サントリーフーズ
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 〒135-8632 東京都港区台場二丁目3番3号 |
電話番号 | 03-5579-1200 |
設立 | 1972年2月17日 |
業種 | 食料品 |
事業内容 | 清涼飲料その他食品の製造・販売 |
代表者 | 代表取締役社長 磯川進 |
資本金 | 10億円 |
売上高 | 5,215億円(2005年12月期) |
従業員数 | 1044名(2005年12月現在) |
決算期 | 毎年12月 |
主要株主 | サントリー株式会社 |
関係する人物 | 佐治敬三 |
外部リンク | http://www.suntoryfoods.co.jp/ |
サントリーフーズ株式会社(英文名称:Suntoryfoods Limited.)は、東京都港区台場に本社を置く食品会社。サントリーの子会社で、清涼飲料水部門を包括する。1972年2月17日設立。ブランド名は「SUNTORY(サントリー)」。
数多くのヒット商品を持ち、開発力、マーケティング力の高さには定評があり、シェアは日本コカ・コーラグループに次ぐ。1997年にペプシコインクと提携、ペプシコーラ、セブンアップなど同社の商品4項目がサントリーで販売されるようになった。
2006年夏頃から、2リットルのペットボトル製品(「ウーロン茶」「伊右衛門」「DAKARA」「天然水」など)はボトル中央部に窪みが付き、持ちやすく注ぎやすい「ゆびスポットボトル」となった。
目次 |
[編集] 主な商品
[編集] コーヒー
- 缶コーヒーの統一ブランド。1992年から使われている。主なCMタレントは矢沢永吉だが、浜崎あゆみや豊川悦司が起用されたこともあった。
- スターバックス ディスカバリーズ(チルドコーヒー飲料)はサントリーフーズではなく、サントリーから発売。
[編集] 茶類
- 紅茶飲料。以前はpekoeというブランド名で独自に商品を造っていたが、2000年にユニリーバ・ジャパンと提携。
- フラバン茶
- 胡麻麦茶
- 2007年発売の胡麻の成分セサミンに注目した飲料。特定保健用食品。
[編集] 果汁飲料
- 果汁飲料。オレンジ味とりんご味が主で、期間限定品も多い。初代CMには田中麗奈が登場し、彼女のタイアップ企画でもあった。
- Gokuri
- 缶限定のフルーツ飲料。果肉が入っている。意図的に設けられた広い飲み口が特徴。
- その他サントリーエードは缶での製造はなっちゃんに移行したためされていないが、今でも瓶入りで発売されている。
[編集] 機能性飲料
- DAKARA
- 健康系カテキン式
- 目覚め系カフェイン式
- ビタミンウォーター
- DAS
- ゲータレード
- 2004年に、雪印乳業から販売権を引き継ぐ。
[編集] 炭酸飲料
- アメリカではコカ・コーラに比肩するブランド。輸入品。1998年から発売され、国内シェアを上げる。
- 2005年に発売開始の炭酸飲料。グレープ味、オレンジ味、ソーダ味、フルーツ味が発売されている。どの種類にもビタミン類が配合されている。CMには桜塚やっくんも出演。
- デカビタC
- その他過去にカーペンターズがCM出演したことでも知られるサントリーポップは漫画喫茶等のドリンクバー限定で飲めるところがある(メロンソーダとホワイトソーダの2種類のみ)。
[編集] カクテル用ミキサー
[編集] 特定保健用食品
[編集] 乳性飲料
[編集] その他飲料
- サントリー天然水・南アルプス
- 国産ミネラルウォーター、採水地は山梨県北杜市。南アルプス市の誕生に伴い、「南アルプス市」が採水地であると誤解されるのを避けるため「南アルプスの天然水」から「天然水・南アルプス」に改称。CMにおいても「サントリー天然水」としている。
[編集] 終了した商品
上記の他、過去のヒット商品にはちみつレモンなどがあり、商品開発力は業界随一ともいわれる。しかし、1シーズンで終わった「一発」商品も数多い。
- サントリーオレンジ50・100 (1974.4 - )「いまどき100円」のCMで大ヒットした。
- 缶コーヒー「ウェスト」(1987-1993→「BOSS」に移行)
- バイオミンX(1982 - 1992→デカビタCヘ移行)
- サントリースポーツドリンクNCAA(1981.6 - )
- Jウォーター(1993.4 - ?)その年に開幕したJリーグの公式スポンサードリンクだったが、人気低迷により製造販売中止に。
- ビタミンウォーター(1994.3- )松尾れい子や菅野美穂がCM出演。2000年にデザインを一新し本上まなみがオフィスウーマンに扮し
新宿都庁近郊を走るCMが話題を集めたが、翌年製造中止。その後、DAKARAシリーズに組み込まれて復活する。 - マリンクラブ(1983. - )
- サスケ(1984. - )
- ジェットストリーム(1985.3 - )
- 紅茶「TESS」(1985.9 - 1990)CMでは沢口靖子が、当時まだ無名に近かったダウンタウンと共演。
- 紅茶の樹(1991.3 - 1992)
- ピコー(1993.3 - )リプトンとの提携に伴って消滅。
- ヨーグリーナソーダ(1987年頃か? - ? )
- 南国楽園果実・地中海果実(1988年頃か? - ?)
- はちみつレモン(1986.9 - 2000年以降、なっちゃんシリーズのラインナップに統合)
- シュプレ(1987.4月頃か? - ? )
- スパゲティ・パスタソース「料理天国」(1987 - ?)当時の提供番組『料理天国』と同じ名称だった。なお、現在も発売されている同名のクッキングワインはサントリーから発売。
- ポケメシ(1990.2 - ) チャーリー浜と吉本新喜劇メンバーがCM出演
- 熱血飲料(1991.3 - ) 熱血キッド=奥田古佐典役で唐沢寿明がCM出演
- ビートニック(1993.4 - 翌年製造販売中止) ジャマイカンジンジャーとエキゾチックレモンの2種類で自販機で販売されるも翌年販売中止。
その2年後、再度ビートニックで今度はブラジリアンガラナが発売されたが(当時放映されたCMに映画『トレインスポッティング』に出演して注目されたユアン・マクレガーを起用)、2年越しの期待もむなしく翌年またも製造中止になり、消滅の一途をたどる。 - アプレ(1995.4 -翌年製造販売中止)
- ミルパワー(上に同じ)
- ミネラルグレープフルーツスカッシュ(上に同じ)
- カンフー (1996.4 -翌年製造販売中止) SMAPの香取慎吾がCM出演
- ごめんね。(1999.2 -翌年製造販売中止) 木内晶子・川原亜矢子らがCM出演
- 緑茶・京番茶(1990年頃か? - )このCMに出演した市田ひろみは当時着付けの講師だったが、その後一躍名前を知られるようになる。
1994年に出た京番茶のCMにはその後TBS系で放送されたドラマ『セカンド・チャンス』に出演した宮城秋菜が子役で出演している。 - のほほん茶(1999.3 -)前のサントリー緑茶から引き続き、市田ひろみと内藤國雄の他に市川染五郎や当時無名だった小雪がCM出演。
なお翌年放映のCMにはメグ・ライアンも出演している。 - しみじみ緑茶(2000.3 -)剣太郎セガールとみれいゆがCM出演。この時阪急電鉄十三駅で撮られたCMが久々の関西ロケCMとして話題になった。
- 熟茶(2001.3 -)
- 中国緑茶(2002.2 -) 水野美紀がCM出演。
- 緑水(2002.3 -)宮崎あおいがCM出演。このCMで使用されたシルヴィ・バルタンの『あなたのとりこ』がその年洋楽コンピレーションCDで人気1位を得た。
- 和茶(2003.3 - 翌年製造販売中止)
以後、これらの商品は『伊右衛門』に引き継がれることになる。 - 緑黄色野菜ありがと(2000.3 -)本上まなみがCM出演。
- リピュア(2003.3 -)柴咲コウと麻生久美子がCM出演。
- 純水サイダー 炭酸少年(2003.5 -)レトロなネーミングで発売当時、評判になったものの、売り上げは一時的だった。
- ファイナルファンタジーXII ポーション(2006.3.7-)数量限定販売
その他、C.C.レモン以前に製造販売された炭酸飲料でレモンスカッシュ、グレープフルーツスカッシュ、チェリーコーラなどがある。(1988年頃か?)
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ シリーズ途中から、CM中に流れる歌詞の一部が変更になっている(運動しなくても→運動したくても)。理由は不明。