クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦
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『クレヨンしんちゃん 爆発! 温泉わくわく大決戦』(クレヨンしんちゃん ばくはつ おんせんわくわくだいけっせん)は、1999年4月17日に公開された『クレヨンしんちゃん』の劇場映画シリーズ第7作目。
原恵一が監督した3つ目の作品。上映時間は99分。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] あらすじ
ある夜、慰安旅行で秩父に来た、ふたば幼稚園の先生達がゆっくり温泉に浸かっていると、大きな地響きと共に、謎の巨人が通り過ぎて行った。
翌日、散歩をしていたしんのすけは、道の真ん中で行き倒れているおじさんを発見。温泉の精・タンバと名乗り、風呂に入りたいと言うそのおじさんをしんのすけは家に招き、一緒にお風呂を楽しむ。だがいつの間にか、おじさんはいなくなってしまっていた。
数日後、しんのすけ達野原一家は、警官を装った者達の手によって、何処かへさらわれてしまう。
目覚めるとそこは何処かの基地の内部で、そこで一家は研究員らに事の説明を受ける。彼らは、日本の温泉を守る政府直属の秘密組織「温泉Gメン」と名のり、野原一家に協力を要請してきた。彼らは、風呂嫌いの悪の秘密結社「YUZAME」が、"地球温泉化計画"を実行に移そうとしていることを突き止め、その野望を阻止するために、不思議なパワーを秘めた伝説の温泉"金の魂の湯(略して、きんたまの湯)"を探していた。そして、ようやく見つけ出したきんたまの湯は、なんと野原家の地下にあったのである。
そんな中、ついにYUZAMEは巨大ロボットを動かし、自衛隊の攻撃を蹴散らして、温泉Gメンと野原一家に向かってくる。
果して、野原一家はみんなの家を守る事が出来るのか。温泉GメンはYUZAMEの野望を阻止する事が出来るのか。そして、敵の首領・Dr.アカマミレが執拗に風呂を憎む理由とは…!?
[編集] 概要
映画シリーズではじめて短編映画が同時上映され、丹波哲郎の声優出演や自衛隊の90式戦車やF-15、MLRSなど武器のリアルな描写も特徴の作品。
今のところ、原作者の臼井儀人が出演した最後の作品。これ以降の映画に臼井は全く係わっていない。
また、劇中では『ゴジラ』シリーズで使用された伊福部昭の音楽(ゴジラメインテーマ、怪獣大戦争マーチ)が使われた。これは、配給元が東宝であったため実現したものと思われる。こうしたオタク向けの演出には一部で評判になった。しかし、興行収入は映画クレしんシリーズ上、最低の記録となってしまい、これが影響して以後の上映期間が短縮され、上映時間もかなりの制約が与えられることになってしまった。持ち直した現在もこの余波は続いている。なお、本作は塩沢氏の演じるぶりぶりざえもんが一瞬とはいえ台詞付で登場した最後の作品である。
予告編においては、野原一家が口論し、離散して別々に旅に出る「野原一家離散」という深刻なエピソードが流されたが、本編にはそのような展開はまったくなかった。映画特報も全体的にとても暗く、重苦しい作りになっており、興行収入の低下は映画特報と予告編のせいではないかという指摘もある。
[編集] キャスト
- 風間くん:真柴摩利
- ネネちゃん:林玉緒
- マサオくん:一龍斎貞友
- ボーちゃん:佐藤智恵
- よしなが先生:高田由美
- まつざか先生:富沢美智恵
- 上尾先生:三石琴乃
- 園長先生:納谷六朗
- 風間ママ:玉川紗己子
- ネネママ:萩森侚子
- マサオママ:大塚智子
- 団羅座也:茶風林
- 竜子:伊倉一恵
- お銀:星野千寿子
- マリー:むたあきこ
- 本屋店長:京田尚子
- 中村:稀代桜子
- ななこ:紗ゆり
- 神田鳥:大塚瑞恵(現:大塚海月)
- ヨシリン:阪口大助
- ミッチー:草地章江
- 温泉の精・丹波:丹波哲郎(特別出演)
- 臼井儀人:臼井儀人(特別出演)
[編集] スタッフ
- 監督・脚本:原恵一
- 絵コンテ:原恵一、水島努
- 演出:水島努
- キャラクターデザイン:原勝徳
- 作画監督:原勝徳、堤のりゆき、間々田益男
- 美術監督:高野正道、天水勝
- 色彩設計:野中幸子
- 撮影監督:梅田俊之
- 編集:岡安肇
- ねんどアニメ:石田卓也
- 録音監督:大熊昭
- 音楽:荒川敏行、浜口史郎
- プロデューサー:茂木仁史、太田賢司、堀内孝
- 制作デスク:魁生聡、和田泰、山川順一
- 制作:シンエイ動画、テレビ朝日、ASATSU-DK
- 原画:西村博之、末吉裕一郎、大森孝敏、木上益治、尾鷲英俊、清水洋、吉田忠勝、大塚正実、湯浅政明、安藤真裕、高倉佳彦、林静香、古川尚哉、釘宮洋、瑞穂拓海、鈴木大司、林隆文、和泉絹子、針金屋英郎、荒川真嗣、北之原孝将、米田光良、武本康弘、中井理恵子、大杉宣弘、加来哲郎、横田章一、安彦英二、小丸敏之、入江康智、若松孝思、原勝徳、堤規至、間々田益男
[編集] 主題歌
[編集] 舞台として登場する都市
[編集] クレしんパラダイス!メイド・イン・埼玉
『クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉』(クレしんパラダイス メイド イン さいたま)は、『クレヨンしんちゃん 爆発! 温泉わくわく大決戦』と同時上映された短編アニメーション映画。水島努が監督した作品。上映時間は12分。
劇中ミュージカルの「私のささやかな喜び -A motion for a long time.-」(作詞・作曲:水島努/編曲:荒川敏行)には洋画のパロディが数多く登場する。
[編集] サブタイトル
- 「野原刑事の事件簿」
- 「ひまわり ぁ GOGO!」
- 「ふしぎの国のネネちゃん」
- 「ヒーロー大集合」
- 「私のささやかな喜び -A motion for a long time.-」
- 「ぶりぶりざえもんの冒険 銀河篇」
[編集] 主なキャスト
- ミッチー:草地章江
[編集] スタッフ
- 監督:水島努
- 撮影:梅田俊之、旭プロダクション
- 音楽:荒川敏行、浜口史郎
- 美術:野村可南子、アトリエローク
- 編集:岡安肇
- 録音:大熊昭、オーディオ・プランニング・ユー
- プロデューサー:茂木仁史、太田賢司、堀内孝