香川地区の識者などを招いてスタジオで議論する硬派な報道番組であったが、放送開始3年目から岡山・香川地区を中心とした街・旅・食などを取り上げる情報番組へシフトしていき、現在の放送形態となった。この番組は放送開始当初から一貫して「人」を主役とした番組作りを心がけている。
- 現在の番組は、全編ロケで行われており、その後キャスター2人自らが対話形式でのナレーションを行う。現在のキャスターは同局の小林章子アナと宮武将吾アナ。
- 2世代前の放送時間は火曜20:00~20:54、1世代前の放送時間は、木曜19:00~19:54だったが、2002年3月に、TBS系列の平日のゴールデンタイム番組の開始時刻が、18:55となったため、放送が59分間に少し拡大され、内容もリニューアルされた。また本放送3日後の日曜夕方16:00から再放送している(ただしゴルフ中継や単発特番の絡みで土曜昼に放送する場合もある)。
- 毎年新年最初の放送は元日午後から2時間の特別番組を放送している(ニューイヤー駅伝放送後から開始、2007年は16:00~18:00)。
- 年に2回ほど高松三越(かつては倉敷三越{閉店}でも)とのコラボ企画として番組で紹介した食べ物屋やスイーツ店を出店したイベントを開催している。
- 年に1~2回ほど「緊急特集」と題してニュース特集を放送している(2006年の放送はなし)。このときはVOICE21の女性キャスター(現在は小林アナ)と「RSKイブニングニュース」の男性キャスターが担当する(最近担当したのは石田好伸アナウンサーだが2006年4月改編で朝のラジオ番組担当になったため「イブニングニュース」は降板しており、今後放送されるとするなら近藤季樹アナか4代目キャスターだった米澤秀敏アナになる)。
[編集] 歴代のキャスター
ナレーションも兼任している
- 男性
- 初代(1989年4月~1997年3月):浜家輝雄(山陽放送アナウンサー)
- 2代目(1997年4月~2000年3月):国司憲一郎(山陽放送アナウンサー)
- 3代目(2000年4月~2005年3月):早田和泰(担当当時は山陽放送アナウンサー、現在はフリーアナウンサー)
- 4代目(2005年4月~2007年3月):米澤秀敏(山陽放送アナウンサー)
- 5代目(2007年4月〜):宮武将吾(山陽放送アナウンサー)
- 女性
女性キャスター(初代はレポーター)は1993年10月頃から登場で、それまでは浜家キャスター1人で担当していた。
- 初代:金岡晴美(レポーターとして登場)
- 2代目(1994年10月~2003年3月):奥富亮子(山陽放送アナウンサー、担当期間は歴代キャスターの中で最長)
- 3代目(2003年4月~現在):小林章子(山陽放送アナウンサー)
※スペシャルや節目の回になると歴代のキャスターが登場することもある。
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[編集] 備考
- 讃岐うどん店舗のガイドブック『恐るべきさぬきうどん』を全国区に押し上げるきっかけを作った番組であり、同書と競うようにうどん店を取り上げていった。この「書籍と並行して店舗を紹介する」企画は後に岡山ラーメンなど他ジャンルにおける穴場的外食店特集にも派生。人気シリーズとなっている。さぬきうどんの特集になると、香川県出身の名物ディレクターが度々登場し、個性的なキャラクターを発揮する。1994年10月にはそのような情報をまとめた本として当時の出演者浜家輝雄の名から書名をつけた「ハマイエ本」が出版(現在は絶版)された。
- かつて放送されていた時代劇「水戸黄門(第30部)」の岡山ロケは、この番組でも取り上げられており、その際当時のキャスターだった早田・奥富両アナが「水戸黄門」に台詞・クレジット付きで出演も果たしている。
- 2000年代初頭の頃(具体的な時期は不詳)、本番組が放送されている時間帯に山陽放送と同じく地元情報番組を放送していた中国放送(広島市)・テレビ山口(山口市)・あいテレビ(旧:伊予テレビ、松山市)の中国・四国地方のTBS系民間テレビ放送局3社と共同で番組を放送することがあった。幹事局及び送出元は山陽放送と中国放送が交代で担当し、山陽放送が幹事局となる回は倉敷チボリ公園から生放送を実施した。
- ちなみに2006年4月現在、山陽放送と同じく木曜19時台のローカル番組を放送しているのは中国放送(「TIM神様の宿題」)のみ。同年9月14日はその両番組の合同特番「神様も!VOICEもチョー食いてぇ 瀬戸内グルメバトル2」が放送された(この日はTYSやITVでも放送)。
- 番組休止はあまりなく、一部期首改編・年末年始を除く単発特別番組や『うたばん』の拡大スペシャルが1時間に短縮して放送される場合が多い。ただ2006年12月14日放送分で年内の放送を終了したため、翌週21日は通常放送されない「徳光和夫の感動再会"逢いたい"」がレギュラー初放送された(過去の特番時を除く)。プロ野球ナイター中継やサッカー国際大会(キリンチャレンジカップやW杯関連など)の場合は休止になる
- ほとんどの場合、当番組を卒業後は夕方の帯番組(現・イブニングDonDonやRSKイブニングニュース)を受け持つことが多い。