シャッフルユニット
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シャッフルユニットとは、日常別々のグループに所属して活動している芸能人が一時的にそれとは異なる組み合わせで活動するユニットの事である。
ハロー!プロジェクトのシャッフルユニットは、ハロー!プロジェクトが2000年から2005年にかけて3組に分割して結成した女性歌手グループである。
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[編集] ユニットと参加メンバー
グループの枠を超えての組み合わせが特徴であり、ユニットは毎年特定のテーマに基づいて命名される。
- 2003年までは基本的に全員参加だが、モーニング娘。を卒業したメンバーは参加せず、それ以外にもデビュー直後のメンバーなどの不参加者がいる。
- 2004年は「H.P.オールスターズ」として、当時の所属者46名全員で出したCDがシャッフルユニットとして扱われた。なお、このCDの他の収録曲(2曲)は、翌2005年のシャッフルユニットと同様に選抜されたメンバーによるものとなっている。
- 2005年は選抜されたメンバーのみの参加となっている。
- 2006年はシャッフルユニットは結成されなかったが、この年はDEF.DIVA・カントリー娘。・メロン記念日・つんく♂による「DEF.DIVAと楽天イーグルス応援隊」とモーニング娘。・DEF.DIVA・Berryz工房による「WaT×ハロー!プロジェクト」の2つのコラボレーションユニットが結成されている。
[編集] 2000年 色ユニット
- 黄色5:安倍なつみ、保田圭、平家みちよ、RuRu(T&Cボンバーー解散後は加護亜依)、アヤカ
- 青色7:飯田圭織、市井紗耶香(市井紗耶香卒業後は辻希美)、矢口真里、稲葉貴子、小湊美和(T&Cボンバー解散後は石川梨華)、ミカ、レフア
- あか組4:中澤裕子、後藤真希、信田美帆(T&Cボンバー解散後は吉澤ひとみ)、ダニエル(ダニエル卒業後は前田有紀)
※メロン記念日の4人、戸田鈴音(りんね)、三佳千夏は不参加。
[編集] 備考
- プロデューサーのつんく♂は、当初この組み合わせのままで第2弾以降の曲を発売する可能性を示唆していた。また、メンバーがハロー!プロジェクトからの卒業により欠ける事になった場合には代わりのメンバーを入れていたが、この最初のケースである市井紗耶香の卒業により辻希美が入る事になった青色7に関しては、「ハロー!モーニング。」と「モーニング娘。のへそ」の2番組(共にテレビ東京系)により「青色7を救え」という連動企画が実施されていた。また、RuRuの卒業により加護亜依が入る事になった黄色5、小湊美和の卒業により石川梨華が入る事になった青色7、及び信田美帆の卒業により吉澤ひとみが入る事になったあか組4については、2001年3月4日に放送された「ハロー!モーニング。スペシャル」でのつんく♂のインタビューで決定された。
- 2000年6月24日に日本テレビ系列で放送された単発スペシャル番組「スーパースペシャル2000」「天国か!?地獄か!?あか・黄・青大激突inハワイ」(通称「ハワイスペシャル」)に於いては、この組み分けをベースに、さらにメロン記念日を加えた以下の3組でゲームなどの対抗戦を行っていた。この時の追加メンバーは、ゲームの開始時に元からそれぞれのグループにいたメンバーが選んだ事になっているが、モーニング娘。の4期メンバーに関しては後に交代要員として決定した所属と同じである。
[編集] 2001年 祭ユニット
- 三人祭:石川梨華、加護亜依、松浦亜弥
- 7人祭:平家みちよ、矢口真里、後藤真希、アヤカ、レフア、あさみ、柴田あゆみ
- 10人祭:飯田圭織、安倍なつみ、保田圭、吉澤ひとみ、辻希美、ミカ、りんね、村田めぐみ、斉藤瞳、大谷雅恵
※シェキドルの3人、中澤裕子、稲葉貴子、前田有紀は不参加。
[編集] 備考
- 10人祭のみ、この年限りフジカラー(富士フイルム)のCMに出演していた。
- 三人祭は、松浦亜弥が不在の場合は辻希美が代役を務める。
- 10人祭のダンシング夏祭りが一部から美空ひばりのお祭りマンボとの類似性を指摘されていた。
[編集] 2002年 幸せユニット
- ハッピー♥7:加護亜依、高橋愛、小川麻琴、新垣里沙、ミカ、あさみ、斉藤瞳
- セクシー8:平家みちよ、矢口真里、後藤真希、石川梨華、吉澤ひとみ、アヤカ、大谷雅恵、里田まい
- おどる♥11:飯田圭織、安倍なつみ、保田圭、辻希美、紺野あさ美、りんね、柴田あゆみ、村田めぐみ、松浦亜弥、藤本美貴、石井リカ
※ハロー!プロジェクト・キッズの15人、中澤裕子、稲葉貴子、前田有紀は不参加。
[編集] 備考
- この時本来ライバル関係にあり、出版社も異なる青年コミック誌3誌による「合同表紙ジャック」という企画が実施され、しかも発売日が同じ週だった。組み合わせは以下の通りだった。
[編集] 2003年 自然ユニット
この年から3組で1枚のCDを出す様になった。つんく♂曰く、「ミニアルバム形式です。」
- SALT5:安倍なつみ、加護亜依、小川麻琴、松浦亜弥、前田有紀
- 7AIR:石川梨華、高橋愛、新垣里沙、稲葉貴子、ミカ、里田まい、大谷雅恵
- 11WATER:飯田圭織、矢口真里、吉澤ひとみ、辻希美、紺野あさ美、藤本美貴、アヤカ、あさみ、村田めぐみ、斉藤瞳、柴田あゆみ
※ハロー!プロジェクト・キッズの15人、中澤裕子、保田圭、後藤真希、亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな、みうなは不参加。
[編集] 2004年 H.P.オールスターズ
この年は3組のユニットを結成せず、「H.P.オールスターズ」として、当時の所属者46名全員によるCDをリリースした。これ以外に同CDでは、以下の選抜メンバーによる2曲が収録されている。
[編集] 2005年 優雅ユニット
つんく♂曰く、「編成に関しては、別に意味は無いけど。」との事。但しセクシーオトナジャンは三浦徳子による作詞である。
総勢11名と、始まって以来の最小人数となった。また、この年はモーニング娘。メンバーからも不参加者が出てしまうと言う異例の事態となった(テーマに合わなかったため)。
- セクシーオトナジャン:藤本美貴、夏焼雅、村上愛
- エレジーズ:高橋愛、田中れいな、柴田あゆみ、里田まい
- プリプリピンク:中澤裕子、飯田圭織、保田圭、稲葉貴子
[編集] 備考
- 2000年から2005年まで毎年ユニットに参加しているのは飯田圭織のみで、飯田は毎年一番多い人数のユニットに参加している。
[編集] 音楽
[編集] シングル
- 赤い日記帳(あか組4、2000年3月8日)
- 黄色いお空でBOOM BOOM BOOM(黄色5、同上)
- 青いスポーツカーの男(青色7、同上)
- チュッ!夏パ~ティ(三人祭、2001年7月4日)- 2006年7月5日に発売されたBerryz工房のアルバム「③夏夏ミニベリーズ」では、徳永千奈美・夏焼雅・熊井友理奈がカバーしている。
- サマーれげぇ!レインボー(7人祭、同上)
- ダンシング!夏祭り (10人祭、同上)
- 幸せビーム!好き好きビーム!(ハッピー♥7、2002年7月3日)
- 幸せですか?(セクシー8、同上)
- 幸せきょうりゅう音頭(おどる♥11、同上)
- ※以上9組のC/W(Coupling With)にはその年のユニット共通の曲(2000年は「Hello!のテーマ」、2001年は「HELLO!また会おうね」、2002年は「よくある親子のセレナーデ」)が収録されている。なお、2000年と2001年については全員が歌っているバージョンが「プッチベスト」と「プッチベスト2」にそれぞれ収録されている。
- 壊れない愛がほしいの/GET UP!ラッパー/BE ALL RIGHT!(7AIR/SALT5/11WATER、2003年7月9日)
- オンナ、哀しい、オトナ/印象派 ルノアールのように/人知れず 胸を奏でる 夜の秋(セクシーオトナジャン/エレジーズ/プリプリピンク、2005年6月22日)
[編集] シングルV
- DVDザ・黄青あか(黄色5・青色7・あか組4、2000年5月24日)
- ザ・三・7・10人祭(三人祭・7人祭・10人祭、2001年8月29日)
- シングルV「幸せビーム!好き好きビーム!」「幸せですか?」「幸せきょうりゅう音頭」(おどる♥11・セクシー8・ハッピー♥7、2002年8月21日)
- シングルV「壊れない愛がほしいの・GET UP!ラッパー・BE ALL RIGHT!(7AIR・SALT5・11WATER、2003年7月9日)
- シングルV「オンナ、哀しい、オトナ/印象派 ルノアールのように/人知れず 胸を奏でる 夜の秋(セクシーオトナジャン/エレジーズ/プリプリピンク、2005年7月6日)
[編集] アルバム
- プッチベスト-黄青あか-(2000年4月26日)
- プッチベスト2-三・7・10-(2001年12月19日)
- プッチペスト3(2002年12月18日)
- プッチペスト4(2003年12月17日)
- プッチベスト5(2004年12月22日)
- プッチベスト6(2005年12月21日)
[編集] DVD
- プッチベストDVD(2004年12月15日)
- プッチベスト2DVD(同上)
- プッチベスト3DVD(同上)
- プッチベスト4DVD(2003年12月17日)
- プッチベスト5DVD(2004年12月15日)
- プッチベスト6DVD(2005年12月21日)